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サンスベリアは種類が豊富な観葉植物
60~70種類以上もある
サンスベリアはアフリカの熱帯地域が原産の肉質の植物です。形状や葉の色や模様の違いなど、原産地には約60~70種類が分布されていると言われているほど、種類がとても豊富なことが特徴です。
乾燥や暑さに強く、室内など光が入りづらい場所でも育てやすいため人気の観葉植物です。虫もつきにくく丈夫で簡単に育てられますが、寒さと湿度に弱く根腐れしやすい性質がありますので、水のやりすぎに気を付けましょう。
人気の理由は空気清浄効果
植物は二酸化炭素を酸素に変え空気中に放出する光合成をおこないます。サンスベリアは日中だけでなく夜も絶えず酸素を出し続ける特質があり、他の観葉植物に比べて有害物質を除去して空気を浄化する効果が優れています。
加えて、リラックス効果や自律神経を整えるなどの効果もあると言われているため、健康面でのメリットも人気の理由の一つです。
サンスベリアの種類おすすめ9選!
育てやすさが人気のサンスベリアの種類
サンスベリア・ローレンティ
種類豊富なサンスベリアの中で最も有名でポピュラーなのが「サンスベリア・ローレンティ」です。イエローのフチと深いグリーンのコントラストが素敵で、園芸店やホームセンターでも手に入りやすい種類です。
小さい鉢では1,000円程度で購入でき、樹高は1メートル以上にもなりますが、40㎝程度にしか育たない、名前に「コンパクト」と付くタイプもあります。飾る場所によって大きさを選んで置けるのも人気の一つでしょう。別名「トラノオ」「チトセラン」とも呼ばれることもあります。
育て方のポイント
薄暗い場所でも育てることができ、乾燥に強いですが湿気に弱いため、水の与えすぎには気を付けてください。
サンスベリア・スタッキー
円形型の長い葉がまっすぐに伸び、スタイリッシュで個性的な姿の「サンスベリア・スタッキー」です。鮮やかな深い緑色はインテリアとしても映えますが、他のサンスベリアよい3倍近いマイナスイオンを発する点も人気です。
成長しても葉はまっすぐと伸びて最も成長すると2メートル近くになることもあります。小さい鉢では1,000円程度から購入できるでしょう。
育て方のポイント
乾燥には強く育てやすいのですが、日当たりの良い場所を好みます。また、水を与えすぎると株の根元が柔らかくなり倒れてしまうこともあるため、冬場は水やりを控えても良いでしょう。
サンスベリア・バキュラリス・ミカド
サンスベリアの仲間の中でも、あまり出回っていない比較的珍しい品種になります。特徴は棒状の葉で、サンスベリア・スタッキーよりも細く長く伸び、サンスベリアの中では最も細い葉になります。
強い日差しを好みますが、葉が多肉質で乾燥にとても強く、暗い場所でも育つためどんな場所でも育てられます。珍しい品種ですが、ネットなど専門サイトからも購入できます。価格も2,000円前後から販売されているため、珍しいサンスベリアに挑戦したいという方にはおすすめです。
育て方のポイント
乾燥に非常に強いので、水を全く与えず乾燥状態であれば真冬の低温にも耐えることができます。
サンスベリア・キリンドリカ
こちらの品種もサンスベリア・スタッキーとよく似ていますが、横縞模様と円筒形のすこしムチムチとした葉の形が特徴です。
サンスベリアは葉がまっすぐ伸びていくものが多い中、扇状に葉が広がっていくため、スタッキーと見分けるポイントにもなります。
とても珍しい品種ですが、人気が出てきて手に入りやすくなっています。価格も小さい物は1,000円程度から購入できます。
育て方のポイント
葉が広がりやすく倒れやすいので、しっかりとした鉢が向いています。乾燥にも非常に強いですが、日照時間が少ないとふっくらした葉が細々となりがちですので、明るい場所に置くのが良いでしょう。
サンスベリア・ゼラニカ
サンスベリア・ゼラニカは葉の形は「サンスベリア・ローレンティ」とよく似ていますが、ゼブラ柄のような模様が特徴です。サンスベリアの中でも乾燥に強いタイプです。
