目次
おしゃれな電気ケトルの選び方
容量
おしゃれな電気ケトルを選ぶときには、利用する人数や用途をイメージしてから選ぶことが大切です。
1人用であれば0.5~1L程度の容量のもので十分ですが、4人以上なら2L前後のものが必要です。
また、麦茶などを大量に沸かす場合には2L以上の大容量のものが必要ですが、コーヒーやお茶を淹れるだけであれば2Lのケトルでは大きすぎるでしょう。
さまざまな用途で使う場合には、用途別に大小2つのケトルを用意して使い分けするのもいいでしょう。現在販売されているおしゃれな電気ケトルは、0.6Lの少量タイプのものから、1.2L程度の容量のものがメインとなっていますが、最も人気のあるのは容量が0.8Lのものです。
[山善] 電気ケトル 電気ポット 0.8L
0.8Lのものが人気の理由として、ティーカップには約150cc、マグカップには約200c、カップラーメンには300〜500ccが使用量の目安となりますので、そう考えると0.8Lタイプが一番重宝するわけです。
ただし、2L以上のお湯を必要とすることが多い場合には、一度に大量の水を沸かして、そのまま保温もできる電気ポットを検討してみましょう。
デザインやサイズ
おしゃれな電気ケトルにはメーカーごとにさまざまな形やカラー、材質や容量があるので、用途や好みに合わせて選ぶようにするといいですね。
ドリップコーヒーや紅茶をおいしく丁寧に淹れたい方には、「コーヒードリップ用」の細めの注ぎ口が適しています。細い注ぎ口は、量を調整しながら狙ったところに的確にお湯を注ぐことができますので、香りを立たせたいときや、お湯を飛び散らせたくないときに向いています。
ハリオ V60ドリップケトル・ヴォーノ VKB-120HSV
それとは逆に、カップ麺など一気にお湯を注いで作る場合は、注ぎ口が三角で広めの「くちばし型」が使い易いでしょう。そして、お手入れがしやすいかどうかなどメンテナンス性を意識して選ぶことも重要です。
素材
【プラスチック製】
プラスチック製の電気ケトルは、軽量で片手でも持ちやすく、しかも安価で購入できるので最も多く普及しています。
落としたり倒したりした場合でも、割れて使用不能になるほどの大きな損傷を受けることはあまりなく、本体の温度が比較的上がりづらいので、やけどのリスクも低減できます。
プラスチック特有の味が水に移っておいしくないと感じる方には、内部容器がガラス製、もしくはステンレス製の電気ケトルをおすすめします。
デロンギ 電気ケトル アクティブ シリーズ 1.0L KBLA1200J-R
【ステンレス製】
ステンレス製の電気ケトルは、しっかりした素材で、強度が高く耐久性に優れているのが特徴です。
質感を活かしたおしゃれなデザインのものが多いうえに、ガラス製よりも強度があり、汚れも落としやすくお手入れが簡単です。
ただし、ステンレスの熱伝導性は高い為、加熱の最中に本体も高温になってしまうので注意が必要です。特に小さなお子様がいる家庭は、触ってやけどしないように置き場所に気をつけましょう。
ドリテック 電気ケトル ステンレス コーヒー ドリップポット 0.8L PO-115BKDI
【ガラス製】
おしゃれなイメージがあるガラス製のケトルは、置くだけでインテリアとしてもよく映えます。
透明なガラス製は、中の様子が見えるので、中に入っているお湯の量や、湯が湧いているかが一目瞭然、目で確認できるという大きなメリットがあります。
ただし、ガラスは衝撃に弱いので、落としたりぶつけたりするとガラス部分が割れる危険性がありますので、取り扱いに注意が必要です。
HAGOOGI 電気ケトル ガラス 1.0L
安全面や便利機能
【転倒による湯漏れ防止】
