目次
いちごの選び方
食べごろのいちごは「ヘタ」で見分ける!
いちごを選ぶとき、色や形ばかり気にしてしまいますよね。
食べごろのいちごを見分けるためには「ヘタ」にあらわれる食べごろサインを見分ける必要があります。ヘタや葉っぱの部分をよく確認してみてください。
《 選び方のポイント 》
- ヘタの色が濃い緑色であるものを選ぶ
- ヘタや葉っぱが上向きに反り返っているものを選ぶ
- ヘタがピンッ!と張っているものを選ぶ(しなっていない)
- ヘタが細く引き締まっているものを選ぶ(太くむくんでいない)
この4つポイントをクリアしているいちごが食べごろのいちごです。
買ってすぐに食べたいときは、食べごろサインを出しているいちごを選びましょう。そうすれば、まだ甘味がなくて酸っぱいいちごだった、なんて失敗をしてしまうことはありません。
完熟いちごは「色ムラ」で見分ける!
甘く完熟しているいちごを選びたいときは、「色ムラ」に注目してみましょう。真っ赤だからといって、甘いとも、美味しいとも限りません。
真っ赤だけれど、もしかすると、収獲してから時間が経ち、食べごろを過ぎた、栄養価や品質の落ちたいちごであるかもしれません。
《 選び方のポイント 》
- 色の濃い淡いに関係なく、色ムラのないものを選ぶ
- 表面がツヤツヤなものを選ぶ
- ヘタに近い部分まで赤いものを選ぶ
- つぶつぶの部分まで赤いものを選ぶ
赤い色素が濃いいちごもあれば淡いいちごもあります。一部分だけが濃い赤であったり、ヘタに近い部分が淡い赤であったりするいちごもあります。
完熟しているいちごを選びたいのであれば、部分的に色の濃さが違うものではなく、全体的に鮮やかで色ムラのないいちごを選ぶと良いです。真っ赤だけれど、ヘタに近くなるほどに淡い赤に変わっていたり、白くなっているものは選ばない方が良いでしょう。
真っ赤ないちごや濃い赤のいちごは、甘く熟していますが、表面にツヤがないものは、収獲してから時間が経っている可能性が高いです。収獲した日付が表示されていない場合には、より収穫した日に近い、表面にツヤのあるいちごを選ぶようにしましょう。
甘く完熟した食べごろのいちごは「実の形」で見分ける!
いちごを形で選ぶとき、どんないちごを手に取っていますか?つい、実の大きなものを選んでしまいませんか?
実は、小ぶりないちごの方が、甘くて満足できるいちごであるかもしれません。
《 選び方のポイント 》
- つぶつぶの周りがプクッと盛り上がっているものを選ぶ
- 大きさは、小ぶりのもの、または中くらいのものを選ぶ
- 実がキュッと引き締まっているものを選ぶ
- いびつな形をしたものを選ぶ(という選び方も良い)
品種によって大きさには違いがありますが、大きなものを選ぶよりも、小ぶりなものを選ぶ方が、栄養価や甘味がギュッと凝縮されています。
また、美しく整った形であることは良いことなのですが、実は、いびつな形をしたいちごも美味しいです。はじめに実ったいちごであるため、いびつな形になってしまうのですが、栄養価が高く、たっぷりと栄養素が詰まったいちごなんです。
甘くて美味しい日本いちごの品種おすすめ!
