目次
ウスターソースとは
イギリス発祥の調味料
ウスターソースとは、イギリスのウスターシャー地方が発祥の調味料です。イギリスのウスターシャー地方に住む主婦が、余った野菜やフルーツを有効活用しようと香辛料とともに保存したことがきっかけで生まれました。
さらさらしている
ウスターソースは辛味があるものが多く、粘度は低め。シャバシャバしているのでついかけすぎてしまいがちですが、スプーンに出してから使用するとかけすぎることなくうまく調節できます。
トマトジュースを垂らしても美味しい
さまざまな料理の隠し味としてアクセントを加えてくれるウスターソースですが、発祥の地のイギリスではトマトジュースに数滴入れて飲むこともあるそうです。ちなみに日本で有名なソースと言えばコーミソースです。まだ食べたこと無い方はぜひ1度試してみてください。
ウスターソースの代用品6選
ウスターソースの代用品6つをご紹介します。うっかり切らしてしまったときは参考にして作ってみてくださいね。
中濃ソース
- 中濃ソースを使いたい分量出す
- 醤油を少しずつ入れて味を調節する
- 好みの味になったら終了
ウスターソースの代用品として最も近いのが中濃ソースでしょう。中濃ソースをそのまま使ってももちろん代用品としては使うことができます。しかし、中濃ソースはウスターソースと比較すると甘みと濃度が高くなります。醤油を入れることで辛味がプラスされて、なおかつ濃度も低くなるので醤油を入れることをオススメします。
醤油を入れるときは、少しずつ入れて味見をしながら調節してください。一度に大量に入れてしまうと、辛味が強すぎて調味料として使えなくなってしまいます。必ず少しずつ入れるようにしましょう。
ケチャップ
- ケチャップ・醤油・コショウを準備する
- 「ケチャップ7:醤油2:コショウ1」の割合で容器に入れる
- 混ぜて終了
ケチャップでも代用することができます。ケチャップの原料はトマト。実はウスターソースの原料にも野菜やフルーツなどが含まれています。ケチャップを使うことで、ウスターソースと似た風味を出すことができます。
ケチャップ・醤油・コショウの割合は7:2:1くらいで大丈夫です。小さなお子さんがいる家庭ではコショウを少なくしてみたり、甘みのあるウスターソースが好きな方は醤油を減らしたりすると、自分好みのウスターソースを作ることができます。ぜひ試してみてください。
とんかつソース、または焼きそばソース
- とんかつソース、または焼きそばソース・醤油・お酢を準備する
- 「ソース7:醤油2・お酢1」の割合で容器に入れる
- 味を調節しながら混ぜて終了
代用品として2番目に近いと言われているのがとんかつソースまたは焼きそばソースです。比較すると、濃度が濃く、甘みが強いのが特徴です。その甘みを消すためにも醤油だけでなく、お酢も一緒に入れてあげるとウスターソースっぽい味になります。
とんかつソースまたは焼きそばソース・醤油・お酢の割合は7:1:2です。味を調節しながら混ぜるようにしましょう。小さなお子さんがいる家庭では、お酢を少なめにしてあげると食べやすくなりますよ。
焼き肉のたれ
- 焼肉のたれを使いたい分出す
- 醤油を少しずつ入れて味を調節する
- 好みの味になったら終了
驚く方もいるかも知れませんが、実は焼肉のたれでも代用品ができちゃいます。焼肉のたれの原料にもたくさんの野菜やフルーツが使われているからです。そのまま使ってもいいですが、醤油を入れることによって、よりウスターソースに近くなります。
焼き肉のたれには甘口・辛口とありますが、甘口を使う場合は醤油は気持ち多めに、辛口を使うときは醤油は控えめにするとうまく作ることができますよ。少しずつ味見をしながら作ってみてくださいね。
お好み焼きソース
- お好み焼きソース・醤油・コショウを準備する
- ケチャップをお好みで加える
- 混ぜて終了
