去年の花火は使える?使用期限の目安と保管状態の確認ポイント

去年の手持ち花火は、適切に保管されていれば翌年も使える場合があります。湿気や本体の傷みなど、使う前に確認したいポイントに加え、使用期限と保存期間の目安、安全な使い方、余った花火の保存・処分方法を紹介します。

去年の花火を使う前に確認すること

去年の花火を使えるかは、経過年数だけでなく、保管していた環境と現在の状態を見て判断することが大切です。

湿気や高温、直射日光などを避けて適切に保管していたものなら、翌年も使える場合があります。

ただし、購入から1年しかたっていないことや、未開封であることだけでは判断できません。どこで保管していたかを振り返り、包装や花火本体が傷んでいないかを確認しましょう。

湿気や高温を避けて保管していたか

湿気の多い場所や高温になりやすい場所に置いていなかったかを振り返ります。水回りや屋外など、湿気や温度変化の影響を受けやすい場所で保管していた場合は注意が必要です。

直射日光が当たる場所や、暖房器具・火気の近くに置いていた場合も、保管状態がよいとは言い切れません。特定の場所名だけで判断せず、実際に湿気や高温の影響を受けていなかったかを確認してください。

花火が湿気るまでの期間は、包装や保管環境によって変わります。「去年のものだから大丈夫」「数カ月しか置いていないから問題ない」と、期間だけで決めないようにしましょう。

包装や花火本体が傷んでいないか

包装が大きく破れていないか、花火本体が曲がったり、つぶれたりしていないかを確認します。水に濡れた跡があるものも、無理に使用しない方が安心です。

見た目に問題がなくても、保管環境まで分かるとは限りません。外観だけで安全だと決めず、保管していた場所とあわせて判断してください。

いつどこで保管したか思い出せるか

購入した時期や保管場所を思い出せない花火は、湿気や高温の影響を受けていないか判断できません。本体の状態に不安がある場合も、試しに点火するのは避けましょう。

使わないと判断した花火は、乾かしたり再点火したりせず、記事後半で紹介する方法に沿って処分します。

花火の使用期限と保存期間の目安

手持ち花火

家庭用のおもちゃ花火には、食品の消費期限のような一律の期限が表示されていない製品もあります。ただし、期限表示がないことと、何年たっても使えることは同じではありません。

商品に期限や保管方法が書かれている場合は、パッケージやメーカーの案内を優先してください。未開封の花火でも、保管環境によっては湿気や高温、直射日光の影響を受けている可能性があります。

花火メーカーの若松屋は、2022年に公開した資料で、適切に保管した家庭用のおもちゃ花火は10年後も品質を保てると案内しています。ただし、この「10年」は特定メーカーが示す条件付きの一例です。

すべての製品に共通する使用期限や、安全が保証される年数ではありません。手元の花火を使えるかどうかは、年数だけでなく保管環境と本体の状態から判断しましょう。

去年の花火を使うときの注意点

使用できる状態だと判断した後も、花火ごとの遊び方を守る必要があります。去年の花火だから特別な点火方法を試すのではなく、商品の表示に従って使用してください。

遊び方をパッケージで確認する

花火によって、火をつける位置や持つ向き、先端部分の扱いは異なります。先端の紙を外す必要がある商品もありますが、すべての花火に共通する方法ではありません。

パッケージに書かれた遊び方と注意事項を確認し、説明を読めない花火は無理に使用しないようにしましょう。子どもが遊ぶ場合は、大人が一緒に確認してください。

水を用意して1本ずつ使う

点火する前に、水を入れたバケツなどを手の届く場所へ用意します。複数の花火を束ねたり、何本もまとめて火をつけたりせず、1本ずつ使用しましょう。

花火は人や物へ向けず、衣服、髪、枯れ草、建物などの燃えやすい物から離れた場所で使います。風が強い場合は火花の向きが変わりやすいため、使用を控えてください。

使い終わった花火は、その都度水へ入れて消火します。火が消えたように見えても、地面や庭へ放置しないようにしましょう。

火がつかないときは無理に点火しない

火がつかない花火を長時間あぶったり、顔や手を近づけたりしないでください。途中で消えたものも、繰り返し点火するのは避けましょう。

火がつかない花火は無理に再点火せず、水に浸して処理します。湿気た可能性があるものも、乾かして使おうとしないでください。

余った花火の保存方法

花火のイメージ

今年使い切れなかった花火を翌年以降へ残す場合は、湿気だけでなく、直射日光や火気、本体の破損にも注意して保管します。

新聞紙や紙袋で包む

余った花火は、購入時の包装へ戻すか、新聞紙や紙袋でまとめます。必要に応じて乾燥剤を添えると、湿気対策を補えます。

ただし、乾燥剤を入れたからといって、翌年も必ず使えるわけではありません。次に使う前にも、保管していた環境と包装・本体の状態を確認してください。

湿気や直射日光、火気を避ける

湿気が少なく、直射日光の当たらない場所を選びます。暖房器具や火気の近く、温度変化の大きい場所も避けましょう。

保管場所は部屋の名称だけで決めず、実際に湿気や高温の影響を受けにくいかを基準にしてください。

子どもの手が届かない場所に置く

子どもだけでは取り出せない場所へ保管します。花火の上に重い物を載せたり、荷物の下へ置いたりすると、包装や本体がつぶれる可能性があるため避けましょう。

使わない花火の処分方法

湿気た花火、保管状態が分からない花火、火がつかなかった花火は、無理に使用せず処分します。

未使用花火の出し方は自治体によって異なるため、そのまま家庭ごみへ入れないようにしてください。

水に十分浸す

使わない花火は、水を張ったバケツなどへ入れ、全体に水が行き渡るように浸します。未使用の花火や火がつかなかったものも、乾燥させたり再点火したりせず、水に浸して処理しましょう。

水に浸す時間は、メーカーや自治体によって案内が異なります。一律の時間で判断せず、手元の商品や地域の案内を確認してください。

ごみの出し方は自治体に確認する

水に浸した花火を可燃ごみとして収集する自治体がある一方、未使用の花火を家庭ごみとして収集していない自治体もあります。

住んでいる自治体の分別・回収方法を確認し、出し方が分からない場合は、ごみを担当する窓口へ相談してください。

去年の花火は年数だけで判断せず、保管環境と本体の状態を確認することが大切です。少しでも判断に迷う場合は無理に使わず、自治体の案内に沿って処分しましょう。

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