太りやすいお酒ランキング!「とりあえず生」よりも危険なNGオーダーとは

お酒を飲む場面は、季節やイベントを問わず日常の中で意外と多いものです。友達との飲み会や家族との食事、さらには仕事終わりの一杯まで、つい気軽に手を伸ばしてしまいますよね。でも、飲みすぎて「体重が増えてしまった…!」と後悔した経験はありませんか?実はお酒の種類によって、太りやすさは天と地ほどの差があります。この記事では、カロリーだけでなく「糖質」に注目した「太りやすいお酒」をランキング形式で徹底解説。賢い選び方を知って、楽しみながら健康的なスタイルをキープしましょう。

飲む前に知っておきたい「お酒とカロリー」

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普段何気なく飲んでいるお酒、どれくらいカロリーがあるか意識したことはありますか?よく「お酒はエンプティカロリーだから太らない」と耳にしますが、これは大きな誤解です。

確かにアルコールのカロリーは熱として優先的に消費されます。しかし、アルコールが分解されている間、お酒に含まれる「糖質」や一緒に食べた「おつまみ」の燃焼は後回しにされます。

つまり、燃焼されなかったエネルギーが行き場を失い、そのまま脂肪として蓄積されてしまうのです。

特に甘いお酒には糖分がたっぷり含まれています。これを知らずに飲み続けると、どれだけ食事を制限しても体重は落ちにくくなります。

まずは「お酒の糖質」と「おつまみの脂質」の組み合わせが太る原因であることを理解しましょう。

太りやすいお酒ランキングワースト8

ここからは、糖質量が多く、つい飲みすぎてしまう「太りやすいお酒」をワースト形式でご紹介します。

美味しいお酒ほど「糖質の罠」が潜んでいるもの。それぞれの特徴と、太ってしまう具体的なメカニズムを深く掘り下げて解説します。知識として持っておくだけで、注文時の判断が変わるはずです。

1位:甘いカクテル(カシスオレンジ・カルーアミルク等)

飲みやすさNo.1のカクテル類ですが、ダイエット中は最も避けるべき「糖質の爆弾」です。

リキュール自体が砂糖の塊であるうえ、さらに果糖たっぷりのジュースやシロップで割るため、もはや液体というより「アルコール入りのデザート」です。

例えばカシスオレンジ1杯のカロリーは約180kcal前後あり、これはおにぎり1個分に相当します。甘さでアルコール感が消されているため、満腹中枢が麻痺しやすく、食事のカロリーにプラスして何杯も重ねてしまうのが最大の危険ポイントです。

2位:梅酒・果実酒(特にロック・ソーダ割り)

梅酒

とろりとした濃厚な甘さが魅力の梅酒や果実酒。これらは製造過程で、青梅などの果実を大量の「氷砂糖」に漬け込んで作られます。「

果実由来だから健康に良さそう」というイメージを持ちがちですが、実態は濃縮されたシロップを飲んでいるようなものです。

ロック1杯(約90ml)でもカロリーは非常に高く、糖分が急激に吸収されるため血糖値が乱高下し、脂肪を溜め込みやすい体質を作ってしまいます。

3位:缶チューハイ(甘味料入り・フルーツ系)

コンビニで手軽に買える缶チューハイですが、その成分表示には注意が必要です。

特にフルーツフレーバーのものには、飲みやすさを出すために人工甘味料や果糖ブドウ糖液糖が多く添加されています。

また、「ストロング系」などアルコール度数が高いものは、早い段階で酔いが回り、理性が低下して暴飲暴食の引き金になりがちです。

「糖類ゼロ」と書かれていない甘いチューハイは、ジュースと同じ感覚で常飲するのは避けましょう。

4位:日本酒(純米酒・濁り酒)

日本の伝統酒である日本酒は、お米を発酵させて作るため糖質が高く、1合(180ml)で約200kcal前後あります。これは白ごはんお茶碗軽く1杯分に相当します。

さらに厄介なのは「ペアリング」の問題です。日本酒の旨味は、塩辛や煮物、刺身醤油といった「塩分」の多い食事と相性が抜群です。

お酒の糖質で血糖値が上がり、おつまみの塩分で水分を溜め込むため、翌日の顔や体のむくみ、体重増加に直結しやすいお酒と言えます。

5位:ビール・発泡酒

「とりあえずビール!」で始まる乾杯は定番ですが、ビールは麦芽を原料としており、別名「液体のパン」と呼ばれるほど糖質が含まれています。

中ジョッキ1杯(約350ml)で約145kcalですが、ビール最大の太る要因は「喉越しの良さ」と「食欲増進効果」です。

炭酸の刺激とホップの苦味が胃を刺激し、唐揚げやフライドポテトといった脂っこい食事を本能的に欲させます。1杯で終わらず何杯も飲めてしまう「量」の問題も無視できません。

