掃除ができない人にはどんな特徴がある?理由と対処法も紹介

掃除ができない人に見られる、掃除の先延ばしや作業の中断などの特徴を具体例で紹介します。掃除が進まない背景には、面倒さや時間・気力の不足、手順への迷いなども考えられます。自分が試せる対処法と、身近な人の状況を理解するポイントも解説します。

掃除ができない人に見られる特徴

掃除ができないときには、後回しにする、何から始めるか迷う、途中でやめるといった行動が見られます。また、床やテーブルに物が置かれていて、掃除を始めにくいケースもあります。

こうした行動は、掃除のどの場面で困っているかを知る手がかりです。似た行動でも背景は異なるため、特徴だけで性格や本人の気持ちを決めつけないようにしましょう。

掃除を後回しにして汚れをためてしまう

床のホコリやキッチンの汚れに気づいても、「あとで掃除しよう」と先延ばしにすることがあります。

例えば、食後にテーブルを拭こうと思いながら別のことを始めたり、「休日にまとめて掃除しよう」と考えて平日は手をつけなかったりする場面です。

どこを掃除すればよいかは分かっていても、実際の作業を始めるまでに時間がかかります。

後回しにした場所が増えると、一度に掃除する範囲も広がります。この特徴では、掃除の手順が分からないことより、汚れに気づいてから着手するまでの間隔が長い点に注目すると違いが分かります。

どこから掃除を始めるか決められない

掃除するつもりでも、場所や作業の優先順位を決められず、手が止まることがあります。

例えば、床には物があり、テーブルにはホコリがたまり、キッチンにも汚れが残っている状態です。床の物を片付けるか、テーブルを拭くかと迷い、最初の作業を決められないことがあります。

「掃除はあとで」と先延ばしにする場合とは異なり、掃除をするつもりでも、作業の選択に迷って始められない点が、この特徴の違いです。

掃除を始めても途中でやめてしまう

掃除を始めることはできても、予定していた作業を終える前に中断してしまう場合があります。

例えば、部屋全体に掃除機をかけるつもりが、途中で別の家事を始めてしまったり、水回りを掃除しているうちに疲れて、残りの場所を別の日に回したりする場面です。思ったより時間がかかり、予定していた範囲を終えられないこともあります。

これは、一回の掃除の途中で作業が止まる状態です。一度きれいにしても数日後や翌週の掃除が続かないという「習慣の問題」とは区別して考えると、どこを見直すべきか分かりやすくなります。

物を出したままにして掃除しにくくなる

使った物を片付けずに置いておくことで、掃除に取りかかりにくくなることもあります。

例えば、床にバッグや衣類があると、掃除機をかける前に移動させる必要があります。テーブルに書類や小物が積まれていれば、拭き掃除を始める前に物をどかさなければなりません。物の移動だけで時間を使い、ホコリや汚れを落とすところまで進めない場合があります。

片付けは物を整理して置き場所へ戻す作業、掃除はホコリや汚れを取り除く作業です。掃除そのものが難しいのか、掃除前の片付けで止まっているのかを分けると、困っている部分をつかみやすくなります。

掃除ができない理由

掃除が進まない背景には、作業を面倒に感じること、時間や気力に余裕がないこと、方法が分からないことなどがあります。

同じように掃除を後回しにしていても、理由まで同じとは限りません。

掃除が面倒で終わりが見えないと感じる

掃除しても時間がたてばまた汚れるため、「キリがない」と感じる人もいます。

パナソニック ホームズが2024年に、炊事・洗濯・掃除のいずれかを家庭内で3割以上担当する既婚男女を対象に行った調査でも、掃除を苦手・好きではない理由として「面倒」「キリがない」が挙げられています。

例えば、「掃除するなら部屋全体をきれいにしたい」と考えている場合、少し時間が空いても作業に取りかかりにくいことが考えられます。掃除に必要な手間を大きく感じることと、実際に掃除を始められないことが重なる場合もあるでしょう。

ただし、掃除を後回しにする人が全員、完璧を求めているわけではありません。自分がどの作業を面倒に感じているのかを考えることが、負担を見直す手がかりになります。

掃除に使える時間や気力が足りない

仕事や家事、育児、介護などで忙しく、掃除する時間を確保しにくい場合があります。帰宅後は食事や入浴だけで精いっぱいだったり、休日には休息を優先したかったりする人もいるでしょう。

この場合、掃除が必要だと理解していても、ほかの用事や疲労との兼ね合いで後回しになりがちです。掃除の時間を作る工夫だけでなく、担当する家事の量を見直した方がよい場合もあります。

