人生がつまらないのはなぜ?5つの理由と今できること

「人生がつまらない」と感じる理由を、毎日の単調さ、時間やお金、楽しみ、人とのつながり、比較の5つから整理します。自分に当てはまる理由を考えながら、今の生活で無理なく試せることを見つけてみましょう。

人生がつまらないと感じる5つの理由

人生がつまらないと感じる理由は、一つとは限りません。

毎日の単調さだけでなく、やりたいことをする余裕がない、楽しみが少ない、孤独を感じる、人と比べてしまうなど、いくつかの状態が重なっていることもあります。

まずは「自分は何をつまらないと感じているのか」を具体的にし、その理由に合う小さな行動を一つ試してみましょう。

人生全体をひとまとめにして考えるより、今の生活のどこに物足りなさがあるのかを見ると、自分が何から始めればよいか考えやすくなります。

①毎日が同じことの繰り返しになっている

起きて仕事や学校へ行き、帰宅して食事や入浴を済ませて寝る。休日も同じような過ごし方が続いていると、「今日も昨日と変わらなかった」と感じることがあります。

変化が少ない生活そのものが悪いわけではありません。決まった生活に安心を感じる人もいます。ただ、自分ではもっと何かしたいと思っているのに、毎日がほとんど同じ流れになっているなら、その単調さが退屈につながっている可能性があります。

「人生がつまらない」と大きく考える前に、平日や休日を振り返り、最近いつもと違うことをしたのはいつだったか考えてみると、自分の状態が見えやすくなります。

②やりたいことをする時間やお金に余裕がない

やってみたいことがあっても、仕事や家事が忙しい、お金に余裕がないなどの理由で後回しになることがあります。

休日も疲れを取るだけで終われば、「自分のために使える時間がない」と感じやすくなります。

この場合、問題は「やりたいことがない」のではなく、やりたいことを実行しにくい生活になっていることかもしれません。

旅行へ行きたい、新しい趣味を始めたいと思っていても、時間や費用の条件によってすぐには実現できないことがあります。

自分を「行動力がない」と責めるより、何が妨げになっているのかを分けて考える方が、現実的な方法を探しやすくなります。

③楽しみや夢中になれることが少ない

仕事や家事など「やるべきこと」は毎日あっても、「自分がやりたいこと」がほとんどないと、生活が予定をこなすだけのように感じることがあります。

ここでいう楽しみは、大きな趣味や特技である必要はありません。好きな料理を食べる、気になる本を読む、音楽を聴く、散歩をするなど、短い時間でも自分からやりたいと思えることは含まれます。

