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なぜかお金が貯まらない…無駄遣いのし過ぎ?
「買い物をし過ぎている実感がないのに、なぜかお金が貯まらない…」と、嘆くような声を聞くことがよくあります。しかし、本当に買っていないのでしょうか。
基本的にお金が貯まらない原因は、大きく分けて2つあります。1つは貯金をしようと意識していないこと。もう1つは無駄遣いのし過ぎです。特に無駄遣いのし過ぎは、無意識の内に行っている人が多いので、「使っている気が無いのに…」と戸惑ってしまいがちです。
大きな買い物をしていなくても、立ち寄ったコンビニで必要以上に物を買ってしまったり、誘われたら断れずに外食をしてしまったりと、『ちょこちょこ遣い』が積み重なり、大きな無駄遣いになっていることもあります。
『無駄遣いしてしまう人』の特徴5つ
「まったく自覚がないけれど、もしかしたら無駄遣いしているのかも」と思った方は、まず、下記の『無駄遣いしてしまう人』の特徴に当てはまっていないか確認してみましょう。複数当てはまった方は、無意識の内にお金を使ってしまっている可能性があります。
1.自分を抑制できない
『無駄遣いしてしまう人』の多くに当てはまる特徴として、自分で自分をコントロールすることができないという共通点が当てはまります。「こうしなくてはいけない」と頭ではわかっていても、感情があふれ出してしまったり、行動に移してしまったりすることはありませんか。
お金も同じです。「先日買い物をしたから、今日は買わないようにしなくちゃ」と思いつつ、欲しい物があったら「今日は買っちゃおう」「欲しい物は買っておかなくちゃ」と、自分を抑制する力が弱い傾向にあります。
その結果、無駄遣いが多くなり、『金欠』と呼ばれる状態に陥ってしまうのです。
2.計画を立てることが苦手
計画を立てることが苦手な特徴も『無駄遣いしてしまう人』に多いです。仕事においても計画を立てて物事を進めていくことが苦手な人は、基本的に先のことを考えることに苦手意識を感じています。
お金に置き換えても、「今度、友達と旅行するから、今は節制しなくちゃ」と先のことを見越して、今自分がすべき行動を考えることができないため、無駄遣いをしがちです。
また、計画を立てることが苦手な人は、「今が楽しければそれで良い」という考えを持つ人も多いです。今を楽しむためには浪費を惜しまないので、終わってから「お金がない」と嘆くことになります。
3.人から頼まれたことを断れない
頼まれ事やお誘いを断れないお人好しな性格の人も、意外と無駄遣いしがちです。基本的に大胆な行動はしないため、大きな出費はないものの、細かい出費を頻繁に繰り返すため、結果的に貯金ができない状態に陥ってしまいます。
例えば、「今月は残りが少ないから、外食を控えよう」と考えていたところに、友達や同僚から「今日ごはん行こう」と誘われるシーンを想像してみてください。「今月お金がないからごめんね」と断れますか?断り切れず、食事へ行ってしまえば、出費になりますよね。
また、お人好しな人は他人の言うことを鵜呑みにする傾向も強いです。友達から「この化粧品おすすめだよ」と言われると、自分で詳しくリサーチし、購入するべきか考える前に、「じゃあ私も買ってみよう」と購入してしまう人も多いです。
意外な落とし穴が多く潜んでいるので、日頃から「自分はお人好しだな」と感じている人は、『ちょこちょこ遣い』が常習化していないか、今一度振り返ってみましょう。
4.周りからの評価・評判を気にしがち
自分が周囲からどう思われているのか常に気にする人も、『無駄遣いしてしまう人』に当てはまりやすいです。この場合は2パターンが考えられます。
1つ目は、周囲との協調性を保つため、お財布に余裕がない時であっても、飲み会や外食に付き合ってしまうというパターンです。ちょっとした外食でも、回数が積み重なることで、大きな金額になってしまいます。
2つ目はプライドが高いパターンです。周囲から良く思われたいという気持ちは共通していますが、こちらは承認欲求が強い傾向にあります。そのため、無理して高いバッグや洋服を買ってしまったり、「お金がない」と思われたくないが為に、食事に行ってしまったりすることがあります。
どちらも周囲から「良く思われたい」という一心でとっている行動ですが、自分の財布とよく相談しなければ、金銭的に困った状況に陥る恐れがあるので要注意です。
5.基本的にクレジットカードで支払う
日常的に現金ではなく、クレジットカードで支払っているという人も要注意です。お金を実際に数えて支払っているわけではないため、「お金を払っている」という感覚がなくなり、気付かぬ間に大きな無駄遣いをしている可能性があります。
「届いたクレジットカードの請求書を見たら、驚くような金額が提示されていた…」という経験はありませんか?複数回、このような経験を持っている場合は、無意識の内に買い物をしてしまっている癖を直さなければいけません。
しかし、最近はスマート化が進んでおり、キャッシュレスが推奨されています。そのため、クレジットカードではなく、その場で銀行から引き落としてくれるタイプのキャッシュカードがおすすめです。
アプリで銀行の残高を確認できるのはもちろん、お金がなければ支払いができないシステムなので、翌月の請求で「こんなにお金が残っていない!」と焦る心配も不要です。
無駄遣いを阻止!スマホを有効活用した節約法
皆さんは『無駄遣いしてしまう人』の特徴に当てはまっていませんでしたか?「いくつか当てはまっていた」という方は、ぜひここで紹介するスマホを有効活用した節約法を試してみてください。
実際に節約をする方法ではなく、節約に繋げるための意識改革を行う方法です。無駄遣いを直すためには、まず自らの意識を変えることが最重要課題ですよ!
