目次
たこ焼き器の洗い方
たこ焼き器には大きく分けて3つの種類があるのをご存知でしょうか。お手持ちのたこ焼き器の種類を確認して、どのように洗えばよいのか見ていきましょう。
プレートが外せないタイプの洗い方
プレートが外せないタイプは非着脱式と呼ばれ、水につけて洗えないたこ焼き器です。
- 残った生地がこびりつかないように、プレートが温かいうちに汚れをふき取りましょう。
- すでにこびり付いてしまった汚れは、少量のお湯をかけてふやかしてからふき取るとプレートを傷つけることなく洗えます。
- 最後に本体の汚れをふき取れば完了です。
プレートが外せるタイプの洗い方
プレートが外せるタイプは着脱式と呼ばれ、普段の洗いものと同じように洗うことが可能です。
- まずはプレートが温かいうちに、表面の汚れをふき取ります。
- プレートが冷めたら、食器用洗剤で油分や焦げを落としましょう。
- 着脱式のたこ焼き器だと忘れがちですが、最後に本体の汚れもしっかりふき取りましょう。
鉄板プレートの洗い方
- たこ焼き屋さんのような本格的なたこ焼きが作れる鉄板プレートは、中性洗剤を使わずに水洗いをします。鉄板プレートは表面に油膜があることで、さびることなく長く使うことができます。
※中性洗剤で洗ってしまうと表面の油膜が流れてしまい、さびやすく焦げ付きやすいプレートになってしまいます。 - 鉄板プレートを水洗いした後は、再度加熱して水気をしっかり飛ばし、油を引いてから片づけます。油の種類に決まりはありませんが、塩分の入っていないサラダ油やオリーブオイルがおすすめです。
- 次にたこ焼きを作る際は、油をふき取ってから使うようにしましょう。
たこ焼き器を洗う時の注意点
プレートが温かいうちに洗おうと急いでしまうと、たこ焼き器の故障や事故につながる場合があります。下の注意点に気をつけながら、洗うようにしましょう。ホットプレートやホットサンドメーカーなどのお手入れ時にも使えるポイントなので、しっかりと覚えておきましょう。
掃除の時はスイッチを切りコンセントを抜く
電気スイッチが入った状態でプレートを洗うと、故障や感電の危険があります。誤ってプレートを温めてしまい火傷をする、という可能性もあるので電源が切れていることは必ず確かめましょう。
プレートを傷つけないようにする
たこ焼き生地は焦げ付きやすいので、プレートにテフロン加工をしている場合があります。テフロン加工は、鉄板プレートの油膜と同じように焦げ付きにくくする大切な層です。
テフロン加工は剥がれてしまうと元に戻せないので、金属製のたわしのような固いものでは洗わないようにしましょう。またテフロン加工は急激な温度変化にも弱いので、熱々のプレートを水につけるということはせず、自然と冷めるまで待ちましょう。
非着脱式のたこ焼き器は水洗いしない
汚れをきれいに洗いたいと思っても、プレートが外せないたこ焼き器はふき取り掃除だけにしましょう。水洗いは本体の故障や感電の原因になるので、少量のお湯で汚れをふやかしてふき取るようにしてください。
たこ焼き器の焦げの取り方やコツ
たこ焼きを一度にたくさん作ると気になるのが、ガンコな焦げ。2回3回と焼いているうちにどんどん炭化して簡単には落とせなくなりますよね。そんな時はこちらの焦げ取りのコツを活用してみてください。
「着脱式」のたこ焼き器の場合
軽い油汚れの場合は、触ってみて少し熱いと感じるお湯(お風呂のお湯より熱いくらい)にタオルやキッチンペーパーを浸し、ふき取ります。温める・ふやかすの2工程を一度に行うと、汚れを落としやすくできるんです。
ガンコな焦げ付きの場合は、油汚れ用のスプレーを使います。プレートにスプレーをふきかけ、キッチンペーパーやラップなどを乗せて少し時間をおきます。
他の洗いものが終わったころに、プレートの汚れが浮き始めているかチェック。噴射した液と汚れをタオルやキッチンペーパーでふき取り、ぬるま湯で洗い流したら乾いたふきんできれいにふきあげます。
「非着脱式」のたこ焼き器の場合
テフロン加工されているプレートであれば、重曹で焦付きをとることができます。まず、水で溶かした重曹をプレートへ入れ、そのまま重曹水を熱します。
沸騰する前に電源を切り、触れる程度にプレートが冷めたら、キッチンペーパーで水分や汚れをふき取ります。仕上げに水で湿らせたふきんやキッチンペーパーで残った重曹をふき取ります。
「鉄製」のたこ焼き器の場合
鉄製のプレートには洗剤も重曹も使うことができません。焦げ付きがひどい場合は、プレートに水を注いで加熱し沸騰させます。徐々に汚れが浮いてくるのでしっかりとふき取り、最後に水洗いをします。焦げ付きやすいと感じた場所にしっかり油を引いておくと、次回の掃除が楽になります。
たこ焼き器を長持ちさせる秘訣
たこ焼き器は正しい洗い方をするだけで長く使うことができますが、洗い方以外にもたこ焼き器を長持ちさせる秘訣があります。
樹脂製のピックを使う
たこ焼き作りに欠かせないものといえば、たこ焼きを回転させるピックですよね。金属製のピックや竹串を使うという方が多いかと思いますが、樹脂製のピックを使うとプレートを傷つけずに長持ちさせることができるんです。
樹脂製というと柔らかいイメージを持ってしまいますが、しっかり硬さがあり問題なく使用できます。また竹串よりも太いので、たこ焼きを割ってしまうことなくしっかり回転させることができます。
油を塗るときは刷毛を使う
生地を流し込む前、あなたはどうやって油を引いているでしょうか。直接油をかけたりキッチンペーパーにしみこませたりと、方法は様々ですよね。どのような方法で油を引いても問題ないのですが、たこ焼き器を長持ちさせるなら専用の刷毛を使うのがおすすめです。
刷毛を使ってたこ焼き器全体に塗り忘れなく油を引くことができれば焦げ付きが減り、ゴシゴシと洗う必要がなくなるため、プレートが傷みにくくなります。
たこ焼き器をたくさん使う
フライパンやホットプレートに比べるとどうしても使用頻度が少ないたこ焼き器。久しぶりに使おうとしたらさびていた、ということになったら悲しいですよね。たこ焼き器を長持ちさせるには、きちんとプレートを活用することも大切です。
たこ焼き以外にもシュウマイやアヒージョ、ひとくち焼きおにぎりやひとくちカステラなど色々な料理を作れます。食卓で家族と一緒に料理を作りたいという日にぜひ活用してみてくださいね。
キレイなたこ焼き器で美味しいたこ焼きを作りましょう
たこ焼きの洗い方や注意点や焦げの取り方、そしてたこ焼き器を長持ちさせる秘訣についてご紹介しました。
使い慣れないものを使いこなすのは難しいと感じるかもしれませんが、ちょっとしたコツを知っているだけでたこ焼き器を楽に洗えて楽しく活用できるようになります。得意料理のレパートリーにたこ焼きもぜひ加えてくださいね。