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モンステラの特徴
モンステラは観葉植物として人気がある植物です。左右対称に切込みのある大きな葉は、南国のモチーフとしても人気があります。サトイモ科モンステラ属の植物で、葉の縁に水孔(すいこう)と呼ばれる器官があり、葉に水滴がつくことがあります。
茎から出ている気根(きこん)もモンステラの特徴です。アメリカの熱帯地域が原産の植物ですが、育て方は難しくありません。さっそくモンステラの育て方のポイントを見ていきましょう。
モンステラの育て方のポイント
モンステラの育て方は決して難しくありません。南国の植物なので暑さに強く室内でも丈夫に育つので、育て方に自信のない園芸初心者にもおすすめの観葉植物です。しかし、いくら丈夫な植物でも、育て方も知らずにほったらかしでは元気に育ちません。
モンステラと長く付き合うためには正しい育て方を知る必要があります。育て方をきちんと覚えておけば、より長い間元気な姿を楽しめますよ。
水やり
水やりはモンステラの育て方で重要なポイントです。基本的な水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。目安は鉢底から水が流れ出るくらいです。
ただし、鉢皿に水がたまったままにならないように注意してください。大きな葉が乾燥すると枯れてしまうので、ときどき霧吹きで葉にも水を与えます。葉の裏側にも水をかけると病害虫の予防にもなります。
日当たり
日当たりはモンステラの育て方で気をつけておきたいポイントです。南国の植物なので日光を好むと思われがちですが、強い直射日光を浴びると葉が焼けて変色し、傷んでしまいます。
直射日光を避けるようにといっても、日の当たらない暗い場所に置いては貧弱に育つので、直射日光が当たらない明るい場所がおすすめです。日当たりのよい窓辺に置き、カーテンで直射日光を遮るようにしましょう。
剪定
モンステラは剪定しないと大きく伸びすぎてしまいます。モンステラの剪定は5月から9月の生育期に行うのがおすすめです。
伸びすぎた葉や枯れた葉、傷んだ葉を根元から剪定します。剪定の際に切り口から出てくる汁にはシュウ酸カルシウムが含まれていて、かぶれる可能性があるので注意が必要です。
切った葉を子供やペットが触らないように注意してください。
植え替え
植え替えはモンステラの育て方に詳しくない園芸初心者には難しく思われますが、適切な時期を見極めれば思ったよりも簡単です。
鉢の底から根が出たり、鉢に対して大きく育ち過ぎたり、購入から2年以上経過していたら植え替えが必要です。モンステラの生育期である7月から9月上旬に植え替えを行うと、生命力が旺盛な時期なのでうっかり根を傷つけてしまっても修復できます。
増やし方
モンステラは育て方に詳しくない園芸初心者でも簡単に増やせます。モンステラの増やし方には、挿し木と茎伏せの2種類があります。
挿し木に適した時期は6月から7月頃です。夏はモンステラの生育期なので枝を切られたモンステラもすぐに回復します。新芽が出ている葉を選び、気根ごとカットします。
茎伏せとは、気根のついた茎をカットし、土の上に寝かせる方法です。生育期に入る前の5月から6月頃に行うのがおすすめです。
モンステラを育てる際の注意点
モンステラは育て方が簡単な植物ですが、注意すべきポイントを押さえておかないと元気に育たなかったり枯れてしまったりします。
育て方で注意すべきポイントは4つあります。ポイントを押さえて、モンステラを元気に育てましょう。
水のやりすぎ
水のやりすぎはモンステラの育て方で特に注意しなければならないことです。水をやりすぎると根腐れを起こしてしまいます。
モンステラは季節によっても、水のやり方が変わります。夏は生育期なので水をよく吸います。土が乾いているようなら毎日水やりをしてください。
春と夏は土の表面が乾いたら水を与えます。冬は表面が乾いて2、3日経過してから水を与えるようにしましょう。
害虫
害虫対策は、モンステラの育て方で非常に重要です。モンステラは病気や害虫に強い植物ですが、害虫の被害にあうとせっかくの美しい葉が枯れたり変色したりします。モンステラの育て方で気をつけたい害虫は、ハダニやカイガラムシです。
