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小学生がランドセルを使うのは、長く定着し通学に使いやすいから

ランドセルは全国の小学生に一律で義務づけられているから使われているわけではありません。
学校用の通学かばんとして長く定着してきたことに加え、学用品を背負ってまとめて持ち運べることも、現在まで広く使われている理由を考えるうえで重要なポイントです。
通学かばんとして長く定着してきた
ランドセルは長い間、小学生の通学かばんとして使われ、現在も広く利用されています。「小学生の通学かばん」と聞いてランドセルを思い浮かべるほど、身近な存在として定着してきました。
ランドセルがどのように学校用品として広まったのかは、次の章で歴史をたどります。
学用品を背負ってまとめて持ち運びやすい
ランドセルには、教科書やノート、筆記用具などの学用品をまとめて入れ、背負って運べるという実用面があります。肩に掛けたり手で持ったりするかばんと違い、背負っている間は両手を使いやすいことも特徴です。
ランドセルには、耐久性や収納性を考えて作られた製品があります。現在では、タブレット端末を収納できるスペースや反射材などを備えた製品も見られます。
ただし、重さや背負いやすさ、収納力、反射材などの仕様は製品によって異なります。「ランドセルなら必ず軽い・安全」と考えるのではなく、具体的な機能には製品差があることは押さえておきましょう。
ランドセルは軍用の背のうをルーツに学校用として広まった

ランドセルの歴史をたどると、最初から小学生向けのかばんとして作られたものではないことが分かります。
現在のランドセルにつながるまでには、軍用の背のうから学校用品への変化と、その後の普及という段階がありました。
軍用の背のうがランドセルのルーツ
ランドセルのルーツとされているのは、幕末ごろに軍隊で使われるようになった背負い式のかばんです。「ランドセル」という呼び名も、オランダ語で背のうを意味する言葉に由来するとされています。
当時のものは、現在の小学生が使う箱型のランドセルとは異なる形でした。まず背中に荷物を背負って運ぶ道具が日本に入り、その後、学校で使う通学用品へとつながっていきます。
学習院で通学用品として採用され箱型へ変化した
学校用のランドセルの歴史で大きな節目となったのが、1885年に学習院で背のう式の通学用品が採用されたことです。
さらに1887年には、現在のランドセルにつながる箱型の革製かばんが登場したとされています。1885年に学校用の背のうが採用され、その後に現在の箱型へ近づいていったと分けて考えると、ランドセルの成り立ちを理解しやすくなります。
この時点ですぐ全国の小学生がランドセルを使うようになったわけではありません。ランドセルが広く普及するまでには、さらに時間がかかりました。
戦後に普及が進み小学生の定番になった
ランドセルは明治時代に学校用品として使われ始めましたが、全国的に普及が進んだのは戦後です。1950年代後半以降には、ランドセルを使う小学生が各地で増えていきました。
その後、ランドセルは小学生の通学かばんとして広く定着し、色や素材、収納方法なども時代に合わせて変化してきました。
こうしてランドセルは小学生の通学かばんとして広く定着していきました。
ランドセルが必要かどうかは学校・自治体のルールで異なる

ランドセルには学用品を背負ってまとめて運べる実用面がありますが、それと「学校で必ずランドセルを使わなければならないか」は別の話です。全国すべての小学校でランドセルが必須というわけではありません。
自治体や学校によってはランドセルに限定せず、リュックなど別の通学かばんを認めている場合があります。一方で、学校や地域によって通学かばんに決まりや案内が設けられていることもあるため、「ランドセルでなくても必ず大丈夫」と一律にはいえません。
入学準備でランドセルが必要か迷った場合は、先に学校から配布される入学案内や学用品の説明を確認しましょう。分からない場合は、購入前に学校へ確認しておきましょう。
ランドセルが今も広く使われている理由は一つではありません。学校用品として長く定着してきた歴史があり、現在のランドセルには学用品を背負って運べる実用面もあります。
自分の子どもにランドセルが必要かどうかは、最終的に入学する学校のルールを確認して判断しましょう。










