目次
ジーンズをきれいに色落ちさせる5つの方法
メンズ・レディースを問わず、ジーンズの色落ちがまだらにならないように実践する方法をご紹介します。それによって、いつでも穿きたいと思える理想的な色合いのジーンズに仕上がることでしょう。
洗濯する
ジーンズの基本的な色落ちをさせる方法は洗濯機で洗うやり方です。一部ではなく、ジーンズ全体の色落ちをスムーズにさせることが可能ですので、家庭用洗濯機でジーンズを洗う方法は誰でもできるやり方です。
ジーンズを洗わないと付着する黄ばみ、生地の緩みも回復するため、定期的な洗濯機での洗いはデニム生地のメンテナンスにも最適な方法でもあり、綺麗な色落ちを促進できる方法でもあります。
漂白剤を使う
一気にジーンズの色落ちをさせるならば漂白剤を使います。紺色のデニムが素早く真っ白に変化する方法ですので、ホワイトジーンズやケミカルウォッシュにしたい方へおすすめの方法です。
茶色い汚れや藍色が綺麗に色落ちして真っ白なジーンズへと変貌しますので、イメージチェンジをさせたいジーンズへおこなうには最適な色落ちを楽しめる方法といえます。
メラミンスポンジを使う
ジーンズを床に置いてメラミンスポンジでこすることにより、ジーンズの部分的な色落ちが楽しめます。布地でもあるジーンズをメラミンスポンジでこする方法は、ポイントで色落ちさせたい場合にピッタリの方法です。
色落ちさせない箇所へはこする作業をせず、的を絞って色落ち加工ができる綺麗な色落ち方法といえます。あたかも運動して色落ちしたかのような、自然な色合いのジーンズもつくることが可能です。お手軽な方法で誰でもできる綺麗な色落ち方法といえるでしょう。
紙やすりを使う
ジーンズの各部へ紙やすりを使って綺麗な色落ちをさせることができます。ヴィンテージジーンズに近い色の育て方が自宅で手軽にできる方法です。
まずは捨てる予定のあるジーンズで試してから実践してみるとよいでしょう。均一で早い色落ち加工ができるため、たわしと併用して色落ち加工もできます。お気に入りの色落ちになり次第、作業を止めるだけですので、非常に簡単に綺麗なジーンズの色落ちさせる方法です。
糊を使う
ジーンズに糊付けすることで、かっこいい色落ちに育てることが可能です。本格的にデニム生地を綺麗な色落ちにさせる方法ですので、気長ながらも自然な風合いになりやすい方法でもあります。
特にヘビーオンスジーンズですとメリハリのある、ものすごい色落ちに育ちやすいため、数年間ジーンズを洗わずに穿き続ける方法を実践する方も存在している、超綺麗な色合いにするためのジーンズの色落ち方法が糊付けといえます。
≪それぞれの方法のポイント≫
- 洗濯する・・・手軽に全体を色落ちさせることが出来る
- 漂白剤を使う・・・ホワイトジーンズやケミカルウォッシュ風になる
- メラミンスポンジでこする・・・ポイントで色落ちさせることが出来る
- 紙やすりで削る・・・ヴィンテージジーンズ風になる
- 糊付けする・・・自然な風合いで色落ちする
きれいな色落ちを楽しむならリジッドデニムがおすすめ
最高な色落ちを純粋に楽しみたい方は、リジッドデニムを育てる方法がおすすめです。
ユーズド加工ジーンズは好みが別れますが、リジッドジーンズであれば自分流のスタイルで色落ちを堪能できます。昔のワーカーズのように自然でかっこいい色落ちが実現しやすいですので、天然藍染めされたデニム本来の美しさが表出されるでしょう。
ジーンズの色落ちを防ぐ4つの方法
大好きなデニムジーンズの色落ちを、なるべく防ぐ方法が4つあるのでご紹介しましょう。
加速度的に色落ちさせたくない方には最適なジーンズ着用の楽しみ方となるので、ぜひとも実践して自分流に育成してみてください。
ジーンズ用洗剤・中性洗剤で洗う
デニム専用の洗濯洗剤で洗うことで、極端な色落ちを回避できます。本藍染めされたジーンズの色を落とすことなく汚れのみを落とす方法です。
3千円ほどから入手できる洗剤で、履き込んだジーンズの色落ちを最小限度に抑えて洗濯できます。穿き込み年数が経過しているジーンズであっても、インディゴなどの色を落とさず、皮脂や汚れのみが落ちる優れた商品です。
裏返して洗う
ジーンズを洗濯槽で洗う際、裏返してから洗濯することで過度な色落ちが回避できます。リジッドデニムの糊落としにも効果的な洗濯ですが、いずれも裏返してから洗濯することで色落ちせずに綺麗な状態になりやすくなります。
他の洗濯物とまとめ洗いなどする際、他の服と生地がこすれてしまうため、裏返すことでほかの生地との摩擦を防ぎ、ジーンズ表面の色落ちが防げるという方法です。
ジーンズ単体で洗う
洗い方ランキングでも上位を占める方法がジーンズ単体で洗濯機を使って洗う方法です。多くの方々のブログでも紹介されている方法で、愛用するジーンズの色落ちを極力防げる洗濯方法といえます。
寝るときにもジーンズの色落ちを意識して穿くヘビーユーザーにはおすすめの洗濯方法ですので、ぜひともジーンズだけでを洗ってみましょう。
【注意】お湯で洗ってはダメ!
