美容室に行く前にやってはいけないこと8選|気付かず美容師を困らせていませんか?

美容室で「理想の髪型」になりにくい原因のひとつに、意外な事前準備があるかもしれません。パーカー着用や直前のシャンプーなど、良かれと思ってやっていることが実は仕上がりを邪魔していることも。美容師の本音から、失敗しないためのポイントを解説します。

美容室に行く前にやってはいけないこと【服装・メイク編】

楽しく話す美容師

当日選んだ服やメイクが、実はプロの判断を迷わせてしまうことがあります。施術の邪魔にならず、あなたの魅力を正しく伝えるためのポイントを確認しましょう。

なお、メニューやサロンの設備によって対応可能な場合もありますが、一般的に避けたほうがスムーズに仕上がる項目をまとめています。

1. パーカーやタートルネックなど「首元を隠す服」

フードや高い襟は、襟足や首まわりの正確なカットラインを隠してしまいます。

首周りにボリュームがあると、美容師がハサミを入れる際にクロスが浮きやすくなり、結果として仕上がりのシルエットに微妙なズレが出てしまうことも。また、シャンプー中に襟元が濡れたり、切った髪が服に入り込んだりする不快なトラブルを招く原因にもなります。

当日は襟足や首まわりの施術がしやすくなるよう、スッキリした襟元の服を選ぶのがベストです。

2. 白や高価な服、厚手・装飾の多い服

美容室では薬剤や水跳ねに細心の注意を払いますが、リスクをゼロにするのは困難です。

お気に入りの白い服にカラー剤が一滴……なんて悲劇を防ぐためにも、万が一汚れてもショックが少ない服で行くのが安心です。また、肩まわりに大きな装飾がある服や厚手のニットなどは、クロスの収まりが悪くなり、施術の邪魔になってしまうことがあります。

美容師があなたの骨格を正しく捉え、スムーズにハサミを動かせるよう、できるだけフラットでシンプルな服装を心がけましょう。

3. ピアスやネックレスなどの「アクセサリー」

大ぶりなアクセサリーは、クシが引っかかったり、薬剤が付着して変色したりする恐れがあります。

小ぶりなものであればそのまま施術できる場合もありますが、耳周りや首元の施術を妨げないよう、基本は外しておくのが無難です。

施術中に外して「どこに置いたっけ?」と紛失してしまうケースも意外と多いため、最初から付けていかないか、カバンの奥にしまえる保管用ケースを持参しておくのが、自分自身にとっても美容師にとっても一番スマートな選択です。

4. 普段の雰囲気とかけ離れたメイク

美容師は来店時のあなたの雰囲気も参考に、似合わせのデザインを考えることがあります。

当日だけ気合を入れて極端に印象を変えてしまうと、翌日セルフメイクをした際に「髪型だけ浮いて見える」といったギャップが生まれるかもしれません。

白いクロスに濃いリップが付着してしまう気まずさを避ける意味でも、「いつもの自分」に一番似合うスタイルを作ってもらうために、普段に近いメイクで臨むのが、理想の仕上がりに近づくための近道といえます。

美容室に行く前にやってはいけないこと【髪の状態・ケア編】

プロに髪を預ける前に、良かれと思ってお手入れをしすぎるのは、実は逆効果になることがあります。美容師が本当に知りたいのは、あなたの髪の「ありのままの姿」です。

5. ワックスやスプレーで「髪をガチガチに固める」

スタイリング剤で固まった髪は、プロの手でも正確な髪質や毛流れ、本来のボリューム感を読み取ることができません。

そのため、施術の内容によってはカットの前に一度シャンプーをしてリセットする必要が生じることがあります。その分、メインの施術にかけられる時間が限られてしまう可能性も。

髪本来の状態を正しく把握してもらい、最高の技術を引き出すためにも、当日はブラッシング程度の自然な状態で訪れるのが最も効率的です。

6. アイロンやブローで「完璧にセットしていく」

アイロンで完璧に伸ばした状態で行くと、あなたの本来のクセや広がり方を美容師が把握できません。

そのまま切ってしまうと、翌朝自分で洗った後に「左右で再現性が違う」といったズレが起きやすくなります。「美容室帰りは綺麗なのに、家では再現できない」という悩みは、こうした事前の作り込みが原因かもしれません。

