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赤いスイカと黄色いスイカの違い

赤肉と黄肉で最もはっきり違うのは、果肉の色と、その色をつくる主な色素です。
一方、黄色いスイカにも十分な甘さを持つ品種があり、甘さや味、食感まで「赤だからこう」「黄色だからこう」と一律に決まるわけではありません。
赤と黄色、どっちが甘い?
「赤いスイカの方が甘い」「黄色いスイカは甘さ控えめ」と一律にはいえません。
黄肉スイカにも、赤肉と同程度の糖度を持つものや、甘さを特徴とする品種があります。同じ黄肉でも甘さには品種ごとの違いがあります。
そのため、赤か黄色かという果肉色そのものを、甘さを比べる基準にはできません。黄色いスイカだから味が薄いと考える必要もないでしょう。
味や食感にも違いはある?
黄色いスイカには、さわやかな風味を特徴とする品種もあれば、甘みやコクを特徴とするものもあります。
食感にも幅があり、黄肉の中にも強いシャリ感を持つ品種があります。果肉のかたさも品種によって異なるため、黄色いスイカがすべて同じ食感というわけではありません。
また、品種によって糖や有機酸に関わる成分、香りに関わる成分にも違いが確認されています。こうした要素や果肉のかたさなどが異なるため、同じ黄肉でも食べたときの特徴には幅があります。
赤肉・黄肉という果肉色だけで味や食感を二つに分けるのではなく、それぞれの品種が持つ特徴として見ると分かりやすいでしょう。
果肉の色をつくる主な色素が違う
甘さや食感とは別に、赤肉と黄肉では果肉の色に関わるカロテノイドに違いがあります。
赤いスイカでは、赤色のもとになるリコピンが主要な色素として蓄積します。一方、黄色いスイカでは、ビオラキサンチンなどの黄色系カロテノイドが多くみられる品種があります。
黄肉でも、含まれる色素の種類や組み合わせは品種によって異なります。こうした色素組成の違いが、赤や黄色といった果肉色の違いにつながっています。
黄色いスイカが黄色い理由

黄色いスイカは、赤いスイカより熟していないから黄色いのではありません。黄肉スイカは、成熟しても黄色い果肉になる品種です。
スイカは品種によって、果肉でカロテノイドが作られたり蓄積したりする仕組みに違いがあります。こうした違いによって、成熟したときの果肉色も変わります。
つまり、黄肉スイカは赤くなる前の段階ではありません。成熟したときの果肉色そのものが黄色になるスイカです。
スイカの果肉は赤・黄色だけではない

スイカの果肉は、赤と黄色の2種類だけではありません。品種によって、ピンクやオレンジ、淡い黄色、白っぽい果肉などもあります。
- 赤
- ピンク
- オレンジ
- 黄色
- 淡い黄色
- 白っぽい色
同じ黄色系でも、淡いクリーム色に近いものから鮮やかな黄色まで色合いには幅があります。こうした違いにも、品種ごとの色素組成が関係しています。
赤肉と黄肉も、スイカにあるさまざまな果肉色の一部です。果肉の色にはそれぞれ特徴がありますが、甘さや味、食感まで色だけで決まるわけではありません。
赤と黄色を比べるときは、果肉色と食味を別の特徴として捉えると、それぞれの違いを整理しやすくなります。









