子どもの門限は何時?小学生・中学生・高校生の目安と決め方

子どもの門限は何時にすればよいのでしょうか。小学生・中学生・高校生で参考になる時間帯と、部活や塾、イベントに合わせた決め方、条例・補導との違い、遅れるときの連絡ルールを解説します。

小学生・中学生・高校生の門限の目安

子どもの門限に全国共通の正解はありませんが、調査を見ると、小学生では17時前後、中学生では18〜19時、高校生では20時以降の設定や、固定した門限を置かない家庭も見られます。

年齢別の時間は「全国平均」ではなく、家庭で門限を決めるときの参考として見ることが大切です。

調査ごとに対象地域や年代、回答者が異なるため、数字だけで自分の家庭の門限を決めず、実際の生活に合わせて調整しましょう。

小学生は17時前後が一つの目安

小学生では、17時前後が一つの参考になります。

2015年に首都圏の子どもを持つ家庭を対象に行われた調査では、門限を設けている小学生の家庭で17時がもっとも多い回答でした。

2015年の首都圏調査という条件があるため、17時前後は現在の全国共通の時刻ではなく、家庭で考える際の参考として扱います。

同じ小学生でも、学年や自宅までの距離、季節による明るさなどは異なります。

17時前後を一つの出発点にして、実際の帰宅条件を確認しながら決めるとよいでしょう。

中学生は18〜19時が一つの目安

中学生では、年代や地域の異なる複数の調査で、18〜19時付近の門限が見られます。

調査の対象や時期は異なるため、18〜19時を一つの参考にしつつ、普段の予定に合わせて調整するのが適切です。

中学生になると、部活動や塾などで帰宅が遅くなる日も増えてきます。

友達と遊ぶ日の門限と、部活動や塾が終わってから帰る日の帰宅時刻は分けて考えましょう。

高校生は門限の時間や決め方に幅がある

高校生では、20時が多い調査、22時が多い調査、固定した門限を設けていない家庭が多い調査など、結果に幅があります。

そのため、「高校生の平均門限は20〜22時」と一つの時間帯にまとめるより、門限の時間や決め方に家庭差が大きい年代として考える方が実態に合っています。

また、「門限なし」は何時まで外出してもよいという意味とは限りません。

外出するたびに帰宅予定を伝えたり、遅くなる場合は連絡したりする方法を取る家庭もあります。

高校生では、年齢だけで一つの時刻を決めるのではなく、外出目的や帰宅方法、その日の予定も含めてルールを決めると運用しやすくなります。

門限は帰宅条件に合わせて決める

時計を持つ子ども

年齢別の時間は、家庭の門限を考えるための出発点です。

実際には、子どもがどこから、どのように帰ってくるのかまで確認して時刻を調整します。

暗くなる時間と帰宅経路を確認する

同じ17時でも、季節によって外の明るさは変わります。

また、自宅までの距離や人通り、徒歩・自転車などの帰宅方法も家庭ごとに異なります。

時刻だけを見るのではなく、子どもが実際に通る道や、自宅まで帰るのにかかる時間も確認しておきましょう。

特に小学生では、「何時まで遊ぶか」だけでなく、そこから家まで何分かかるのかを考えて門限を決めることが大切です。

部活・塾・イベントの日は別の帰宅時刻を決める

部活動や塾、お祭り、映画、イベントなど、普段とは予定が違う日は、通常の門限と分けて考える方法があります。

終了予定の時刻と、自宅まで帰るのに必要な時間を確認し、その日に家へ着く予定時刻を決めておきましょう。

たとえば塾の日なら、塾が終わる時刻と帰宅にかかる時間を確認して、帰宅予定を親子で共有します。

お祭りやイベントなど普段より遅くなる日は、外出先や帰宅方法、保護者が迎えに行くかどうかなども確認して、その日の時刻を決めます。

外出ごとに帰宅時刻を決める方法もある

毎日同じ門限を設ける方法だけが選択肢ではありません。

子どもの年齢が上がり、予定が日によって大きく変わる場合は、外出するたびに帰宅時刻を決める方法もあります。

この場合も、何時でも自由にするのではなく、「今日は何時までに帰る」「予定より遅くなるなら連絡する」といった基準を共有します。

固定した門限が合う家庭もあれば、その日の予定に合わせて帰宅時刻を決める方が運用しやすい家庭もあります。

家庭の門限と条例・補導は別に考える

子どもの門限を考えるとき、「何時を過ぎると補導されるのか」が気になることもあるでしょう。

ただし、家庭で決める門限と、青少年の深夜外出に関する条例、警察による補導は同じものではありません。

深夜外出の時間は都道府県によって異なる

青少年の深夜外出については、各都道府県の条例に規定がありますが、対象年齢や時間帯は全国一律ではありません。

23時から翌朝までを深夜としている地域もあれば、異なる時間帯や年齢区分を設けている地域もあります。

そのため、「全国では23時が法律上の門限」と考えるのは適切ではありません。

条例が気になる場合は、住んでいる都道府県の公式サイトで、青少年の深夜外出に関する条例や案内を確認しましょう。

「全国一律で○時から補導」ではない

警察による少年補導では、深夜はいかいなどが対象となることがあります。

ただし、「全国の小学生・中学生・高校生は○時から一律に補導される」という共通の開始時刻が決まっているわけではありません。

また、条例上の深夜時間より前なら、どのような外出でも問題にならないという意味でもありません。

家庭の門限を決めるときは、「補導されないギリギリの時間」を基準にするのではなく、家庭で決める帰宅時刻と地域のルールを分けて確認しましょう。

門限は時刻だけでなくルールまで決める

子どもの背姿

門限の時間を決めたら、親子で同じ意味に受け取れるようにルールを具体化します。

時刻だけ決めても、「その時間に帰り始めればよい」と考える場合と、「その時間までに家へ着く」と考える場合ではずれが生じます。

「家に着く時間」を門限にする

門限は、「○時になったら遊びを終える」ではなく、「○時までに家に着く」と決めておくと分かりやすくなります。

たとえば自宅まで20分かかる場所で遊んでいるなら、門限の20分前には帰り始める必要があります。

子どもが時間を逆算しにくい場合は、「○時○分にはそこを出る」と合わせて確認してもよいでしょう。

遅れるときの連絡方法を決める

電車やバスの遅れ、予定の変更などで、決めた時刻に帰れないこともあります。

その場合に備えて、電話やメッセージなど、どの方法で連絡するかを決めておきましょう。

連絡するタイミングも、「門限を過ぎてから」ではなく、遅れると分かった時点としておく方が予定を共有しやすくなります。

門限の時刻だけでなく、「遅れると分かったら連絡する」までセットで決めておくと、固定門限でも外出ごとの帰宅時刻でも運用しやすくなります。

友達と門限が違っても家庭の基準で考える

子どもから「友達はもっと遅くまで大丈夫」と言われることもあります。

ただし、他家庭の門限は参考にはなっても、そのまま自分の家庭へ当てはめる必要はありません。

自宅までの距離、外出先、帰宅方法、部活や塾などの予定は家庭ごとに違います。

年齢別の目安や周囲の家庭も参考にしながら、自分の家庭の帰宅条件に合う時刻を考えましょう。

「何時が普通か」だけで決めず、子どもの帰宅条件と地域のルールを確認し、親子で納得できる帰宅時刻と連絡方法を決めることが大切です。

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