また、「少しできるようになった」「前より分かるようになった」といった感覚も、自分にとって楽しみや変化として感じられることがあります。

最近そうした実感が少ないなら、「楽しみが少ない」だけでなく「手応えが少ない」と感じていないか振り返ってみてもよいでしょう。

「無趣味だから人生がつまらない」と決めつけるのではなく、最近、自分からやってみたいと思ったことがあるかを振り返ってみるとよいでしょう。

④気軽に話せる人が少なく、孤独を感じている

人と接する機会があっても、気軽に話したり、本音をこぼしたりできる相手が少ないと、孤独を感じることがあります。

職場や学校で毎日誰かと会っていても、「つながっている感じ」が持てないことはあります。

孤独を考えるときは、知り合いや友人の人数だけでなく、うれしかったことや困ったことを話せる相手、何となく連絡できる相手がいるかも振り返ってみましょう。

孤独だけで「人生がつまらない原因」と言い切ることはできませんが、誰かと話したいのに話せる相手がいないと感じているなら、人とのつながりも見直したい部分の一つです。

⑤人と比べて自分の毎日がつまらなく感じる

SNSなどで、旅行を楽しんでいる人、仕事で活躍している人、友人と充実した時間を過ごしている人を見ると、自分の日常が急に地味に見えることがあります。

SNSを見る前は気にならなかったのに、見た後に「自分だけ何もない」と感じることが多いなら、その前後で自分の毎日に対する感じ方が変わるかを振り返ってみましょう。

人の生活を見た後ほど自分の毎日がつまらなく感じるなら、比較との距離を見直す手がかりになります。

人との比較を減らしたとき、自分の毎日の見え方が変わるかを確かめてみましょう。変化が小さいなら、単調さや時間の余裕など、ほかの理由も見直す手がかりになります。

人生がつまらないときにできること

人生を一度に大きく変える必要はありません。先ほどの5つの理由のうち、自分に近いものを一つ選び、それに合った小さな行動から始める方が取り組みやすいでしょう。

いつもと違うことを一つしてみる

毎日の繰り返しに退屈しているなら、生活の一部を少しだけ変えてみましょう。

行ったことのない店へ入る、帰り道を変える、普段は作らない料理を作るなど、大きな予定でなくてもかまいません。

目的は「毎日を刺激的にすること」ではなく、いつもの流れから少し外れてみることです。旅行や引っ越しのような大きな変化を起こせなくても、普段とは違う選択はできます。

やりたいことを小さく始めてみる

時間やお金が足りず、やりたいことを諦めているなら、「できるか、できないか」の二択にしないことも一つの方法です。

たとえば旅行へ行きたいなら、まず近場へ出かける。習い事を始めたいなら、体験や無料の情報を見るところから始める。まとまった自由時間が欲しいなら、最初は短い時間だけ確保してみるなど、規模を小さくできます。

やりたいことの全部ではなく、今できる部分だけ試すと、生活の条件をすぐに変えられない場合でも一歩を作れます。

少しでも興味があることを試してみる

「趣味を見つけなければ」と考えると、それ自体が負担になることがあります。

特にやりたいことが思い浮かばないなら、趣味として長く続ける前提を置かず、少し気になることを試してみましょう。

以前好きだったことを久しぶりにやる、気になる本を手に取る、動画を見ながら料理を作るなどでも十分です。合わなければ続ける必要はありません。

最初から「人生を楽しくしてくれる何か」を探すより、自分が少しでも興味を持てるものとの接点を増やす方が始めやすくなります。

気軽に話せる人と話す時間をつくる

孤独を感じているなら、いきなり友人を増やそうとしなくてもかまいません。

しばらく連絡していない友人や知人に連絡する、家族とゆっくり話すなど、すでにある関係から考える方法もあります。

「友達が何人いるか」より、話したいときに話せる相手がいるかを考えてみましょう。人付き合いが負担になりやすい場合は、無理に交流の数を増やす必要もありません。

SNSで人と比べてつらいなら見る時間を減らす

SNSを見た後に「自分だけ何もない」「みんな楽しそうなのに自分はつまらない」と感じることが多いなら、少し距離を置いてみる方法があります。

完全にやめる必要はありません。見る時間を決める、寝る前には見ない、自分が落ち込みやすい投稿から少し離れるなど、自分が続けやすい方法で十分です。

人との比較を減らしたときにも同じようにつまらなく感じるのかを見ると、比較以外の理由も見直しやすくなります。

何をしてもつまらない・無気力が続くときは心身の状態も確認する

退屈そうな女性

「毎日が同じで飽きた」という退屈と、「以前は好きだったことまで楽しめない」「何をしても楽しくない」という状態は、同じとは限りません。

厚生労働省の情報では、「これまで好きだったことに興味がわかない」「何をしても楽しくない」といった状態を、うつ病でみられる症状の一つに挙げています。

また、示されている9つの症状のうち5つ以上があり、その中に気分の落ち込み、または興味や楽しみの低下を含む状態が2週間以上続く場合は、専門家への相談を勧めています。

「人生がつまらない」と思っただけで、特定の病気だと判断する必要はありません。また、2週間は「それまでは相談しなくてよい」という意味でもありません。

つらさが強い、仕事や家事など普段できていたことが難しくなるなど、生活に支障が出ているなら、早めに医療機関や相談窓口へ相談することも考えましょう。

新しい趣味や予定を増やそうとしても負担に感じるほど無気力なときは、まず自分の心身の状態に目を向けることを優先しましょう。

人生を一気に変えず、今できることから始める

笑顔の女性

やってみることを決めたら、次は始めやすい大きさまで小さくしてみましょう。

たとえば「趣味を見つける」ではなく「気になることを一つ試す」、「人間関係を変える」ではなく「一人と話す時間をつくる」と考えると、始めるハードルを下げられます。

今の自分が無理なくできる一歩まで小さくすることがポイントです。試してみてもつまらなさが変わらないなら、別の理由が大きくないかを見直せばかまいません。

すぐには変えられない事情があるなら、それを性格や努力不足だけのせいにする必要もありません。

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