電気ケトルを転倒させても中のお湯がこぼれるのを防止する機能です。
ふたの部分に、「転倒ロック」「給湯ロック」などの機能がついているものは、万が一ケトルを倒しても大量の熱湯をかぶる危険性を大幅に低減できますので、選ぶときの大きなポイントになるでしょう。
【温度設定機能】
温度設定機能とは、中の水を一度沸騰させてから設定した温度で保温してくれる機能のことです。
コーヒーやお茶の風味は、お湯の温度によって違ってきますので、おいしさにこだわりたい方には必要な機能でしょう。また、ミルクをつくるときも、適温に温度設定しておけば、熱いミルクを冷ます手間が省くことができるので便利です。
【保温機能】
二重構造や、内部が魔法瓶になっていて、沸かしたお湯の温度を一定時間キープしておける機能です。
中でもステンレス製は保温に優れているものの、それでも30分から1時間くらいが限界なので、それより長く保温が必要な場合は温度設定機能が搭載しているものや、電気ポットを検討してみた方がいいかもしれません。
【二重構造】
沸騰したお湯は100℃に達しているので、熱伝導がよいステンレス製などは表面温度が高くなりがちです。
そこで二重構造になっているものを選んでおけば、熱湯と外面の間に空気があることで、熱が伝わりにくいのでやけどのリスクを低減でき、また冷めにくいというメリットがあります。
【蒸気レス機能】
ふたの内側で蒸気をキャッチして、沸騰したお湯の蒸気を外に出さないようにしてやけどのリスクを減らす機能です。また、蒸気による結露の心配がないため、置き場所を自由に選べるので助かります。
【空焚き防止機能】
誤って電気ケトルに水を入れずにスイッチを入れてしまい空焚き状態になると、火事や故障につながる可能性があります。
販売されている新品の電気ケトルには備わっていますが、中には安全性に問題のある商品もあるため購入前に確認しておきましょう。
【安全機能の有無を確認する】
小さいお子様がいる家庭では、特に以下のような安全機能が付いていると安心して使用できます。
- 転倒しても中のお湯がこぼれにくい「転倒ロック」
- 表面が熱くなりにくくやけどの配が少ない。保温性が高くお湯が冷めにくい「二重構造」
- 沸騰後に自動的に電源が切れる「自動電源オフ」
- 容器に水がない時は加熱されない「空焚き防止」
- 熱い蒸気でやけどをする心配が少ない「蒸気レス」
- 沸騰後に忘れて放置する心配が少ない「沸騰お知らせ音」
《 ポイント 》
- 利用する人数や用途をイメージしてから選ぶ。
- コーヒー淹れるには細めの注ぎ口、カップ麺にはくちばし型。
- 最も多く普及している「プラスチック製」
- 強度が高く耐久性に優れている「ステンレス製」
- 中の湯量や、湯が湧いているか目で確認できる「ガラス製」
- 転倒防止、温度設定、保温、二重構造、蒸気レス、空焚き防止などの安全機能の有無。
「電気ケトル」と「電気ポット」の違い
電気ケトルと電気ポット、同じお湯を沸かす家電ですがどんな違いがあるのでしょうか?
電気ケトル
使う度に少量を素早く沸かすのに適しています。瞬間的に使う電気量は多いものの、保温の電気代がかからないので節約に繋がります。
電気ケトルはリビングや食卓に置くことが多いので、お部屋の雰囲気に合わせておしゃれなデザインのものを選ぶことができます。
電気ポット
大容量の水を沸騰させた後、そのまま保温しておくことでお湯を頻繁に使う場合に適しています。ご家庭や職場でいつでもお湯が使えるので重宝しますが、常に保温状態にしておくため電気代が高くなってしまいます。
《 ポイント 》
- 電気ケトルは、少量を素早く沸かすことができる。
- 電気ポットは、常に保温状態でいつでもお湯が使える。
おしゃれな電気ケトル5選!