6位:甘口ワイン・サングリア

口当たりが良く、デザート感覚で楽しめる甘口ワインや、フルーツを漬け込んだサングリア。辛口ワインと異なり、ブドウの糖分が多く残っているか、あるいは砂糖やシロップが後から添加されています。

特にサングリアはフルーツの果糖も加わるため、ヘルシーな見た目に反して高カロリーです。食事中に水のようにガブガブ飲んでしまうと、知らない間に大量の糖分を摂取することになります。

7位:マッコリ

韓国のお酒マッコリは、お米や小麦、サツマイモなどを原料として発酵させた醸造酒です。原料由来の糖質に加え、飲みやすくするために甘味料が加えられている製品も多くあります。

乳酸菌や食物繊維が含まれ美容に良い側面もありますが、カロリー自体は決して低くありません。焼肉やチヂミといった脂質の高い韓国料理と一緒に飲む場面が多いため、総摂取カロリーがオーバーしやすい組み合わせには注意が必要です。

8位:シードル・甘口スパークリング

リンゴを原料とした発泡酒シードルや甘口のスパークリングワインは、乾杯酒として人気です。しかし、甘口タイプ(ドゥー)は発酵を途中で止めて糖分を残しているため、糖質量は高めです。

乾杯の1杯目、つまり「空腹時」に甘いお酒を流し込むと、血糖値が急上昇(スパイク)を起こします。これによりインスリンが過剰に分泌され、その後に食べる食事のエネルギーが脂肪に変わりやすくなるという、太るための準備運動をしてしまうことになります。

「太りにくい」お酒の選び方と裏技

「太るお酒」を知ると飲むのが怖くなるかもしれませんが、安心してください。お酒の種類を選び、少しの工夫を加えるだけでリスクは大幅に減らせます。

我慢せず楽しめる、スマートな飲み方のコツと具体的な「置き換えテクニック」を見ていきましょう。

迷ったら「蒸留酒」!ハイボールと焼酎の活用法

ダイエット中の最強の味方は、ウイスキーや焼酎、ジンなどの「蒸留酒」です。

これらは製造過程で糖質が完全に取り除かれているため、糖質は実質ゼロ。血糖値を上げず、インスリンの分泌も抑えられます。

ただし、割り材には注意が必要です。コーラやジンジャーエールで割ってしまうと意味がありません。「無糖の炭酸水」やお茶で割り、風味付けにはシロップではなく「生のレモンやライム」を絞るのが、太らないための鉄則です。

ワイン派は「辛口」、カクテル派は「ジンソーダ」へ

蒸留酒が苦手な方でも、選び方を工夫すればリスクを減らせます。

ワインなら、糖分が発酵しきっている「辛口(ドライ)」を選びましょう。特に赤ワインに含まれるポリフェノールは美容効果も期待できます。

また、カクテル派の方におすすめなのが「ジンソーダ」です。ジントニックに使われるトニックウォーターには大量の砂糖が含まれていますが、これを炭酸水に変えるだけで、驚くほど低カロリーで爽やかなカクテルに変身します。

「チェイサー(水)」が代謝を助ける最強の相棒

お酒と同量の水(和らぎ水)を交互に飲むことは、二日酔い防止だけでなくダイエットにも効果絶大です。

アルコール濃度を下げて肝臓の負担を減らすことで、代謝機能の回復を早めます。また、お酒を飲んでいると脱水症状になりやすく、体が水分を求めて「偽の空腹感」を出すことがあります。

水をしっかり飲むことで、締めのラーメンや過剰な間食への欲求を自然に抑えることができます。

おつまみは「茶色」を避けて「赤・緑」へ

「お酒そのもの」よりも、「一緒に食べるもの」で太るケースが大半です。メニュー選びに迷ったら「色」で判断しましょう。

  • 唐揚げやポテトなど糖質と脂質の塊である「茶色いもの」は避ける
  • 刺身や焼き鳥(塩)など肝臓の働きを助ける「赤いもの」を摂る
  • 枝豆やサラダなど代謝をサポートする「緑のもの」を最初に食べる

知識があればお酒は怖くない!

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お酒を楽しむことは、人生における大きな喜びの一つです。

ダイエット中だからといって、全てを我慢してストレスを溜め込む必要はありません。大切なのは「何を、どれくらい、どう飲むか」という選択の軸を持つことです。

ランキング上位のお酒も、絶対に飲んではいけないわけではありません。「乾杯の一杯だけは好きなビールを飲み、二杯目からはハイボールに切り替える」「今日はコース料理だから、お酒は辛口ワインにする」といったメリハリが重要です。

知識を武器に、その日の気分や体調に合わせてお酒を使い分ける。そんな大人の余裕ある飲み方こそが、ストレスなく理想の体型をキープし続ける秘訣と言えるでしょう。

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