ジーンズの過大な色落ちを回避させるには真水での洗濯がおすすめです。
ジーンズはお湯で洗うとインディゴの色落ちを早めることがあったり、生地が縮んでしまう仕組みですので、色落ちを楽しむジーンズ愛好家は真水での洗濯が最善の方法で評判のよいスタイルです。
≪色落ちを防ぐポイント≫
- 「ジーンズ専用の洗剤」を使う
- 裏返す・単体で洗うなど、「洗い方を工夫」する
- 洗う時は「お湯は使わない」ように注意
色落ちを防ぐジーンズの洗い方・洗濯機の場合
洗い方によってジーンズの色落ちを回避できるので、洗濯機で洗う場合の賢明な方法を見ていきましょう。これからはじめてジーンズを自宅で洗う際、おすすめの色落ちを回避する洗濯方法ですので、ぜひ実践してみてください。
ボタン・ファスナー類をとめて裏返す
ジーンズのボタンやファスナー類をとめてから裏返して洗濯槽で洗いましょう。洗濯槽でのジーンズの動きを制御することが可能な方法ですので、色落ち重視のユーザーにはおすすめの選択方法です。
流行のスキニージーンズやヴィンテージジーンズでも同じように洗濯することで、極力色落ちを防ぎ、現状の色合いのまま汚れのみを除去することができるでしょう。
洗濯ネットを利用する
ジーンズを洗濯ネットに入れてから洗濯機を回しましょう。ジーンズをそのまま洗濯槽に入れるのではなく、洗濯ネットを使うことで余計なこすれが回避できます。それにより無駄な色落ちを回避できるという洗濯方法です。
1年以上穿き込んだジーンズも上記の同じ方法で洗うことで、いつでも衛生的で色落ちも保持したかっこいいジーンズを着用できるでしょう。
ドライモードなど弱水流で洗う
洗濯機のモードをドライモードや弱水流に設定してからジーンズウォッシュを実践することで、過度な色落ちを防ぐことができます。
強い水流ですとジーンズにダメージを与えたり、色落ちを促進させてしまうことがあります。そのため、優しい水流の中でジーンズを洗濯機で洗う方法が望ましいです。
チノパンなどとは違い、インディゴは染料ですので色落ちしやすい用剤です。コントラストが出やすいアイテムですので、洗濯時は気を付けましょう。
脱水時間は1分程度で終わらせる
洗濯機内でジーンズを洗濯後、脱水は1分ほどで完了させると過大な色落ちを回避できます。
脱水はジーンズの色落ちをはじめ、糸や生地へもダメージを与えてしまいますので、ハチノスやヒゲが入ったヴィンテージジーンズや、最新の国産ジーンズでも同じく脱水時間は短時間で済ませましょう。
とくにライトオンスのジーンズは破けやすい傾向にありますので、注意が必要なジーンズといえます。
≪洗濯機の色落ちを防ぐポイント≫
- ボタン・ファスナー類をとめる
- 記事を裏返す
- 洗濯ネットに入れる
- ドライモードなど弱水流であらう
- 脱水時間は1分程度にする
色落ちを防ぐジーンズの洗い方・手洗いの場合
腰回りから裾までを丁寧に手洗いすることで、美しい縦落ちを残したままジーンズを衛生的にすることができます。洗濯機を使うよりも優しい方法ですので、手洗いでの洗濯はデニムジーンズ愛好家にもおすすめの方法です。
中性洗剤でつけ置きする
ジーンズを中性洗剤で薄めた容器に浸けて手洗いすることで色落ちを防げます。ジーンズ専用の洗剤を使い浸け置き洗いをすることで、汚れのみが浮き出てインディゴは落とさずにジーンズを洗濯することが可能です。
とくに新品のジーンズの股下の長さは縮みやすい箇所ですが、浸け置き洗いをすることで大きな縮みを回避することへもつながるでしょう。
時間は10分程度
ジーンズを浸け置き洗いする時間の目安は約10分です。長時間の浸け置き洗いは、かえって色落ちを進ませてしまいますので、10分程度で水からあげる方法が最適です。
