まな板のカビを除去する方法と予防する方法!漂白剤は使える?

木製のまな板で食材を切る女性

憧れを持つ女性も多い「木製のまな板」。しかし、“すぐにカビが生えそう”、“お手入れが面倒そう”、“汚れやニオイが残りそう”などのマイナスなイメージも多いものです。まな板のほとんどは、木製か樹脂製なのですが、木製のまな板の方がカビが発生しやすいとされ、お手入れもそう簡単ではありません。木製と樹脂製のまな板、それぞれのメリットやデメリットを比較しつつ、カビの除去方法・予防方法・日々のお手入れについてまとめました。ぜひお役立てください。

木製のまな板に生えたカビを除去する方法

使い込まれた傷のある木製のまな板

木製のまな板に黒ずみができてしまったとき。それは、もう、カビが生えてしまっている状態です。どうしてこんなに早く黒ずみができてしまうのか…というほど、木製のまな板はカビが生えやすいです。

木製のまな板にカビが生えてしまったときは、

  • 重曹
  • クレンザー
  • 漂白剤
  • サンドペーパー

を使ってお手入れすることができます。

カビを「塩」で除去する

木製のまな板に塩を振りかけ、スポンジやタワシを使って、優しく擦ります。

木製のまな板には傷がつきやすく、その傷の隙間にカビが生えてしまいやすいのですが、塩で擦ることで、隙間に生えたカビもすっきり除去することができます。

これは、塩の研磨効果を使ったカビの除去方法です。塩は粗塩を使うのがおすすめです。よりカビを除去しやすいです。


カビを「重曹」で除去する

国産重曹 4.7kg (炭酸水素ナトリウム)食品添加物 [02] NICHIGA(ニチガ)

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木製のまな板に重曹を振りかけ、スポンジやタワシを使って、優しく擦ります。塩を使った方法と同じです。

重曹にも研磨効果があります。食材を切るためのまな板だから…と気になるときは、お掃除用の重曹ではなく、食品として売られている重曹を使うのがおすすめです。


カビを「クレンザー」で除去する

ハイホーム

汚れから錆まで落とす「ハイホーム」

木製のまな板にクレンザーを振りかけ、スポンジやタワシを使って、優しく擦ります。

粉タイプもありますし、クリームタイプもあります。クレンザーは、塩や重曹よりも、さらに研磨効果を期待することができます。

ただし、木製のまな板は傷がつきやすいため、擦りすぎてしまうと、クレンザーの高い研磨効果によって、さらに傷をつけてしまうことがありますので、十分に注意して使用する必要があります。


カビを「漂白剤」で除去する

【業務用 塩素系除菌漂白剤】キッチン泡ハイター 1000ml(花王プロフェッショナルシリーズ)

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漂白剤と聞くと、木製のまな板に!?と、躊躇される方も多いのではないでしょうか。

木製のまな板にもキッチン用の漂白剤を使うことはできます。しかし、変色させてしまう可能性が高いです。また、漂白剤が木製のまな板の奥まで染み込んでしまうことも懸念されます。

塩・重曹・クレンザーを使っても擦り落とすことができないほどのカビが生えてしまっているときのみ、使用されることをおすすめします。

擦り落としきれないほどカビが根強い場合、まな板を買い替えることも検討した方が良さそうです。


カビを「サンドペーパー」で除去する

SOFT99 ( ソフト99 ) 99工房 耐水サンドペーパーセットM 09123

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木製のまな板に生えてしまったカビがあまりにも根強い場合には、漂白剤を使っても除去しきれない可能性があります。水分を吸収しやすい木製のまな板ですから、漂白剤だけは使用したくない!という方もいらっしゃるでしょう。

そんなときは、最終手段として、サンドペーパーで削り取る、というカビの除去方法があります。

カビのみを削り取ることは難しく、まな板そのものも削らなければなりません。カビが生えてしまった部分だけを削ってしまうと、まな板の形が悪くなってしまいます。まな板の形を整えつつ、慎重に削る必要があります。

木製のまな板にカビが生えることを予防する方法

木製のまな板を洗っているところ

木製のまな板のカビの発生を防ぐためには、使用後のお手入れが重要です。日々のお手入れにおすすめの予防方法があります。

どなたにも簡単に毎日できる方法なので、ぜひ今日から取り入れてみてください。

熱湯消毒する

木製のまな板のお手入れがしやすいところは、熱湯消毒ができる!というところです。

樹脂製のまな板であれば、熱湯をかけると変形してしまいやすいです。使用後の木製のまな板に熱湯をかけることで、除菌作用と消毒作用を得ることができます。水洗いだけでは落としきれなかった食材による汚れも、熱湯をかけることで落としやすくなります。

魚や肉などの生の食材を切った後の木製のまな板は、食器用の洗剤でお手入れをした後、熱湯消毒をしてください。魚や肉に含まれるタンパク質が木製のまな板に付着した場合、熱湯だけでは落としきれないことがあります。洗剤を使ってタンパク質を除去した後、仕上げに熱湯をかける、というところがポイントです。