意識改革から始めるなら…家計簿アプリ
皆さんは家計簿アプリをインストールしていますか?現在、多くの家計簿アプリがあり、スマホを操作するだけで簡単に家計簿をつけることができるため、とても便利です。
カテゴリー別に購入した物を分けることができるので、1ヶ月の支出金額が多かった場合、どの項目に対して無駄遣いしすぎているのか、一目で把握することができます。無駄遣いを把握することで、翌月の節制に繋げやすいですよ。
メモ機能を利用してゲーム感覚で使用金額を制限!
スマホに初期段階で入っているメモ機能を利用したことはありますか。使い方次第では、このメモ機能を有効活用することで、自分を抑制することもできます。
まずは1ヶ月の予定を確認し、予定がある日を書き出していきます。次に、「その日はどのくらいお金を使うか」を想像し、使用する上限額を日付の隣に書き込みましょう。
最後に、給料から、1ヶ月に使う予定合計金額を引いてください。この数字が、「来月分、これだけ余裕がありますよ」という金額になります。
このメモを毎日確認し、少しでもその上限金額を守ろうとする意識を持つことが大切です。ゲーム感覚で少しずつ、その上限金額に合わせようと務めることで、自然と以前と比較して節制できるようになりますよ。達成感も味わえるので、マメにスマホを確認できる人にはおすすめです。
1週間の献立を決めて買い物をする
食事は自炊をするというご家庭の主婦であれば、毎日スーパーへ買い物へ行くという人も多いでしょう。しかし、スーパーへ行った回数分、無駄な買い物をしていませんか?「家を出るときは買う予定がなかった物を買ってしまった」という経験は、多くの主婦がしているはずです。
このような無駄遣いを減らすためには、まず週末に翌1週間分の献立を決めましょう。冷蔵庫の中見を見ながら献立を決めることで、食材を無駄にせずに済みますし、実際に買いに行く分は、「残った食材に買い足し」という程度なので、食費を抑えることができます。
また、「スーパーへ行くと、ついつい無駄遣いをしがち」という方でも、買い物を1週間分、まとめて行くことで、無駄遣いする回数を減らすことにも繋がります。
絶対貯金したいなら…誰でもできる貯金方法
最後に、「無駄遣いしがちだけれど、どうしても貯金したい」という方に向けて、誰でもできる貯金方法をご紹介します。基本的に、「余ったお金で貯金」という考えは捨て、「貯金をし、余ったお金で生活する」というスタイルに変更することが重要です。
貯金専用口座を開設
まずは貯金専用口座を開設してください。普段使用している通常の口座ではなく、新たに貯金をするためだけの専用口座です。「何に使用するために貯金をする口座か」を決めておき、基本的には引き落とさず、その時が来たらお金を引き出すだけの口座になります。
給料日には、まずこちらの専用口座にあらかじめ決めた金額を振り込み、残った金額で生活していくことになります。そうすることで、嫌でも貯金ができますし、節約意識も自然と身に付くようになりますよ。
「自分に甘すぎて、貯金口座からお金を使いそう」という方は、銀行に相談し、簡単に引き出せないようにしてもらうことも可能です。銀行に通帳と印鑑を持って行かなければ、お金を引き出せないように設定してもらうことで、甘えで貯金ができない状況を回避することができますよ。
給料から強制的に貯金
会社勤めの方であれば、給料から強制的に貯金口座へ送金されるシステムを利用することも可能です。会社によって、できるできないが分かれているため、一度確認することをおすすめします。
給料から、あらかじめ会社側で『天引き』のような形で貯金をしてもらうことで、「今月は多めに使いたいから貯金はお休み!」という自身の甘い考えを断ち切ることができます。どうしても貯金がしたい、と強い意志を持っている方向けです。
注意点としては、一度決めた金額はなかなか変更することが難しいため、あまりにも大きな額を貯金に回してしまうと、生活が困難になってしまいます。無理せず、できる範囲の金額を提示しましょう。
自分に合った『無駄遣い改革』を今すぐ実践しよう!
『無駄遣いしてしまう人』は、基本的に無意識の内にお金を使ってしまっていることが多いです。その意識を変えることで無駄遣いを防ぎ、結果的に貯金にも繋がります。ぜひ、今日からでも自分に合った『無駄遣い改革』を実践してみてくださいね。