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目の前にいるムカデを安全に駆除する方法

家の中でムカデを見つけたら、慌てて追いかけたり、手近な物で捕まえようとしたりせず、まず周囲の安全を確保します。
ムカデ対応スプレーが手元にない場合も、無理に近づかないことが大切です。
周囲の人やペットを離し、足元を守る
最初に、子どもやペットをムカデから離れた場所へ移します。自分も素足のまま近づかず、靴やつま先を覆う室内履きを履いてください。
素手や短い道具では触らないことが基本です。ムカデの位置を確認しながら距離を取り、物陰へ逃げ込ませないよう、むやみに追い回すことも避けましょう。
ムカデに使えるスプレーがないときは無理に近づかない
ムカデ対応スプレーが手元にない場合は、その場で無理に駆除しようとしないでください。
安全に退出できる位置にいるなら部屋から離れ、無理なく閉められる場合は扉を閉めて、人やペットが入らないようにします。
扉を閉めるためにムカデの近くを通る必要がある場合は、無理に移動しない方がよいでしょう。ムカデの位置を確認できる範囲で距離を取り、適用害虫にムカデが含まれた製品を用意します。
熱湯やドライヤー、用途の異なる洗剤やアルコールなどを自己判断で使うと、やけどや床材の傷みにつながったり、ムカデが物陰へ逃げたりする可能性があります。
手元に対応製品がない状態で、無理に近づく方法は避けてください。
ムカデ対応スプレーは表示どおりに使う

殺虫スプレーを使う前に、適用害虫にムカデが含まれていることと、室内で使用できることを確認します。
噴射する距離や量、火気、床材や家具への注意は製品ごとに異なるため、容器に記載された使用方法を優先してください。
殺虫成分を使うタイプのほか、冷却して動きを止めるタイプもあります。ただし、すべての害虫用スプレーがムカデに対応しているわけではありません。「害虫用」という表示だけで判断せず、対象害虫を確認しましょう。
噴射後も、ムカデの動きが止まったことを確認するまでは近づかず、製品表示に従って対処してください。飲食物や食器、おもちゃ、ペット、水槽、電子機器などへの注意事項も確認が必要です。
動かなくなっても素手で触れず回収する
ムカデが動かなくなっても、すぐに触るのは避けます。駆除できたように見えても再び動く可能性があるため、柄の長いトングや、ほうきとちり取りなどを使って回収してください。
回収したムカデは袋へ入れ、口をしっかり閉じて処分します。使用した道具は洗浄するか、汚れを拭き取っておきましょう。手でつまんだり、近づいて潰したりする必要はありません。
家の中でムカデを見失ったときの対処法

ムカデを見失った場合は、見つけることよりも、物陰へ手足を近づけないことを優先します。人やペットを部屋から離し、家具を動かして追いかけるのは避けましょう。
家具や物陰へむやみに手を入れない
家具の下、段ボールの隙間、床に置いた衣類やタオルの中などへ、素手を入れないでください。ムカデが見えなくても、狭く暗い場所へ潜んでいる可能性があります。
床の衣類やタオルは直接つかまず、まず離れた位置から明かりを当てて確認します。中が見えない場合は無理に動かさず、ムカデ対応の製品を用意してから対処しましょう。
大型の家具も、転倒やけがにつながるため急に動かさないでください。
壁際や家具の下を明かりで確認する
足元を明るくした状態で、壁際、家具の下、カーテンの裏、玄関付近などを懐中電灯で照らします。家具の下へ顔や手を近づけず、離れた位置から確認してください。
寝室で見失った場合は、ベッドや布団の周囲、カーテンの裏、床に置いた衣類などを確認します。カーテンの裾が寝具に触れている場合は離し、寝具の周囲にある物も片付けておきましょう。
ただし、家具や寝具の配置を変えれば噛まれないと保証できるわけではありません。
浴室や洗面所などの水回りで見つけても、排水口から侵入したと決めつけることはできません。発見した場所と侵入経路は分けて考え、駆除後に窓や配管まわりなども確認します。
見つからないときは空間処理剤の使用を検討する
ムカデが見つからない場合は、室内に潜んだムカデに対応する空間処理剤を使う方法があります。適用害虫にムカデが含まれ、室内で使用できる製品かを確認してください。
部屋の広さに応じた使用量、退室の要否、閉め切る時間、使用後の換気方法などは製品によって異なります。食品や寝具などへの付着や、子ども、ペット、水槽への影響についても、使用前に製品表示を確認しましょう。
ムカデに噛まれたときの応急処置