お好み焼きソースはウスターソースと比較すると濃度も甘みも濃くできています。醤油を多めに加えるとウスターソースに近くなります。また、ケチャップを加えることで酸味をプラスすることが可能です。よりウスターソースに近い味にすることができますよ。混ぜるときは少しずつ味見をしながら混ぜてください。
オイスターソース
- オイスターソースとお酢を準備する
- オイスターソースにお酢を少しずつ入れて、味を確認しながら混ぜる
ウスターソースの最後の代用品として出てくるのがオイスターソースです。オイスターソースの原料は牡蠣、ウスターソースは野菜やフルーツと、原料がそもそも違うのでウスターソースと全く同じ味を再現するのは難しいことは覚えておきましょう。オイスターソースにお酢を入れるときは少しずつ入れることを心がけてください。
ウスターソースの代用品で気を付けること
一口にウスターソースと言っても好みに違いはありますよね。甘めが好きだったり、辛いのが好きだったりすると思います。
自分好みにするには「分量」を見極める
代用品を作るときの一番のポイントは記載している分量を「目安」としてとらえること。いきなり記載している分量で作ってしまうと、自分の好みではないウスターソースの代用品ができてしまいます。
自分好みにするには、記載している分量よりも少なめに準備して、味を見ながら調節していくといいでしょう。また、調節し終わったら増やした調味料と減らした調味料をメモしておくと、同じ味を再現できるのでとても便利ですよ。
ウスターソースの代用品をリンゴジュースで作る
ウスターソースは実はリンゴジュースでも再現可能です。小さなお子さんがいる家庭ではリンゴジュースの方が使いやすいかもしれませんね。簡単にできてしまうのでぜひ試してみてください。
材料
- 100%リンゴジュース
- 醤油
- お酢
- 塩
- コショウ
作り方
- リンゴジュースと醤油を入れて2分煮詰める
- お酢・塩・胡椒を入れて終了
ウスターソースの原料にはフルーツが入っているので、リンゴジュースを使うことで近い味を再現することができます。調味料を合わせるときは少しずつ入れるようにしてください。
ウスターソースの代用品として自家製ソースを作る
実は、ウスターソースは自宅でも簡単に作ることができます。ここからは自家製ソースの作り方をご紹介します。手作りは市販よりもいっそう美味しいものができますよ。
材料
- トマト缶
- 人参
- 玉ねぎ
- セロリ
- リンゴ
- にんにく
- しょうが
- だしの素
- 醤油
- 砂糖
- 塩
- お酢
- 水
- シナモン
- ナツメグ
- 一味唐辛子
- クローブ(ホール)
- セージ
- タイム
- クミン
- カルダモン
- ローリエ
作り方
- 玉ねぎを半分のスライスにする
- 切った玉ねぎをフライパンで飴色になるまで炒める
- にんにくとしょうがはみじん切り、リンゴはいちょう切りにする
- 鍋に水を入れ、砂糖・醤油・塩・お酢以外の材料を加えて沸騰するまで強火で煮る
- 沸騰したら弱火にして1時間程度煮込む
- 砂糖・醤油・塩を入れてさらに30分程度煮込む
- お酢を加えてひと煮立ちさせて一晩寝かせる
- ローリエを取り除いてミキサーにかける
- 布で濾す
- 濃度が増すまで煮詰めて終了
スパイスをたくさん用意しますが、ほとんどスーパーで揃えることが可能なので大丈夫です。手作りウスターソースの保存期間は1ヶ月です。必ずその期間以内に消費するようにしましょう。
最後に
今回はウスターソースの代用品についてご紹介しました。
ウスターソースはいろんなもので代用することが可能です。今回ご紹介した代用品はお家に常備してあるものでできるので、ウスターソースを切らしてしまったときは、ぜひ作ってみてください。
また、代用品を作るときには必ず自分で味見しながら調節するようにしてください。自分で自家製ソースを作るのも楽しいですよ。この記事を参考に自分好みの代用品を作って美味しいごはんを食べましょう。