お湯ではなく、前述にもあったように水でおこなうのも忘れてはいけません。水で浸け置き洗いすることで、極力ジーンズの色落ちを回避できることでしょう。
脱水は洗濯機で1分間
手洗いをしたジーンズは1分間ほど脱水機にかけておきましょう。先にもありましたが、長時間の脱水はジーンズが大きな負担となってしまいます。そのため、短時間で手早く脱水をします。
シワが寄らないようにジーンズを畳んでから洗濯ネットへ入れ、その後に脱水機をスタートさせるという流れがベストな方法です。
裏技・お酢と塩を使ったジーンズの洗い方
ジーンズはお酢や塩を使うことで、色落ちさせない裏技的な洗濯ができます。
塩に含まれる「マグネシウム」「カルシウム」が水に溶けだすことで、ジーンズに使われているインディゴという染料の色落ちを防ぐ効果が上げられます。ただし、塩のみではなくお酢と合わせて使用することで最大限の効果を発揮します。
お酢や塩を使った洗い方
- お酢と塩を加えた水に浸け置きする
それぞれ大さじ一杯ほどを家庭用のタライに張った水に溶かし、そこへジーンズを入れたまま浸け置き洗いをします。 - 30分放置する
時間にして約30分ほどが望ましいです。汚れが浮いてくるのを待ちます。 - 水で浸け置き洗いする
汚れが浮いたら、水で浸け置き洗いします
これにより愛用ジーンズの過度な色落ちを回避したまま、なおかつ清潔な状態にすることができます。
費用もほとんど掛からない色落ちさせないジーンズの洗濯方法ですので、初心者へもおすすめできます。
色落ちを防ぐジーンズの干し方
ジーンズをお好みの方法で洗濯した後は、裏返した状態で陰干しをして乾かします。日光に直接当たってしまうとジーンズは色あせが起きてしまうため、必ず裏返しのままで天日を避けた場所で乾燥させましょう。
また、他の服につくとインディゴが色移りする可能性があるため、洗濯時や乾燥時にも他の衣類との接触を回避できる環境で乾燥させる方法が最善です。
間違っても乾燥機に入れて乾燥させてはいけません。ジーンズは熱が加わることにより、サイズが大幅に縮んでしまいます。
色落ちやサイズ感を保持させたいアイテムは上記の方法で洗濯・乾燥をおこないましょう。
ジーンズは永遠の定番アイテム
日本人にも絶大な愛好家が多く、大人気な定番のファッションアイテムがジーンズです。人気の理由は、安い、育てる魅力がある、タフで最強、見た目やつくりがかっこいい、ワークパンツですがコーディネートしやすい、などが挙げられます。
海外ブランドのみならず、研究されて生産されている各種日本製のジーンズも色落ちが綺麗な商品も多く、昨今では数え切れないほどのジーンズブランドが設立されており、今後の定番アイテムにもなっていくことでしょう。
ジーンズの歴史
アメリカで製造されたジーンズが起源と伝わっており、その歴史は旧く1800年代初頭といわれています。
アメリカの有名なジーンズメーカーですと、リーバイス、リー、ラングラーなどがあります。もしくは日本製ですと、リアルマッコイズ、エビス、フルカウント、ハリウッドランチマーケット、テンダーロイン、サムライ、桃太郎ジーンズなどがメジャーブランドです。
アメリカ製・日本製を問わず、歴史を感じさせるUSED加工されたジーンズもあります。また、オンス、エイジング、フォルム、ディティール、そして着こなしでジーンズの最終的なかっこよさが決まるでしょう。
ジーンズの歴史1:はじめは作業着だった
歴史の深いジーンズですが、元来、ファッション性とは無縁のアイテムでした。アメリカで誕生したジーンズは、元々、ゴールドラッシュという金鉱から金が掘り出された豊かな時代に炭鉱で働く男性たちの作業着として製造された、いわば作業用のユニフォームでした。
例えるならば、現在の大工さんや料理人などが仕事中に着る作業着と似た感覚で考え出された合理的な衣類がジーンズです。
