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なぜ「食べるのがめんどくさい」と感じるのか?

美味しいものは食べたいけれど、準備や後片付けを考えると急に食欲が落ち着いてしまう。そんな経験はありませんか?
料理の手間だけでなく、いざ食べるときに「殻をむく」「骨を避ける」といった工程が必要な食材は、仕事や家事で疲れているときほど高いハードルに感じられるものです。
特に最近は、スマホを片手にリラックスしながら食事をしたいというニーズも増えています。そんなとき、手が汚れたり両手を使わなければならなかったりする食べ物は、どうしても敬遠されがち。
私たちが「めんどくさい」と思うのは、単なるわがままではなく、食べる際のリズムが崩されることへの心理的な抵抗なのかもしれません。
食べるのがめんどくさい食べ物ランキングTOP10

ネット上の意識調査やランキングで常に上位を独占する「手間のかかる食材」を集計し、独自のランキングを作成しました。
多くの読者が共感する「あるある」な苦労ポイントと、それを解消する解決策を詳しく見ていきましょう。
1. カニ
各種アンケートで不動の1位に輝くのがカニです。
「剥く作業に集中しすぎて会話が止まる」「殻が刺さって痛い」といった声が圧倒的で、ご褒美のはずが最後は疲労困憊してしまうことも。特に毛ガニなどの小ぶりなものは、努力の割に口に入る身が少なく、そのコストパフォーマンスの低さが面倒くささを助長させます。
これをラクにするにはキッチンバサミが必須です。足の白い部分に切り込みを入れ、関節を一度内側に折ってから引き抜くと、身が崩れず一気に取り出せます。
2. 魚(焼き魚・煮付け)
「小骨を取るのがとにかく苦痛」「喉に刺さるのが怖くてがっつけない」という意見が多く、若年層からシニア層まで幅広くランクインするのが魚料理です。
きれいに食べられないことへのコンプレックスや、お皿に残った残骸の見た目が悪いことも心理的なハードルになっています。
解決策としては、箸を最初に入れる位置を固定することです。中骨に沿って横に一本箸を入れ、上下に身を分けるプロの所作を意識するだけで、視認性が上がり劇的に食べやすくなります。
3. 栗
秋の風物詩でありながら「自分では絶対に剥きたくない」と敬遠されがちなのが栗です。
硬い鬼皮と、実に張り付いた渋皮を剥く作業は、力加減が難しく指先を痛める原因にもなります。お菓子作りなどで大量に必要な場合は、まさに苦行に近い作業です。
実は栗の皮は温度差に弱く、一度冷凍してから熱湯に浸すと、皮がふやけて手でもツルンと剥けるようになります。どうしても時間が取れないときは、クオリティの高い市販の「むき栗」を活用するのが最も現実的な選択です。
4. エビ(殻付き)
「手が汚れるのが嫌」「剥いている間に料理が冷めてしまう」という不満が目立つのがエビです。特にソースが絡んだエビチリなどは、素手でいくべきか箸で格闘すべきか迷ううちに食欲が削がれてしまいます。
自宅で調理する際は、事前のひと手間が鍵となります。背わたを取るついでにキッチンバサミで殻を縦に切っておくだけで、食べる際のスムーズさが劇的に変わります。
外出先ではフォークで背を固定し、スプーンで脚側を外す洋食のマナーを取り入れるとスマートです。
5. スイカ
夏の王様ですが「一口ごとに種を出すのが煩わしい」という声が多く、特に子供がいる家庭では親が種を取る手間も加わります。種を飲み込むわけにもいかず、食べるリズムが寸断されることが最大のストレスです
実はスイカの種は中心から放射状に伸びるラインに沿って並んでいます。このラインに合わせて包丁を入れると種が表面に露出するため、食べる前に箸で一気に取り除くことが可能です。
この工夫だけで、まるごと口いっぱいに頬張る贅沢を楽しめるようになります。
6. 手羽先
「骨の周りが一番美味しいのは分かるが、きれいに食べきれない」という悩みが深い食材です。口の周りや手がタレで汚れやすく、特に外食やデートでは避けたいメニューに挙がることもしばしば。
手羽先を攻略するには、二本ある骨の関節をポキッと折る事前の準備が大切です。太い方の骨をひねりながら引き抜く「一本抜き」の手法を使えば、一口で旨味たっぷりの身を堪能できます。手羽中など、最初から骨が処理された部位を選ぶのも、賢いタイパ向上策のひとつです。
7. グレープフルーツ
「一房ずつ剥くのが苦労の割に報われない」と感じる人が多く、柑橘類のなかでも特に手間がかかる印象を与えます。厚い皮と格闘し、果汁が飛び散るリスクを抱えながら食べるのは、忙しい朝には不向きです。
これをラクにするには、リンゴのように厚めに皮をむく「シャトー剥き」がおすすめです。薄皮から実をダイレクトに切り出せるので、あとはフォークで刺すだけで楽しめます。
また、房の間に垂直にスプーンを入れるだけでも果汁の飛び散りを大幅に抑えられます。
8. あさり・しじみ
味噌汁やパスタで定番ですが「身が小さすぎて外すのが追いつかない」という不満が聞かれます。
特に出汁がメインのしじみは、どこまで粘って食べるべきか迷うという心理的な負担も。調理前の砂抜きの不安も面倒くささに拍車をかけます。
解決策としては、最初から砂抜き済みの商品や剥き身の冷凍品をストックしておくことです。これにより調理のハードルが下がり、ゴミ出しの面倒もなくなります。
パスタなら、食べる前に一気に全ての身を外してしまうのも手です。
9. とうもろこし
「歯の隙間に繊維が挟まるのが耐えられない」という、食後の不快感がランクインの主な理由です。
顔を汚さずに食べるのが難しく、食べ残しの跡が目立つのも気になるポイント。きれいに食べるなら、最初に縦一列だけスプーンの柄などで外してみましょう。すると隣の列が横に倒れやすくなり、親指で押し倒すだけで一気にポロポロと身を外せるようになります。
芯から外してしまえば歯に詰まるイライラからも解放され、純粋にその甘みを堪能できるようになります。
10. カレーうどん
食材そのものよりも「服を汚したら終わり」というプレッシャーが、食べることを億劫にさせます。麺を啜った瞬間に飛び跳ねる汁の恐怖は、どれだけ注意していても拭えません。
汁跳ねを防ぐコツは、麺を短く箸で持ち、啜らずに口へ運ぶ「一口サイズ」の意識です。麺が空中で踊る時間を減らすだけで、跳ね返りのリスクは激減します。
また、汁にとろみが安定したタイミングで食べ始めるのも有効です。外食なら恥ずかしがらずに紙エプロンを装着するのが最善の防御です。
食の「面倒」は工夫と割り切りで楽しもう

「食べるのがめんどくさい」という本音は、それだけ毎日の生活を効率よく回そうと頑張っている証拠でもあります。
疲れている日は骨取り魚や剥き身の食材に頼り、心に余裕がある日はあえて手間のかかる食材を「趣味の時間」として攻略してみる。そんな風に、その日のコンディションに合わせて食事のスタイルを使い分けてみてください。
便利なサービスやちょっとした裏ワザを味方につければ、食事はもっと自由で楽しい時間になるはずです。