ムカデが噛みついている場合は、素手でつかもうとせず、できるだけ早く体から離します。その後、患部を流水で十分に洗い流してください。
毒を口で吸い出したり、傷口を切ったり、患部を強く縛ったりするのは避けましょう。
強い痛みや腫れがある場合、発熱、めまい、吐き気、動悸などの全身症状が出た場合、炎症が長引く場合は医療機関を受診してください。
市販薬を使う場合は、症状や年齢に合うものを薬剤師などへ確認しましょう。息苦しさや顔・喉の腫れ、意識がもうろうとするなどの症状がある場合は、ためらわず119番へ連絡してください。
駆除後はムカデが入りにくい環境を整える

ムカデを駆除した後は、見つけた場所の周辺に侵入口や潜み場所がないか確認します。1匹見つけたからといって、必ず室内で繁殖していたり、複数のムカデが潜んでいたりするとは限りません。
ただし、入り込みやすい隙間や屋外の潜み場所は見直しておきましょう。
玄関や窓・網戸の隙間を補修する
玄関ドアの下や枠、窓のサッシ、網戸の破れなどを確認します。隙間や破損が見つかった場合は、用途に合う隙間テープや網戸補修材を使って対策しましょう。
郵便受けや勝手口など、開いた状態になりやすい場所も確認対象です。屋外に置いていた荷物や植木鉢を室内へ入れるときは、底や側面に虫が付いていないかを確かめてください。
換気口や配管まわりを確認する
換気口や換気扇のカバー、防虫網が外れていたり、破れていたりしないか確認します。エアコンや給排水管を壁へ通している部分に隙間があれば、用途に合った防虫網やパテなどで補修します。
エアコンの近くでムカデを見つけても、必ずドレンホースから入ったとは限りません。配管と壁の間や、窓、床と壁の境目など、周辺の隙間も確認しましょう。
換気や排水に必要な部分をテープやパテで完全に塞ぐと、設備の不具合につながる場合があります。用途が分からない穴や隙間は自己判断で塞がず、管理会社や施工業者へ確認してください。
落ち葉や植木鉢を外壁から離す
ムカデは、草むらや落ち葉の下、石や廃材の隙間などへ潜むことがあります。家の外壁沿いに落ち葉や枯れ草などがたまっている場合は、無理のない範囲で片付けましょう。
植木鉢や物置箱を外壁へ密着させず、底や裏側を確認できる状態にしておくと、潜み場所を減らしやすくなります。物を動かすときは手袋と靴を着用し、裏側へ素手を入れないようにしてください。
湿気と餌になる害虫を減らす
ムカデは湿気のある場所を好み、小さな昆虫やクモなどを餌にします。雨水がたまりやすい場所や水漏れを放置せず、家の周囲の風通しを確保しましょう。
ゴキブリなど別の害虫を減らすことも、ムカデが入り込みやすい環境を見直す方法の一つです。
まずは、見つけた部屋の周辺から確認することが大切です。玄関、窓、換気口、配管穴などの侵入口を確認した後、外壁沿いの落ち葉や植木鉢なども見直してください。
自分で隙間の補修や周辺の片付けをしても繰り返し出る場合は、賃貸住宅では管理会社、持ち家では害虫駆除業者や施工業者への相談を検討しましょう。









