目次
ピーマンの肉詰めを冷凍するときは「加熱後」にする
ピーマンの肉詰めの冷凍は、基本的に加熱後がです。なぜ加熱後が良いのか理由を説明します。
生のひき肉の保存はおすすめできない
ピーマンの肉詰めを生で保存するのはおすすめできません。
肉には細菌がいて、凍結するまでの時間や解凍時に繁殖してしまう可能性があるからです。それを食べてしまうと最悪の場合食中毒になる危険性もでてきます。
なので加熱処理をしてから冷凍しましょう。
加熱しないとパサパサになりやすい
生肉は解凍時に脂などが溶けてしまいます。それはひき肉も例外ではありません。
その溶けた脂には水分や旨味も含まれています。そのまま火を通すと結果的にパサパサしたピーマンの肉詰めになってしまうのです。美味しい料理のためにも火を通すことをおすすめします。
ピーマンの苦味が緩和される
冷凍することのメリットは肉だけではありません。ピーマンにもメリットがあります。
ピーマンの肉詰めを冷凍することによってピーマンの苦味が緩和され、子どもでも食べやすくなるでしょう。
また、冷凍しても栄養価が変わることはありません。ビタミンAとCが豊富なので、血中の脂肪除去効果や疲労回復の効果を得ることができます。
《 ポイント 》
- 生のひき肉の保存は食中毒の危険があるのでおすすめしない
- 生肉はそのまま冷凍するとパサパサになってしまう
- パサパサする原因は溶けた脂から水分や旨味が逃げるから
- 冷凍するとピーマンの苦味が緩和される
- 冷凍しても栄養価は落ちない
ピーマンの肉詰めの冷凍方法と保存期間
ここからはピーマンの肉詰めの冷凍方法と保存期間について説明します。簡単なので、保存期間を守って実践してみてください。
1個ずつラップに包む
まずは冷凍する方法の紹介です。
- しっかりと焼く
- 皿に平らに並べて余熱を取る
- 1つずつラップに包む
- フリーザーバッグに入れる
- 冷凍庫にしまって完了
ピーマンの肉詰めを焼くときは、生焼けの部分が無いようにしてください。
また、ラップで包むときは空気に触れないようにすると、水分や旨味が抜け落ちることなく美味しく保存することができます。
保存できる期間は1ヶ月
ピーマンの肉詰めを保存する期間は1ヶ月以内に収めましょう。
期間ギリギリまで保存してしまうと表面から水分が蒸発してしまい、空気によって肉の脂肪が酸化してそれが冷凍焼けにつながります。なので、できるだけ早く消費するようにしましょう。
《 ポイント 》
- 焼くときは生焼けの部分がないようにする
- ラップで包むときは空気に触れないようにしっかり包む
- 保存期間が長いと冷凍焼けする原因になる
冷凍したピーマンの肉詰めの解凍方法
ピーマンの肉詰めを冷凍する方法がわかったところで、解凍方法を3つ紹介します。自分のやりやすい方法を探してみましょう。
電子レンジ
電子レンジで解凍する方法はもっとも簡単です。皿に並べてレンジのスイッチを押すだけです。中の肉が温まっているかよく確認しながら盛り付けをおこなってください。
《 ポイント 》
- レンジで温める方法が最も簡単
- 温まっているか確認しながら盛り付ける
フライパン
フライパンで冷凍したピーマンの肉詰めを温めるときは自然解凍後、再度焼くようにします。
冷凍のまま焼いてしまうと焼きムラができてしまい、芯まで温まっていなかったということもあります。調理するときは弱火でじっくり温めていきましょう。最後に酒または水を加えて蒸すとふっくら仕上がります。
《 ポイント 》
- 冷凍のまま加熱調理しない
- 弱火でじっくり温めていく
自然解凍
ピーマンの肉詰めは自然解凍でも大丈夫です。ただし、生焼けになっているものだと食中毒を起こす危険があるので、冷凍する前に火が通っていることを確認してください。
この方法はお弁当のときに最適です。入れるだけで済むので時短になります。ただし、作った時間や季節によっては解凍されていない場合もあるので、注意しましょう。
自然解凍の場合は水分が出て水っぽい仕上がりになるのでそこも注意が必要です。
《 ポイント 》
- 火が通っていることを事前に確認する
- 季節や時間によっては解凍されないことがある
ピーマンの下処理方法
ピーマンの肉詰めを作るときの下処理方法について紹介します。
- 縦に半分に切る
- ヘタと種のつなぎ目に包丁で切れ目を入れる
- 種とワタを取り除く
