目次
キッチンバサミの活用法
キッチンバサミは、パッケージを開封したりするだけでなく、肉や魚やエビ、野菜などを調理する時に食材を切るために活用します。また、キッチンバサミで乾き物を切ったり、ピザや麺類などを切っているという方もいらっしゃるでしょう。
それでは、キッチンバサミの活用シーンをご紹介します。
甲殻類の殻むき
カニの殻剥きにハサミを使いますが、それだけではなくエビの殻むきにも活用できるんです。エビの背中にハサミを入れると、殻と同時に背わた取りまでが一気にできます。
魚をおろす
魚をおろす時には、はらわたやヒレはもちろんのこと、魚の身の部分と骨の間にキッチンバサミを滑り込ませることで、きれいに骨を取り除けます。
肉をカットする
ベーコンや豚バラ肉などの薄切りや、冷凍肉や骨付き肉も好みの大きさにカットできます。
鶏肉の筋を切ったり、脂肪を取り除いたりするのも包丁より素早くできるので、一度使ったらその便利さを実感するでしょう。
お肉や魚を切った後のまな板は、どうしても臭いや雑菌が気になってしまいますが、キッチンバサミを使うとそんな悩みからも解放されます。また、バーベキューや焼肉など焼いたお肉をカットするのにも便利です。
柔らかい食材をカットする
タコやイカ、しらたきなどくにゃくにゃして掴みにくい食材は包丁よりも断然切りやすいので、料理に合わせたサイズに素早くカットできます。
ニオイの強い食材をカットする
ねぎやニラなどの野菜のニオイって包丁やまな板についてしまいますよね。ニオイの強い食材をちょっとだけ使いたいというときに、キッチンバサミを使って食材を鍋の上で切れば、包丁とまな板を汚さずに済みますし、色がついてしまったまな板を洗うのに苦労することもありません。
包丁では切りにくいものをカットする
包丁では切りにくい鷹の爪やきざみ海苔をカットする時にも使い易くて助かります。
キッチンバサミのメリット
キッチンバサミは包丁の代わりとして活用できますので、料理の途中でまな板や包丁を何度も洗ったりする必要もなくなります。洗い物が減るとキッチンに立っている時間が大幅に短縮され、料理や後片付けがスムーズに進むこと間違いなしです。
また、お皿に盛りつけた料理を、幼児やご老人がより食べやすいように細かくしたいときなど、日常のさまざまな場面でキッチンバサミは大活躍します。
キッチンバサミを上手に活用すると、毎日のお料理がよりスムーズになり、包丁やまな板を洗う必要もなく後片付けまでラクになります。
キッチンバサミを選ぶときのポイント
切りやすさと刃渡りの長さの確認
キッチンバサミは、プラスチック製品や厚めの紙、それに食材など、毎日いろいろなものを切りますので、何より切りやすさが重要です。
キッチンバサミを選ぶときのポイントとして、まずは刃渡りの長さをチェックしましょう。
刃渡りが長いキッチンバサミは、肉などの大きな食材を切るときにカットしやすくラクに調理できます。反対に、海苔のような食材を細かく切りたいときは、刃渡りが短いキッチンバサミの方が小回りが効いて切りやすくなります。
どちらか一つを選ぶのでしたら、刃渡りが長いキッチンバサミを選んでおくと間違いありませんが、どんなシーンでの使用が多いのかを考えたうえで、刃渡りが長いタイプと短いタイプの両方を使い分けてみると、より一層調理がしやすくなるでしょう。
具体的には刃渡りが6cm以上あるものの方が、普段使いに向いていると考えてよいでしょう。
また刃がギザギザのキッチンバサミは、油分を含むものや硬いものを切る際の使用におすすめです。ギザギザがしっかり食材をキャッチしてくれるので、滑りやすい食材でもスムーズにカットできます。
できれば、調理用と万能用に2種類のキッチンバサミを持っておくといいかもしれませんね。
グリップの握り心地の確認
キッチンバサミが自分の手や指にフィットするかどうかは、本体の大きさはもとよりグリップのサイズがとても重要なポイントになります。
キッチンバサミの正しい持ち方は、片方のグリップ内に親指を入れ、もう一方のグリップの中に中指と薬指と小指を入れます。人差し指はグリップの外側に出して添えます。
グリップ内が狭すぎて指がきつく感じると、切っている最中に指が痛くなり力が入らず、上手に切ることができません。グリップを握ったとき、人差し指以外の4本がしっかり入り、無理なく力を入れられるもの、グリップの握り心地がいいものを選びましょう。
グリップのチェック方法
- 親指が奥までしっかり入る