デニム生地を用いた頑丈なつくりですので、作業場で働くメンズ用としてタフなパンツで、そのディティールは今でも変わりません。つまり、アメリカのゴールドラッシュ時代は、今の日本人愛好家のようにジーンズの色落ちを楽しむ、洗剤選びに悩む、コーディネートを気にする、インスタ映えする、といったことはありませんでした。
ジーンズの歴史2:ファッションアイテムへ
1945年の第二次世界大戦が終わると、アメリカの若者を中心にジーンズがファッションアイテム化しました。それまでは金鉱で汗水たらして働く作業員の作業着でしかなかったジーンズでしたが、ジェームスディーン、エルビスプレスリー、マーロンブランドなどのアメリカの有名人が愛用したことで、アメリカの若者を中心として瞬く間にジーンズの大流行が巻き起こりました。
そして、その後は平和なアメリカとの関係が築き上げられ、1970年代に入ると勢いを増してアメリカのファッション、通称アメカジと呼ばれるかっこいいアメリカンファッションが日本人の若者の心も掴み、今では誰もが知るファッションの基本アイテムとしてジーンズが君臨しています。
日本での歴史
日本人のファッション感覚に変化が起こり、1970年代から現在まで、濃紺や水色のインディゴ染めがされたリーバイス・リー・ラングラー製のデニムパンツが若者に一大旋風を巻き起こしました。今では糸や生地にもこだわった青、黒、白などのカラージーンズも誕生し、流行しています。
かっこいいヒゲ落ちをさせたいがため、ジーンズの色落ちをスピーディーにするために軽石や紙ヤスリで人工的にインディゴカラーを落とす若者も増え、そしてTシャツと合わせたコーディネートは今でも超定番のアメカジスタイルとなっています
ジーンズの魅力
豊富にあるジーンズの魅力に迫ってみます。サイズ感、綺麗な線(シルエット)、色落ちの経過、生涯穿き続けることも可能、ヴィンテージジーンズから新作まで幅広くデザインを楽しめる、などが永遠に人気のあるジーンズの魅力です。
また、色落ちのさせ方がわからない方へ向けた「色落ち加工済みのヴィンテージ風ジーンズ」も大流行しており、新品から履き込みを継続しなくとも、かっこいい色落ちをしたジーンズがお手軽に入手できる点も現代の魅力の1つです。
本来は年数を経過させて自分好みの色落ちにジーンズを味わい深く変化させていきますが、ヴィンテージと呼ばれるリーバイス製のモデル501をお手本として、今では各ブランドが切磋琢磨をしながら最上な色落ちをするジーンズを開発・販売中です。
デニムとジーンズは別のもの?
インディゴで染められたデニム生地を用い、デニムを織ることでジーンズが生産されています。デニム、ジーンズという名称が同等に扱われることがありますが、正しくは別のものです。
デニムジャケットというウェアもあり、これはデニムを使った上着を指していますので理解しやすいでしょう。歴史が深いジーンズには関連する用語が多いため、困惑することがありますので注意が必要です。
ジーンズの色落ち具合は自分で調整しよう!
今回、ジーンズの色落ちを中心とした洗濯方法・乾燥方法をご紹介してきましたが、やってみたい方法が見つかりましたか。
ずっと育ててきた大切なジーンズは、大事な手入れをほどこして誰もが末永く愛用していきたいことでしょう。それぞれに最適なジーンズの洗濯方法、乾燥方法が細やかにありますが、今回ご覧いただいたやり方でジーンズをケアすることで大きなミスは回避できます。
ただし、どうしてもジーンズの洗濯に不安が残る方は、やはりプロの手に任せることがおすすめです。ずっと愛用してきたジーンズを最善な方法でケアして、衛生面や色落ちにも悪影響を与えずに済みます。
ぜひとも自分に合ったジーンズのケア方法を模索し、これからも大事な1本のデニムジーンズと共にオリジナルのファッションコーディネートも満喫していきましょう。