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家事疲れがつらいときは、まず家事を減らす

家事に疲れて「もう今日はできない」と感じたら、すべてを予定どおり終わらせる必要はありません。まずは今日やる家事を必要なものまで減らすことから考えてみましょう。
疲れている日に家事を速くこなそうとすると、それ自体が新たな負担になることがあります。後回しにする、回数を減らす、家族と分ける、自分でやらない方法を使うなど、自分が抱える家事の負担を調整することを考えてみましょう。
今日やらなくていい家事は後回しにする
疲れている日は、「今日やらなければ困ること」と「明日以降でも大きな問題がないこと」を分けてみましょう。
たとえば、明日必要な衣類の洗濯や食事の用意は優先度が高くても、部屋全体の掃除や細かな片付けまで同じ日に終わらせる必要はない場合があります。食事も一から作ることにこだわらず、家にあるものや総菜などで済ませる選択肢があります。
特に夜になって体力が残っていないときは、翌日に必要なものだけ確認し、急がない掃除や細かな片付けは翌日以降へ回してもよいでしょう。後回しにしても困らない家事から手放すと考えると、やることを絞りやすくなります。
家事を減らして空いた時間まで、別の家事で埋める必要はありません。疲れている日は「今日はここまで」と決めて、手を止めて休むことも大切です。
家事の頻度や完成度を下げる
家事疲れを繰り返しているなら、一日だけ休むのではなく、普段の家事の基準が高すぎないかも見直してみましょう。
掃除や片付けなどは、「毎回きれいに仕上げる」「毎日同じところまでやる」と決めていると負担が増えます。汚れが気になる場所だけ掃除する、片付けは目につく範囲までにするなど、日によって完成度を変えても構いません。
一人暮らしでも、専業主婦・主夫でも、仕事をしていても、家事に使える時間や体力は一定ではありません。今の生活に合う頻度へ変えることは、手抜きではなく家事量の調整です。
家族がいるなら担当を分ける
家族と暮らしている場合は、自分の家事を「手伝ってもらう」だけでなく、誰の担当なのか自体を見直す方法があります。
分担を見直すときは、料理・洗濯・掃除など実際に手を動かす作業だけでなく、その前後に必要な段取りまで含めて「誰の担当か」を確認します。
できることや生活時間は家族によって違うため、すべてを均等にする必要はありません。まずは「誰が何をしているか」を具体的に出して担当を見直すと、偏りに気づきやすくなります。
家電・宅配・家事代行などに任せる
家事は、必ず自分や家族の手だけで終わらせなければならないものではありません。
食事なら総菜や宅配、洗濯なら乾燥機能やクリーニング、掃除なら家電、まとまった家事なら家事代行など、自分が作業しなくて済む方法があります。
費用がかかる方法もあるため、すべてを外に任せる必要はありません。「特に負担を感じる家事だけ」「忙しい時期だけ」のように使うと選びやすくなります。
家族に分担できない一人暮らしの人にとっても、自分以外へ任せることは負担を減らす選択肢の一つです。
家事疲れが続くなら、負担が大きくなっているところを見直す

一日休んでもすぐ家事疲れを感じるなら、「どうすればもっと頑張れるか」ではなく、今の生活のどこに負担が集中しているかを確認してみましょう。
毎日の家事量が今の生活に合っていない
以前は無理なくできていた家事でも、仕事の時間が変わったり、家族が増えたり、生活リズムが変わったりすれば、同じやり方が重くなることがあります。
毎日している家事を書き出し、「今もこの回数が必要か」「もっと簡単な方法にできないか」を確認すると、習慣になっているだけの家事を見つけやすくなります。
仕事・育児・介護などと家事が重なっている
「家事をすると疲れる」と感じていても、実際には仕事や育児、介護などを終えたあとに家事をしているため、家事を始める時点ですでに疲れていることもあります。
この場合、家事だけを効率化しても十分に楽にならないことがあります。家事をする時間帯を変える、忙しい日は家事を減らすなど、生活全体の負担を見ながら調整することが重要です。
掃除・洗濯・料理などの作業が一人に偏っている
家族がいるのに、料理・洗濯・掃除などの多くを一人で担っている場合は、家事のやり方だけでなく分担そのものも確認してみましょう。
たとえば、6歳未満の子どもがいる夫婦を対象にした2021年の公的統計では、妻の家事関連時間が夫より長いことが示されています。
ただし、ここでいう家事関連時間には育児や買い物なども含まれ、すべての家庭に同じ偏りがあることを示すものではありません。
家庭ごとの働き方や生活時間を見ながら、負担が一人に集中していないか確認することが大切です。
献立や在庫管理など、段取りの負担も一人に偏っている
家事の負担は、実際に手を動かす時間だけではありません。献立を考える、冷蔵庫の中身を確認する、日用品が切れそうか気にするなど、次の家事を考える作業もあります。
掃除や洗濯を家族で分けていても、こうした段取りを一人だけが担当していることがあります。「作業は分担しているのに、段取りは自分に集中していないか」という視点でも確認してみましょう。
強い疲れや眠気が続くときは、家事だけの問題と決めつけない

一時的に疲れて家事ができないことと、休んでも強い疲れや眠気が続く状態は分けて考えましょう。
睡眠不足などでも日中の眠気や疲労感が出ることがあります。まず休む時間を確保し、それでも不調が長く続いたり、普段の生活に支障が出たりする場合は、家事の効率化だけで乗り切ろうとせず、必要に応じて医療機関などへの相談も検討しましょう。
家事は「これだけできれば十分」の基準を決めておく

家事疲れを減らすために大切なのは、毎日すべてを完璧に終わらせることではありません。疲れている日にも生活が回るよう、自分なりの基準を決めておくと判断しやすくなります。
- 今日中に必要な家事は何か
- 明日以降へ回せる家事は何か
- 毎日しなくても困らない家事は何か
- 家族や外部のサービスへ任せられることは何か
「これだけできれば十分」という基準があれば、疲れた日に一から迷う必要がありません。家事に生活を合わせるのではなく、その日の時間や体力に合わせて家事の方を調整していきましょう。