ハダニを放置すると枯れてしまい、カイガラムシを放置すると黒すす病になってしまいます。どちらも暑い夏に発生しやすい害虫です。ハダニは殺虫剤で退治し、カイガラムシは直接こすり落としましょう。
日光の不足
モンステラの育て方では直射日光に当てないことが重要ですが、あまりにも日が当たらない暗い場所で育てていると日光不足になります。日光が不足したモンステラは、横に広がったり生育が悪くなったりします。
日光不足になってしまったら、屋外に出して日光に当てるのも効果的です。ただし直射日光には弱いので、光の弱い時間に外に出して少しずつ外に置く時間を増やします。屋内の日当たりのいい場所に移動するのもおすすめです。
葉焼け
葉焼けの予防は美しいモンステラの育て方で大切なポイントです。葉焼けとは強い日光で葉が焼けてしまい、黄色くなってしまうことです。葉焼けしてしまった葉はもとに戻らないので、切ってしまうしかありません。
葉焼けが起きるのは、モンステラに直射日光が当たっている証拠です。1日を通して直射日光が当たっている時間がないか確認してみましょう。直射日光の当たらない環境を作ることは、葉焼け防止のためにもおすすめです。
おすすめのモンステラ5選
モンステラの育て方は簡単ですが、種から育てる植物ではありません。すでに生育された鉢植えを購入するのが一般的です。
モンステラはホームセンターや園芸店などで購入できますが、大きな植物なので持ち帰りが大変です。購入するなら持ち運びの心配がないネット通販をおすすめします。
Amazonで購入できるおすすめのモンステラを5つご紹介します。
モンステラ(デリシオーサ)6号鉢サイズ
モンステラ(デリシオーサ)とは、もっとも有名な形のモンステラです。若い葉はかわいらしいハート形をして、大きくなると切り込みのある葉になります。
6号鉢は鉢の直径が18㎝で、少し大きめの観葉植物を育てるのに最適なサイズです。幅は約45㎝、鉢底からの高さは約55㎝です。プラスチック鉢の土植えでプラスチックの鉢皿つきです。
ギフト用にリボンとカードもつけられるので、開店祝いにもおすすめです。
お手入れかんたん観葉植物 モンステラ(ホワイト)
部屋に観葉植物を置きたいけどスペースがない、という方におすすめの商品です。幅約20cm、高さ約25㎝とテーブルや棚の上に置けるコンパクトサイズです。
土を使わずに育てられる「ハイドロカルチャー」の商品なので、部屋を汚す心配もありません。水位計がついているので、水やりのタイミングもわかりやすくなっています。
小さなサイズでも、ハート形から切れ込みのある葉へ成長する様子を楽しめます。
【ブラウン鉢カバー付】ヒメモンステラ6号鉢
ヒメモンステラの6号鉢サイズです。鉢底からの高さは約50cmから60㎝、幅は約50㎝です。室内の観葉植物として最適なサイズです。
こちらの商品のおすすめポイントは籐製の鉢カバーが無料でついてくることです。ナチュラルな籐製バスケットなので置くだけで部屋の雰囲気が変わります。
鉢カバーはブラウン、ホワイト、ミックス、ツートーンの4色から選べます。飼育書もセットになっているので園芸初心者でも安心です。
モンステラ 10号(尺鉢・大鉢)
大きな10号鉢サイズです。高さは約150㎝から165㎝、幅約80㎝と非常に存在感のある大きさです。広いリビングや玄関ホールにぴったりのサイズです。家の観葉植物だけではなくお店のグリーンとしてもおすすめです。
モンステラは本来非常に大きく育つ植物なので、モンステラ本来の魅力を存分に味わえる大きさです。日本で生産されているので気候が合わずにダメになってしまうこともありません。
3寸モンステラ寄せ植え苔玉美濃焼皿付
モンステラを中心に、3種の植物を寄せ植えした苔玉です。苔玉の直径は約8㎝、苔玉をのせた美濃焼の皿の直径は約12㎝と非常にコンパクトです。
国産の生のハイゴケを使用しているので、南国の植物であるモンステラが中心にありながら和を感じさせてくれます。モンステラを身近に置きたいけれどスペースのない方や、南国の植物は部屋のイメージに合わないと思っている方におすすめの商品です。
モンステラの風水効果は?
