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割れた食器は扱いを間違えると怪我の恐れ
日々使っている食器の中には、ガラス製の食器も多くあります。ガラス製の食器を使っているというご家庭も多いでしょう。
一方で、ガラス製の食器は、綺麗で油がこびりつきにくい反面、割れてしまうデメリットも持ち合わせています。割ってしまった場合、迂闊に触ってしまうと、手を切ってしまうなど怪我の恐れもあり、大変危険です。
食器を割ってしまうと慌ててしまうかもしれませんが、まずは落ち着いて行動することを心掛けましょう。また、間違った行為をしないよう、片付けを始める前に正しい対処法を知っておくことも重要です。
食器を割ってしまった時に絶対してはいけないNG行為
では、もしも食器を割ってしまった時、絶対にしてはいけないNG行為には、どのような行為が当てはまるのでしょうか。いざ、食器を割ってしまった時にも慌てることがないよう、ここで確認しておきましょう。
1.素手で破片を触る
食器を割ってしまうと、「早く片付けないと!」と慌ててしまい、つい素手でガラスの破片を触ってしまうことはよくあります。しかし、迂闊に素手で触ってしまうと、破片で手を切ってしまう恐れがあるので、絶対にしてはいけません。
また、割ってしまった食器を片付ける際は、素足も絶対NGです。細かいガラスの破片が散らばっている可能性があるため、片付ける人はもちろん、周囲にいる人もスリッパを履くなどし、細心の注意を払う必要があります。
2.拾った破片をビニール袋に入れて保管
片付けたガラス片は、最終的にビニール袋など、管轄が指定している方法で廃棄するでしょう。しかし、拾った破片をそのままビニール袋に入れて保管するのは、絶対にNGです。
割れた食器は、鋭利な部分があるため、単にビニール袋に入れて保管してしまうと、ビニール袋を突き破ってしまう恐れがあります。それをうっかり触ってしまえば、手を切ってしまう恐れがあります。
また、ビニール袋にそのまま入れてゴミ収集所に出してしまうと、収集するゴミ収集の人が怪我をしてしまう恐れがあります。
自分や家族はもちろん、割ってしまった食器を廃棄してくれる人の安全面も考慮して、正しい方法で保管、廃棄することも忘れてはいけません。
3.子どもに片付けの手伝いをさせる
親であれば誰もが理解しているとは思いますが、割れてしまった食器は非常に危険なため、絶対に子どもを近付けてはいけません。
「こっちに来ちゃダメよ」と言ってわかるならば良いですが、まだ言い聞かせてもわからない年齢であれば、ゲートを設けるなど、万一に備えて用意しておく必要があります。
4.掃除機をそのまま使って吸い取る
最後に細かいガラス片が残らないよう掃除機を使う人は多いです。しかし、掃除機を使う場合は、そのまま吸い取ってしまうと掃除機内、あるいは掃除機のホースの内部が傷ついてしまう恐れがあるため、絶対NGです。
掃除機を使う場合は、ホース内にガラス片が入りこまないよう、ストッキングなどを被せてから吸い取るようにしてください。最終的に、捨てるために使うビニール袋や新聞紙の上で電源を切り、ストッキングごと捨てましょう。
5.割れた食器の分別をきちんと行わない
先ほどもお話しした通り、すべて片付けた後も注意が必要です。行政によって扱いは異なりますが、割れた食器やガラスなどをゴミとして出す際、正しい方法でゴミ出しするようにしましょう。正しい日に出さなければ、ゴミを回収する人が誤って手を切ってしまう恐れもあります。
ゴミ収集の日程やゴミの出し方などは、行政のホームページで確認できることが多いです。記載されていない場合は、直接問い合わせて確認しましょう。
食器を割ってしまった時の正しい対処法
割れてしまった食器は、素手で触ったり、間違った扱い方をすると大変危険です。怪我をしないよう、事前に正しい対処法を知っておくことが、怪我を防止することに繋がります。最後に、食器を割ってしまった時の正しい対処法をご紹介していきます。
食器が割れた時に備えて便利グッズを用意しておこう
食器を割ってしまった時の正しい対処法を知る前に、まずは食器が割れてしまうことを想定し、その時に備えて必要なアイテムを用意しておくことが大切です。主に、食器が割れた時に必要な便利グッズは、以下の通りです。
- 厚みのある軍手やトング
- スリッパ
- 新聞紙
- ビニール袋
- ほうきとちりとり
- 掃除機
- 使わなくなったストッキング
- ガムテープ
- ぞうきん(古くなった布)
- 輪ゴム
これらを揃えておくことで、いざ食器を割ってしまった時も安全に対応することができます。ガムテープの替わりに粘着ローラーを用意するなど、自分の使いやすいアイテムに代替えして用意しても大丈夫です。
大きな破片は軍手やトングを使って
必要なグッズを揃えたら、まずスリッパを履き、厚手の軍手やトングで大きな破片から拾っていきましょう。この時、子どもやペットは近付けないよう、柵を設けたり、言い聞かせたりしておきます。
大きな破片は重ねて新聞紙の上に置き、丁寧に包んでください。破片を包んだ新聞紙をビニール袋に入れたら、次の段階へ移ります。
小さな破片はほうきで対応
大きな破片を片付けたところで、次に目に見える小さな破片を片付けます。小さな破片は細かいため、目に見える物であっても、ほうきとちりとりを使って集めてしまいましょう。ほうきとちりとりを使うことで、手を切る心配もありませんし、早く片付けることができます。
さらに小さな破片の場合は、ストッキングを被せた掃除機で吸い取り、そのまま新聞紙やビニール袋の中へと持って行きます。新聞紙やビニール袋まで持って行くことができたら、そこで電源を切りましょう。
ガムテープや粘着式ローラーで仕上げ
「全部片付け終えた!」と思っても、フローリングの板と板の間などに、目に見えていないガラス片が落ちている恐れがあります。これを家族が踏んでしまうと危険です。念には念を入れて、ガムテープや粘着式ローラーを使い、すべて取り除きましょう。
最後に濡らした雑巾や古くなった布で床全体を拭いて完了です。この時、使った雑巾や古布にガラス片が付着している可能性があります。安全のため、そのまま一緒にゴミに出すようにしてください。
破片は必ず新聞紙などに包んで捨てよう
大きな破片や目に見える破片は、家族や回収する人の安全を考え、必ず新聞紙で包んだ状態で捨てるようにしましょう。使ったストッキングやぼろ布は、基本的に新聞紙に包んだ上で、ビニール袋に入れて廃棄する方法が一般的です。
行政によってゴミ出しの方法が異なる場合があるので、一度ホームページなどで確認してから、正しい方法でゴミ出ししましょう。
さいごに
割ってしまった食器は、迂闊に触れてしまったり、最後の仕上げをせずに放置したりすると、自分や家族が怪我をしてしまう恐れがあります。正しく対処することで怪我をするリスクが減るので、日頃から準備をしておき、いざという時は落ち着いて行動するよう心掛けましょう。