HAGOOGI 電気ケトル ガラス ケトル 1.0L
透明の耐熱ガラス製でティータイムをおしゃれに演出してくれます。持ちやすいハンドルで扱いやすく、空焚き防止機能、1Lのお湯を3~4分ほどで沸騰させる急速沸騰機能つきで定評があります。洗浄しやすく、200℃の高温に耐えられる寒熱交替にも耐久性があります。
ドリテック ステンレス電気ケトル ドリップ ポット 細口 1.0L シルバー
お手頃価格のステンレスケトルです。安いのに、安全・安心の設計でデザインもスタイリッシュ!家族で使う方だけでなく、ひとり暮らしの方や職場で使いたい方にもおすすめです。焚き防止機能付きだから家事などの他の作業をしながら安心してお湯を沸かすことができます。
バルミューダ 電気ケトル BALMUDA The Pot K02A-WH
高級トースターや炊飯器で有名なバルミューダ社の電気ケトルは、今までにない美しいデザインでスペースをとらない600mlのちょうどいいサイズです。
ノズルとハンドルの形は、湯切れがよくコントロールしやすい、コーヒーのハンドドリップに最適な「カフェケトル」。機能は少なめですが、デザインと取り回しやすさにこだわりたい人におすすめです。
デロンギ 電気ケトル アイコナ・ヴィンテージ コレクション アズーロブルー 1.0L
レトロ感のあるウッディな色調とステンレスの組合せにより高級感と耐久性を兼ね備えているアイコナ・ヴィンテージ コレクション。取っ手には目盛の付いた水量計があり、注水量が一目で確認できる他、わずか85秒で200mlの水を沸騰させることが可能という優れもの。デザインだけでなく機能性も重視したい方にはおすすめです。
アイリスオーヤマ 電気ケトル ricopa アッシュピンク IKE-R800-PA
お部屋のインテリアに合わせて選べるレトロ感たっぷりのかわいいデザイン。お湯の量が分かる目盛付きで湯量をコントロールできるスリムな注ぎ口です。
空炊き防止、ふたに開閉ボタン、沸騰後の自動電源OFF機能など、安心で使いやすい安全機能が搭載されています。
電気ケトルに関するQ&A
A.使う頻度や使用状況によって変わってきますが、およそ5年と言われています。この5年という数字は、メーカーの部品保有期間から出した数字ですが、毎日使っているとそれだけ劣化も早まってしまいます。電源が入らない、お湯が沸かない、お湯がもれるなどの不具合が生じたら買い替えを検討する時期なのかもしれません。
A.ゴミとして処分する場合は各自治体によって区分の仕方が異なります。処分する時にまずやるべきことは、自治体でのゴミの分別区分を確認することです。小型家電リサイクル法の施行により、回収の対象だったり、不燃ゴミや小型家電ゴミに分類されている場合もありますので注意してくださいね。
A.コーヒー1杯分あたりおよそ0.5円が平均的な金額なので、頻繁にお湯を使わない環境であれば、電気ケトルを利用した方が経済的と言えます。ちなみに、1日におよそ25杯分のお茶やコーヒーを淹れるとなると、標準的な電気ポットと同じ電気代になります。
《 ポイント 》
- 寿命はおよそ5年。
- 処分方法は各自治体によって区分の仕方が異なる。
- 頻繁にお湯を使わない環境では電気ケトルの方が経済的。
ケトルのお手入れ方法
電気ケトルの内側にはいつのまにかカルキなどの汚れが付着してしまいます。衛生上、体に害はありませんが、汚れが目立つようでしたら、クエン酸を使ってお手入れをしてみましょう。
電気ケトル内に張った水の中にクエン酸を入れ、沸騰させたあとに一定時間放置しておきます。クエン酸の入った水を捨てたら、本体の内部を水で十分にすすいで完了!とお手入れはとても簡単です。
最後に
いかがでしたか?すでに使っている人も、購入を検討している最中の人にも参考になったでしょうか?
必要な時に必要な量のお湯をすぐに沸かせる電気ケトルは、ティータイムや普段の食事、そして育児にも役に立つ身近な電化製品です。また、各メーカーからおしゃれなデザインのケトルが次々に発売されていますので、インテリアとして部屋に置いても素敵ですよね。
どんな目的で使うのか、どんな機能が必要なのかをしっかり確認して、自分のニーズに合った電気ケトルを探して素敵なティータイムを楽しみましょう!