- 中指・薬指・小指の3本が窮屈でなく余裕を持って入る
- キッチンバサミの刃を開いたり閉じたりして痛くないかを確認する
このように、自分の指の太さや長さに合ったサイズだと握り心地がしっくりします。
素材で選ぶ
キッチンバサミのおもな素材は、ステンレス製とセラミック製の2種類があります。
ステンレス製
ステンレス製のメリットは切れ味です。ですが、切れ味抜群のステンレス製でも、手入れをしないと切れ味が落ちてしまいます。
セラミック製
セラミック製のメリットはお手入れが簡単で切れ味も落ちにくいことです。めんどくさがり屋さんは、切れ味も落ちにくく手入れが簡単なセラミック製を選ぶとよいかもしれませんね。
刃の形状で選ぶ
どんな用途にも対応してくれるキッチンバサミですが、刃の形状にもいろいろな種類があり、それによって使い方も違ってきます。
鋭角な刃
細かい作業に最適です。葉野菜を切り分ける時やきざみ海苔などは、とくに先端が鋭いものの方が向いています。
平刃
奥行きがあって力が必要な牛乳パックなどには、刃まっすぐな平刃がオススメです。野菜の茎部分を切ったりするときに重宝します。
ギザ刃
キッチンバサミの定番であるギザギザしたギザ刃は、肉をカットする時にうってつけです。油や水分でぬるぬるしている食材も、滑らずにしっかり切り離してくれます。
お手入れのしやすさを確認
キッチンバサミは食品に直接触れるものなので、清潔な状態を保つためにも日頃の手入れがしやすいものの方がよいでしょう。
基本的なこととして、「使うたびに洗浄してしっかり乾かす」ここがポイントです。
また、「分解ができるかどうか」「食洗機対応かどうか」「洗いやすい刃の形状をしているかどうか」なども確認しておきましょう。
便利な機能付きの確認
分解できる
刃が接合部分で脱着できるものは、使用後に外してきれいに洗うことができるので衛生的です。
切る以外の機能
食材をカットするだけでなく、ビンフタ開けや栓抜き、ぎんなん割り、にんにく潰しや魚のうろこ取りなど多くの機能を併せ持つキッチンバサミもあります。
左利き用
左利き用のキッチンバサミもあるので、左利きの人でも切りやすく使えます。
キッチンバサミを選ぶときの見逃せないポイントは「切りやすさ」「持ちやすさ」「素材」「刃の形状」「お手入れ」です。毎日の調理をサポートしてくれる、用途に合ったキッチンバサミを見つけて快適な調理を楽みましょう。
キッチンバサミのおすすめ6選
下村工業ヴェルダン オールステン ヴェルダン キッチンバサミ
オールステンレス製なのでサビの心配がなく圧倒的な切れ味を誇る万能バサミです。バラして洗えますので衛生的です。
鳥部製作所 キッチンスパッター
オールステンレスなので錆びにくくハサミの付け根部分が外れて分解できるので衛生的です。また、食洗機に対応しているので確実な洗浄できます。
インテックカネキ オールステンレス料理バサミ コックさん
切れ味は素晴らしく、分解できるので綺麗に洗えます。柄と刃の部分が一枚の金属になっているので溝に汚れがたまることもなく衛生的です。キッチンバサミとしては高価な部類に入りますが、それだけの価値があります。
貝印 キッチンバサミ SELECT100
丈夫な造りと鋭い切れ味が持ち味の貝印ブランドです。大きめのハンドルはとても握りやすく、力を入れなくてもスムーズに使えます。刃がはずせるので、汚れが溜まりやすい接合部もきれいに洗うことができます。
PLUS キッチン はさみ フィットカットカーブ 洗える チタン
根本から刃先まで軽い切れ味で切れるプラスシリーズは、衛生的に使えるように工夫した製品です。刃は高硬度チタンをコーティングし、サビにくさと高い耐久性があり、家庭用の食洗機に入れて洗うことができます。
お手頃な価格で、海苔・昆布・肉などの食材、パックやトレーなどのパッケージなど、どんなものでもよく切れます。
貝印 カーブ キッチンバサミ 料理家の逸品
ハサミ部分が弓なりにカーブした形状で、刃渡りが長くスリムなので、細かな小分け切りからサンドイッチなどの厚めな食材も崩さずカットできます。分解できませんが、大きく開くことができるので洗いにくさを感じません。
最後に
いかがでしたか?
すでにキッチンバサミをお使いの方でも、改めて活用法を知ると、その良さを再確認できたのではないでしょうか。
食材を切るのはもちろんのこと、時短クッキングにもなり、栓抜きや缶切りにも重宝するキッチンバサミを、これからはもっと有効活用して、楽しく料理をしてみましょう。