また、疲労や心身の不調によって、以前はできていた家事が難しくなることもあります。掃除ができないという一点で病気を判断することはできませんが、急に掃除が難しくなったり、食事や身支度などほかの日常生活にも支障が続いたりする場合は、かかりつけ医などへの相談も考えてください。

掃除の手順や方法が分からない

掃除する場所を決めても、その場所をどう掃除すればよいか分からず、作業が止まることがあります。

例えば、浴室の汚れを落としたくても、どの道具や洗剤を使えばよいか迷う場合です。床の掃除でも、先に物を片付けるのか、どの道具を使うのかが決まらないと、なかなか進められません。

「どこから掃除するか決められない」のは場所や順番を選ぶ段階の困りごとですが、こちらは場所を決めた後の作業方法の迷いです。

掃除の経験が少ない場合などは、手順を一つずつ確認することが役立ちます。

掃除ができないときの対処法

掃除をする女性

掃除を後回しにするなら一か所に絞る、どこから始めるか迷うなら順番を書き出す、物の片付けで止まるなら置き場所を見直すといった方法があります。

途中で疲れる場合は作業量や分担を調整し、定期的な掃除が続かない場合はついで掃除を試すなど、自分の困りごとに近いものから選んでみましょう。

掃除する場所を一か所に絞る

掃除を後回しにしやすい人や、途中で疲れてしまう人は、作業する範囲を最初から小さく決めてみましょう。

例えば、「テーブルを拭く」「洗面台を掃除する」「玄関の砂を掃く」など、一度に扱う場所を一か所に絞ります。部屋全体を終わらせようとせず、できる範囲だけ取り組む方法です。

掃除する場所を一か所決め、その場所の作業を終えることを目標にすると、やることが明確になります。それでも負担が大きければ、「テーブルの片側だけ拭く」など、さらに作業を小さく分けられます。

掃除する順番を書き出す

何から始めるか迷う人は、作業する順番を短いリストにしておく方法があります。

例えば、床の掃除なら次のように分けられます。

  • 床に置いてある物を定位置に戻す
  • 掃除機やフロアワイパーでホコリやゴミを取り除く
  • 使った掃除道具を片付ける

作業を順番に並べることで、途中で次に何をするか迷ったときにも確認できます。リストを細かく作りすぎず、その日に行う作業だけを書き出す程度でも十分です。

物と掃除道具の置き場所を見直す

掃除を始める前の片付けに時間がかかる場合は、普段使う物の置き場所を見直してみましょう。

例えば、バッグや郵便物を置く場所を決めておけば、床やテーブルを掃除する前に物を移動する手間を減らす工夫になります。また、掃除機が収納の奥にあり、出すたびに荷物を動かしているなら、取り出しやすい場所へ移せないか検討できます。

洗面台を拭くクロスなども、使う場所の近くに置く方法があります。ただし、洗剤は製品の表示に従い、子どもやペットが触れない場所へ安全に保管してください。

新しい収納用品や掃除道具を買う前に、今ある物の配置を変えられないか確認するところから始められます。

毎日の行動に「ついで掃除」を組み込む

一回の掃除は終えられても、次の掃除まで間が空いてしまう場合は、普段の生活動作に短い掃除を組み合わせてみましょう。

  • 食事が終わったらテーブルを拭く
  • 洗面台を使った後に周囲の水滴を拭く
  • キッチンを使い終えたら作業台を拭く

これは一回の掃除を途中でやめる問題ではなく、掃除する機会を作るための工夫です。

ただし、ついで掃除だけですべての汚れを落とせるわけではありません。まとまった掃除が必要な場所とは分けて考えましょう。

無理なときは作業を減らして分担する

時間や気力が足りないときは、掃除する場所を優先順位で分けたり、家事の分担を見直したりすることも選択肢です。

例えば、食べこぼしや水回りの汚れなど、今気になっている場所を先に掃除し、ほかの場所は別の日に回す方法があります。

家族やパートナーと暮らしている場合は、掃除する場所や頻度、家事の分担について話し合うことも大切です。「掃除を手伝って」とだけ頼むのではなく、「今日は床の掃除機がけをお願いしたい」「洗面台は毎日拭きたい」など、自分が困っている場所や希望するタイミングを具体的に伝え、担当する作業を相談しましょう。

一人で難しい場合は、周囲の手助けや家事代行などのサービスを検討することもできます。まずは、負担になっている作業を一つ挙げ、自分でできることと手助けが必要なことを分けるところから始めてみましょう。

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