また、薄暗い場所でも成長するので、ローレンティよりも育てやすく初心者向けの品種です。成長すると高さは1メートル以上にまでなります。価格も小さい物なら1,000円程度から購入ができます。
育て方のポイント
湿気に弱いため水やりは土が乾いてからにしましょう。与えすぎには注意です。
サンスベリア・グランディス
出典:https://www.worldgarden.jp/items/oneoff/post_63.php
多数の品種がそろうサンスベリアの中で最も葉の幅が広いと言われているのがサンスベリア・グランディスです。
葉の色は濃いグリーンや斑入りのものがあり、背丈はそれほど伸びないものの、幅広の葉をたくさん付けるのでインテリアとしても存在感があります。
珍しい品種ですが人気があるため流通はしていて、2,000円程度から購入することができるようです。
育て方のポイント
他のサンスベリアの品種と同じように、薄暗い場所でも育ち乾燥や寒さには強いですが湿気に弱いため水の与えすぎには注意しましょう。
小ぶりのサイズが人気のサンスベリアの種類
サンスベリア・ハニー/サンスベリア・ゴールデンハニー
葉が交互に広がっていて、上から見ると放射状に重なっているように見えます。20㎝程度と長く伸びないコンパクトなサイズのため、卓上用や窓際などに置くのに最適です。
サンスベリア・ハニーに斑の入ったものを「サンスベリア・ゴールデンハニー」と呼びます。育てやすく流通量も多いため1,000円以下で手に入ることもあります。
育て方のポイント
乾燥には強いですが湿度に弱いため、風通しの良い日の当たる明るい場所に置きましょう。
サンスベリア・サムライドワーフ
日本の侍にちなんだネーミングが付いた、肉厚な葉がロゼット状に広がっている品種です。別名「ミニサムライ」とも呼ばれています。水分を葉にためることができるため、乾燥にも強く小ぶりなサイズなので置く場所も選びません。斑の入った「サムライドワーフ白斑」もあります。
育て方のポイント
湿度に弱いため水やりは完全に鉢の土が乾いてからにしましょう。
サンスベリア・ヘンニーズゴールド
出典:https://aucfree.com/items/j611354110
カールのようなツイストが特徴で女性に人気のある品種です。大きさも20㎝程度と小型のため置き場所にも困りません。
育て方のポイント
水のやりすぎには気を付け、日当たりの良い場所に置きましょう。
サンスベリアに関するQ&A
A.流通量の多いサンスベリアは園芸店やホームセンターで、ネットショップで購入できますが、希少なサンスベリアは専門店で取り扱いがある品種もあります。専門店の多くが通販サイトで購入できます。
A.サンスベリアの珍しい品種は一点ものが多いこともあり、お目当て品種が売り切れていることもあります。通販サイトなどの専門であれば売り切れの品種も取り寄せをしてもらえることが多いようです。また、品種が多く値段の幅も広いサンスベリアですので、じっくりと品種や価格を吟味して購入できる点も通販サイトのメリットでしょう。
A.実際に目で見て購入できない通販サイトのため、届いた商品の状態や大きさが思っていたものと違っていた!ということもあるかもしれません。口コミが載っているサイトでは口コミをよく読んでおきましょう。また、商品のサイズや状態、説明が詳しく書かれているサイトのほうが安心して購入できるでしょう。
希少種で人気があるサンスベリアの種類
サンスベリアの種類は多く、専門店などでないと購入できない希少なものもあります。珍しい品種の中でも人気のある種類は
- サンスベリア・ロリダ
- サンスベリア・ボンセレンシス
- サンスベリア・バナナ
- サンスベリア・エーレンベルギー
- サンスベリア・プフィステリ
- サンスベリア・マフィンガ
などです。観葉植物やサンスベリアが好きな方への贈り物としても最適でしょう。
最後に
品種によっても育て方の条件は多少異なりますが、サンスベリアは乾燥に強く多湿に弱いという特質があります。そのため水やりは土が乾いてからたっぷりと与えるようにして、与えすぎに注意しましょう。
また熱帯地域が原産のため寒さには弱いので、冬は10度以上を保てる場所が適しています。