風水は古代中国で発祥した「気」の流れで運気を変える環境学です。「西に黄色い物を置いて金運を上げる」「玄関に鏡を置くと運気を跳ね返してしまう」など、室内のどこに何を置くかで運気を変えます。
風水的には観葉植物を室内に置くと家の中に自然のエネルギーをもたらし、悪い気を吸って良い気を呼び込むと言われています。風水効果は植物の種類によって異なります。
モンステラにはどのような風水効果があるのかご紹介します。
邪気祓い
風水ではモンステラは邪気を追い払って良い運気を呼び込む効果があるとされています。
モンステラはハワイでは神聖な植物とされ、古くから邪気祓いの植物として使われてきました。ハイビスカスとモンステラの組み合わせはハワイアンキルトでよく見るモチーフです。ハワイアンキルトにモンステラのモチーフが使われるのは、魔除けの意味があるからです。
金運上昇
風水ではモンステラは金運上昇の植物として有名です。
モンステラにはハワイ語で「湧き出る水」という意味があります。水孔から水が出る様子が、水が湧き出ているように思われるのでしょう。
モンステラを室内に置いておくと、丸みを帯びた形状の葉っぱをいつも見ていられるのでリラックスできます。リラックスした状態だと仕事もはかどり、人間関係も良くなるので結果として金運が上昇します。
モンステラの花言葉
花言葉は、花の色や咲き方、歴史や伝承から花に意味を持たせる言葉です。モンステラは大きな葉が特徴的な観葉植物ですが、モンステラにも花言葉があります。
モンステラの花言葉は、大きな葉の特徴や人々と共に暮らしてきた歴史に由来します。贈り物としても人気のモンステラの花言葉を知った上でプレゼントすると、贈る相手に喜ばれます。
モンステラの花言葉をご紹介します。
うれしい便り
「うれしい便り」はモンステラの代表的な花言葉です。
モンステラは開店祝いに贈られる観葉植物として人気がありますが、この花言葉を持つことも由来しています。新しくお店をオープンした人にとって、お客さんがやってくるのは「うれしい便り」です。
うれしい便りがたくさんやってきて、商売繁盛しますようにと願いを込めて贈られます。モンステラの葉の切れ込みから太陽の光が射す様子から、幸福を呼び込むイメージがあります。
壮大な計画
モンステラには「壮大な計画」という花言葉もあります。
「うれしい便り」とあわせて、新しくお店をオープンしたり事業を始めたりする人への贈り物として最適です。生命力あふれるモンステラが身近にあるだけで、壮大な計画も実現できる気持ちになれます。
生命力が旺盛なモンステラは繁栄の象徴です。将来にわたって壮大な計画が実現するようにとの意味が込められています。
深い関係
「深い関係」というと恋愛関係を思い浮かべてしまいますが、家族や友人、仕事相手と信頼しあえる関係を築くことにより「深い関係」となります。信頼できる関係を築けるようにとの願いを込めて贈ります。
風水でも、モンステラは対人関係を良好にする効果があると言われています。ハートに似た柔らかい形状のモンステラが側にあれば人間関係がギスギスすることなく、良好な深い関係を築けます。
dedication(献身)
dedication(献身)は、英語でのモンステラの花言葉です。
ハワイでは、モンステラは人々の身近にあって見守ってくれる存在です。モンステラは、ハワイで「希望の光を導く」とされています。いつも人々の側にいて、良い方向へ導いてくれます。
大きな葉は、人々を守ってくれる安心感があります。身を挺して守る様子から「dedication(献身)」という花言葉があります。
元気なモンステラを育てよう
モンステラは丈夫な植物なので、育て方に自信がない方でも気軽に購入できます。育て方が難しくないので、プレゼントされても相手の負担になりません。
緑が美しいモンステラを置いておくだけで部屋の雰囲気が変わり、運気も上昇します。風水や花言葉で見たとおり、モンステラは縁起のよい植物です。間違った育て方で知らずに枯れさせてしまわないように注意してくださいね。