しっかり乾燥させる

木製のまな板にカビが生えることを防ぐためには、洗剤を使ってお手入れした後、または、さらに熱湯消毒をした後、しっかり乾燥させることが重要です。

水洗いをした後のまな板は、乾いた布巾やタオルなどで水分を拭き取ります。そして、風通しの良い場所で乾燥させます。風通しがよくなるよう、まな板立てを使用するのがおすすめです。100円ショップでも手に入ります。

調理中もこまめに水分を拭き取る

調理中、食材ごとにまな板を洗うのではないでしょうか。調理中に何度もまな板を洗うことがあるのであれば、その度に布巾やタオルなどで水分を拭き取るようにします。

そうすることで、まな板に吸収される水分の量が少なくて済み、乾燥にかかる時間も短くなり、カビが生える確率も低くなります。

「木製」と「樹脂製」のまな板のカビ発生率を比較してみた結果

白いまな板と料理器具

「樹脂製」のまな板より「木製」のまな板の方がカビが生えやすい理由

木製のまな板は傷がつきやすいです。隙間に付着した汚れや菌を落としきれず、その状態が長く続いたり、さらに汚れや菌が付着し続けたことによって、カビが生える原因になります。

そして、木製のまな板は水分を吸収します。十分に乾燥せずにいると、水分を含んだ状態が長く続き、カビが生える原因になります。また、使い方やお手入れの仕方が悪いと、カビが生えるだけでは済まず、まな板そのものが腐ってしまうこともあります。

比べて、樹脂製のまな板は水分を吸収することがありません。乾燥にかかる時間も短く、その分、カビが生える確率も木製のまな板を比べると低いです。

「木製」のまな板と「樹脂製」のまな板、どちらが衛生的?

実は、細菌の繁殖に関しては、どちらも大きな差はないとされています。どちらも同じように細菌は繁殖するんです。

しかし、水分を吸収しやすい木製のまな板の方が、汚れや細菌まで吸収し、お手入れすることができない奥の方まで入り込んでしまっているのではないか、と考える方もいらっしゃるかもしれません。

木製のまな板に生えたカビを除去する方法と木製のまな板にカビが生えることを予防する方法をご紹介しましたが、どちらの方法も、樹脂製のまな板にも応用することができます。

ひとつだけ異なる点をあげるとするならば、「塩素系漂白剤を使用することができるかどうか」です。

木製のまな板にも漂白剤を使用することはできますが、あまり好ましくはありません。水分を吸収しやすい木製のまな板ですから、漂白剤が奥まで染み込んでしまう可能性と、ニオイが残ってしまうことが懸念されます。

一方、樹脂製のまな板は、気軽に漂白剤を使ってカビを除去することができます。漂白剤を使用することができることから、樹脂製のまな板の方が衛生面を保ちやすい、と考える方もいらっしゃるかもしれません。

最後に

いちごと木製のまな板

木製のまな板を使用する場合も、樹脂製のまな板を使用する場合も、カビの除去方法や予防方法は同じで構いません。

カビを除去する方法には、

  • 「塩」で除去する
  • 「重曹」で除去する
  • 「クレンザー」で除去する
  • 「漂白剤」で除去する
  • 「サンドペーパー」で除去する

この5つの方法をおすすめすることができます。

カビを予防する方法には、

  • 熱湯消毒する
  • しっかり乾燥させる
  • 調理中もこまめに水分を拭き取る

などがあり、とくに「乾燥」は大きなポイントです。

「木製のまな板」と「樹脂製のまな板」、どちらの方がカビが生えにくいということはなく、日々のお手入れの仕方によって、カビを生えにくくすることができます。ですので、お好みで選び、日々のお手入れを丁寧に行うようにしてみましょう。

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よくある質問

  • まな板の汚れの落とし方は?

    プラスチック製のまな板の場合は、オキシクリーンなどの漂白剤を入れた食器桶に一晩浸けておくとよいでしょう。汚れがひどい場合は、漂白剤を塗布したプラスチック製まな板にラップを貼り、一晩放置します。翌日、漂白剤を洗い流して作業完了です。

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  • 木製まな板のカビ発生を防ぐためには?

    ・洗浄後、熱湯で消毒する
    ・風通りの良い場所でしっかり乾燥させる
    ・調理中もこまめに水分を拭き取る
    木製のまな板にカビが生えるのを防ぐには、毎日のお手入れが大切です。誰でも簡単に毎日できる方法なので、ぜひ実践してみましょう。

    >> 詳しくはこちら

  • まな板の漂白するべき頻度は?

    週に一度は漂白剤を使って本格的な除菌をするのが目安です。まな板は毎日使う調理器具で、食材に直接触れるものです。放っておくと雑菌が繁殖してしまいます。また、まな板は包丁傷が多くなったり、傷が集中したり、深くなったりします。その傷は汚れや雑菌の温床となるため、こまめなメンテナンスが必要です。

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