紅ほっぺ
紅ほっぺは、静岡生まれのいちごです。甘味が強く、実が大きいため、食べごたえも十分、満足できる味わいです。また、甘味だけではなく、酸味もしっかり感じることができるという特徴があります。
とちおとめ
とちおとめは、1996年に登録された日本いちごの品種です。甘味が強く、酸味が少ないいちごなのですが、日持ちするという特徴があります。お店でお買い得特価のとちおとめを見つけたら、まとめ買いしても良さそうです。
さがほのか
さがほのかは、形や色など、実の美しさが人気のいちごです。その美しさから、ケーキなどの飾りとして使われることが多くあります。
大きく食べごたえのある実は、濃い甘味が特徴で、香りも強く、お店に並んでいると、その香りに惹き付けられてしまうほどです。日持ちも良いので、ゆっくり味わうことができます。
さちのか
さちのかは、糖度が高いとして評判の良いいちごです。また、ビタミンCの含有量が多いことでも知られています。2000年に日本いちごの品種として登録されるまでに、13年もの月日をかけたいちごです。
スカイベリー
スカイベリーは、いちご王国として知られている、栃木で開発されました。とにかく大きな実が特徴的で、食べごたえも満足度もピカイチです。名前の通り、大空にまで届く勢いを持つ、美味しさにも大きさにも美しさにも富んだいちごです。
恋みのり
恋みのりは、2017年に登録されたばかりの日本いちごの品種です。香りが強く、甘味も酸味も強いという特徴があります。歯ごたえのあるいちごとしても知られており、より食べごたえのあるいちごを選びたいという方におすすめです。
あまおう
あまおうと言えば、福岡で生まれたオリジナルの日本いちごの品種です。甘味を強く感じつつも、酸味もしっかり感じられ、甘味と酸味の絶妙なバランスが人気のいちごです。
あきひめ
あきひめは、実が、長めの円錐形であることが特徴的ないちごです。また、実がとてもやわらかく、完熟したものは、なかなか市場には出回りません。手に入れることが困難ないちごなんです。味は、酸味が少なく、甘さが引き立つことで知られています。
にょほう
にょほうは、栃木で生まれたいちごで、1985年に日本いちごの品種として登録されました。いちご全体の1%ほどしか栽培されていない、貴重な品種です。実は小ぶりで、甘味と酸味のバランスがよく、やや硬い実が特徴的です。
やよいひめ
やよいひめは、群馬で生まれたいちごで、2005年に日本いちごの品種として登録されました。
収獲した後も、安定した品質を保つことができるいちごとして知られています。お店で手に取ったときも、品質や栄養価の高い状態であることが嬉しいいちごです。
傷んだいちごを選んでしまわないために
見た目の良いいちごを選んだけれど、実際に食べてみたら、傷んでいて美味しくなかった、という経験はありませんか?
美味しいいちごの選び方はもちろん、傷んだいちごを選んでしまわないための見極めるコツも知っておくと良いのではないでしょうか。
《 選び方のポイント 》
- 実に張りがないいちごを選ばないこと
- 黒っぽい赤い実のいちごを選ばないこと
- ヘタが下向きにしおれているいちごを選ばないこと
- パックの底に汁が出ていないか確認すること
- いちごにカビが生えていないか確認すること
真っ赤に熟しているように見えても、実に張りがないことがあります。熟してから時間が経ってしまっている証拠です。熟してから時間が経つと、濃い赤い色をしているけれど、黒ずんで見えることがあります。
ヘタは上向きに反り返っているものが美味しいいちごで、下向きにしおれているということは、収獲してから、だいぶ時間が経ってしまっています。
上から見ると美しいいちごも、パックの下の方にあるいちごは、変色していたり、実から汁が出ていることがあります。また、実と実が触れ合っている部分には、カビが生えてしまっていることもあります。
いちごを取り出してみなければわかりづらいですが、よく確認してから食べるようにしましょう。
最後に
いちごの選び方、日本いちごの品種の品種、傷んだいちごを選ばないためのポイント。この3つをテーマに、甘く完熟した美味しいいちごを選ぶための見極め方とコツをご紹介しました。
品種によって、甘味の方が強いいちご、酸味もしっかり感じられるいちご、甘味と酸味のバランスが整ったいちごなど、お好みの選び方もあります。失敗してしまいやすいいちごの選び方も、これで解決できるはずです。
ぜひ、じっくり選んで購入してくださいね。