本来のクセをあえて隠さず見せることが、あなたの生活に馴染む手入れのしやすい髪型を手に入れる最大のコツです。

7. 来店直前に自己判断でセルフカラーを重ねる

セルフカラーやカラートリートメントの履歴は、サロンカラーの発色や明るさに大きく影響します。

特に来店直前に自分で色を足してしまうと、プロの薬剤選定が狂い、狙った色が出なかったりムラになったりする原因になります。

セルフケア自体が悪いわけではありませんが、仕上がりを安定させるため、来店前の自己判断での調整は控え、してしまった場合は製品名と時期を正直に伝えることが、失敗を防ぎ納得のいく髪色を手に入れるための協力となります。

8. カラーやパーマ当日の念入りなシャンプー

カラーやパーマを予定している場合、当日の朝に頭皮を強くこすって洗いすぎないほうが無難です。

適度な皮脂は、薬剤の刺激から地肌を守る天然のバリアになってくれるからです。ただし、脂性肌の方や整髪料が残っている場合は、前日から24時間前までに軽く洗っておくほうが施術しやすいこともあります。

地肌のコンディションを健やかに保つことが、カラー中の不快なしみや痒みを防ぎ、快適な施術を受けるための大切な準備といえるでしょう。

美容室で失敗しないための新常識【来店準備・施術編】

最後は、美容師さんとのコミュニケーションと過ごし方です。「来店前」の整理ひとつで、当日の満足度は劇的に変わります。

来店前に施術履歴を整理しておかない

髪は1ヶ月に1cm程度しか伸びないため、毛先には数年前の施術の影響が残っています。

ブリーチ、黒染め、縮毛矯正などの履歴は、見た目以上に髪の内部に影響を及ぼしており、これを伝えないと深刻なダメージに繋がりかねません。

大きな失敗や想定外の傷みを避けるためにも、過去数年間の大きなメニューやセルフカラーの履歴を事前に思い出して整理しておくことが重要です。

曖昧な場合は正直に「いつ頃何をしたか不安」と伝えるだけでも、プロの判断材料になります。

施術中の「足組み」や「頭を動かす動作」

これは施術中の注意点ですが、椅子に座っている時の姿勢はカットの精度に直結します。

足を組むと骨盤が傾き、体の軸がズレてしまうため、ハサミを戻した時に左右の長さに誤差が出やすくなるのです。また、スマホを夢中で見て下を向くと、前髪や襟足のラインを正確に測れません。

自分がきれいに仕上げてもらうための協力として、ハサミが入っている間は背筋を伸ばし、両足を床につけて正面を見るように意識しましょう。これが一番確実な成功の秘訣です。

理想やNGを整理せず「おまかせ」で丸投げする

プロへの信頼は嬉しいものですが、好みの基準は人それぞれです。何も材料がない状態での「おまかせ」は、結果として認識のズレを生みやすくなります。

なりたいイメージの写真を数枚用意し、さらに「絶対に嫌なこと」を明確にしておくだけで、失敗のリスクは激減します。

写真が自分の顔立ちに合うか不安でも、プロは「その写真のどこに惹かれているのか(質感なのか色なのか)」を読み解いてくれるので、遠慮せずビジュアルで伝える準備をしましょう。

頭皮トラブルやかぶれ不安を申告しない

体調不良はもちろん、頭皮に赤みや痒み、過去にカラーで荒れた経験があるなら、必ず事前に伝えましょう。

ヘアカラーによるアレルギー反応は深刻な事態を招くこともあるため、不安がある場合はパッチテストの相談も必要です。「綺麗になる」ことが健康を損ねる原因にならないよう、頭皮の状態や不安な点は隠さず申告するのが、自分を守るための大切なマナーです。

万全の状態でないときは無理をせず、予約の変更を検討する勇気も必要かもしれません。

普段通りの「自分」で行くのが一番の近道

美容室へ行く前の準備で最も大切なのは、美容師さんに対して格好をつけたり、完璧な状態を取り繕ったりしないことです。

悩みやコンプレックスをありのまま見せることで、プロはあなたの生活に馴染む最適なスタイルを提案できます。

もし帰宅後に気になる点が出た場合は、自己判断で直そうとせず、まず施術したサロンに早めに相談しましょう。お直しの可否や期間はサロンごとに異なるため、案内を確認しておくと安心です。

気になることは遠慮なく共有し、相談しながら決めていく姿勢こそが、最高に「似合う」自分を手に入れる一番の近道ですよ。

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