- 肉を詰めていく
種とワタは上記の取り方がおすすめです。手で無理やり取るとちぎれてしまい、肉をうまく詰めるのが難しくなってしまいます。
ピーマンの肉詰めを剥がさず焼く方法
ピーマンの肉詰めを焼くときに剥がれてしまうという悩みをよく聞きます。せっかく調理するなら、キレイに焼きたいですよね。
以下ではピーマンを剥がさずに焼く方法を3つ紹介します。
小麦粉を付けて焼く
まずは、小麦粉を付けて焼く方法です。ピーマンの肉詰めに粉を付けるタイミングはピーマンにひき肉を詰める前です。
袋に小麦粉とピーマンを一緒に入れて振ります。そうすることで、粉がまんべんなく付いて接着剤の役割を果たしてくれます。
粉ふるいを使う方法もありますが、粉の付き方に偏りがでてしまうのであまりおすすめできません。
《 ポイント 》
- 小麦粉に粉とピーマンを入れて振る
- 小麦粉ふるいを使うと粉の付き方にばらつきが出る
肉をギュウギュウに詰める
ピーマンの肉詰めのピーマンと肉が剥がれてしまう原因の1つとして、隙間が空いてしまっていることが挙げられます。
隙間が空かないように小さいスプーンなどで奥まで肉を入れてあげると剥がれずに済みます。このときに力を入れすぎてしまうと、ピーマンが破けてしまうこともあるので注意してください。
《 ポイント 》
- 奥まで肉を詰めると剥がれにくい
- 詰めるときは優しくする
チーズを入れて焼く
最後はチーズを入れて焼く方法です。ピーマンと肉の間にチーズを入れて焼くようにしましょう。
チーズを入れることで、接着剤の役割を果たします。いつもと違うピーマンの肉詰めになるので、お子さんも美味しく食べてくれるかもしれませんね。
《 ポイント 》
- ピーマンと肉の間にチーズを入れる
- チーズが接着剤になる
ピーマンの肉詰めに関するQ&A
ここからはピーマンの肉詰めの冷凍についてのよくある質問を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
A.冷蔵保存は焼いてから、煮汁がある場合は煮汁と一緒にタッパーに入れて保存します。煮汁がない場合は冷凍と同様に、1つずつラップで包んで保存しましょう。
A.冷蔵保存できる期間は5日程度です。
A.冷蔵保存する場合も調理してから保存するようにしましょう。また、余熱を取ってから保存することも大切です。
《 ポイント 》
- 煮汁がある場合はタッパーで、無い場合はラップで包んで保存する
- 冷蔵保存できる期間は5日程度
- 調理してから保存するようにして、余熱を取ってから保存する
ピーマンの選び方と保存方法
ここからは、美味しいピーマンの選び方と保存方法を紹介します。美味しいピーマンの肉詰めには大切なステップなのでぜひ覚えてみてください。
美味しいピーマンの見分け方
まずは見た目から見ていきましょう。色は鮮やかな緑色でツヤっとしているものを選んでください。ヘタを見て切り口が変色していないことも確認しましょう。日にちが経っていると変色してくるので注意が必要です。
カットしたときに新鮮か判断する場合は果皮が肉厚であるか確認しましょう。肉厚であるほど良いものである証拠です。
《 ポイント 》
- 色が鮮やかな物を選ぶ
- ヘタは変色していないものがいい
- カットした場合は、果皮の厚さで判断する
ピーマンの正しい保存方法
ピーマンを冷蔵保存する場合のイチオシは以下の方法です。
- キッチンペーパーで包む
- ポリ袋に入れる
- 軽く袋を閉じて、野菜室に入れる
ピーマンは水気に弱い野菜です。そのまま保存してしまうとピーマンから出る水蒸気が本体に付着して傷んでしまいます。保存期間は3週間くらいなので覚えておきましょう。
《 ポイント 》
- ピーマンは水気に弱いのでキッチンペーパーで包む
- 保存期間は3週間
最後に
今回は、ピーマンの肉詰めの冷凍保存について紹介しました。
ピーマンの肉詰めを冷凍保存するときは必ず加熱してから保存するようにしてください。食中毒を予防できます。保存は1つずつラップに包むようにしましょう。保存は1ヶ月くらいと言われていますが、早めに消費するようにしてください。
解凍方法は3種類あります。自分に合った方法を実践しましょう。
美味しいピーマンを見分けて正しく保存することはとても重要なので、ぜひ覚えてみてください。
この記事を参考に美味しいピーマンの肉詰めの冷凍食品を作ってみましょう!