実は恥ずかしい?パスタのNGな食べ方6選!大人が身につけるべき食事のマナー

パスタは身近な料理ですが、レストランで普段通りに食べるとマナー違反で恥ずかしい思いをするかもしれません。スプーンの使用やすする音など、日本人がやりがちな癖を把握して、正しい食べ方を確認しましょう。大人の嗜みとして知っておきたい新常識を解説します。

パスタを食べる時に気をつけたいマナーの基本

ミートソーススパゲティ

パスタは本格的なお店から自宅まで、幅広いシーンで愛されている料理ですよね。家ではリラックスして自由に食べられますが、レストランとなると少し注意が必要です。

マナーと聞くと「堅苦しくて面倒」と感じるかもしれませんが、その本質は「同席者を不快にさせないこと」と「料理を最も美味しい状態で味わうこと」にあります。

特にお店側がこだわった茹で加減やソースの香りを尊重する振る舞いは、自分自身の食事をより豊かな時間にしてくれますよ。

まずは、良かれと思ってやってしまいがちな習慣から見直してみましょう。

ついついやってない?パスタのNGな食べ方6選

パスタを楽しむ女性

日本人の習慣や思い込みが、実は本場ではマナー違反とされるケースは少なくありません。周囲に「おや?」と思われないために、特に注意したいポイントをまとめました。

1. スプーンを添えてフォークで巻き取る

日本人女性に多く見られる、スプーンを壁にしてパスタを巻くスタイル。実は本場イタリアでは、スプーンを使うのは「まだ上手に食べられない子供」のすることとされています。

大人がレストランで行うのは少し幼い印象を与えてしまい、マナー違反とされることが大半です。フォーク一本でスマートに巻くのが、自立した大人の振る舞いですよ。

2. 蕎麦やうどんのように「ズズッ」と音を立てる

パスタを日本の麺類と同じようにすするのは絶対にNGです。

西洋料理において、食事中に音を立てるのは非常に無作法な行為。また、パスタは蕎麦のように空気を混ぜて香りを立たせる設計になっておらず、ソースとの一体感を静かに楽しむものです。

自宅では許される行為でも、外食の場では例外なく避けたいですね。

3. 麺を前歯で噛み切って皿に戻す

一口で入りきらなかった麺を前歯で噛み切るのは、見た目が美しくないだけでなく、ソースが飛び散る原因にもなります。

一度口に運ぼうとしたものを皿に戻す行為は、周囲に不潔な印象を与えてしまうかもしれません。最初から「一口で収まる量」を計算して巻き取ることが、スマートに食べるための第一歩です。

4. 食べる前に全体を激しくかき混ぜる

パスタ全体をソースと混ぜ合わせるのは避けましょう。

盛り付けを崩してお皿を汚すだけでなく、空気に触れる面積が増えることで温度が急激に下がり、パスタの命である「アルデンテ」が台無しになります。

また、ソースの乳化状態を壊して食感を損ねることもあるため、過度な混ぜ合わせは控えるのが正解です。

5. 魚介系のパスタに粉チーズをかける

ボンゴレやイカスミなどの魚介パスタに粉チーズをかけるのは、イタリアでは避けるべき行為です。

これは伝統というだけでなく、チーズの強い発酵臭が、海の幸の繊細な磯の香りを消してしまうと考えられているからです。

お店でチーズが添えられていない場合は、そのままの味を堪能するのが、料理人への敬意を示す大人のマナーですね。

6. フォークとお皿が当たる「カチャカチャ音」

パスタを巻く際に、フォークの先でお皿の底を叩いて金属音を立てるのは避けたい行為です。西洋料理では、カトラリーと陶器が触れ合う音は耳障りなノイズと見なされます。

お皿の表面を強くこすりつけるのではなく、手首の回転を利用して、麺の滑りだけで静かにまとめ上げるのがスマートな大人の作法です。

脱・NGマナー!パスタの正しい食べ方

パスタを巻き付けた様子

NG行為を理解したら、次は「どうすればより美味しく見えるか」を実践してみましょう。少しの意識で、パスタの味わい方はぐっと洗練されます。

お皿の「端」の余白を使ってコンパクトに巻く

スマートに食べるコツは、お皿の「手前側」にある平らなスペースを利用することです。パスタの山の裾から3本ほど麺を引き出し、フォークを垂直に立ててお皿の上で回転させます。

こうすることで麺がしっかり密着し、口に運ぶ途中で垂れ下がるのを防げます。以下のポイントを意識してみてください。

  • フォークに巻く量は3〜5本にする
  • 空中で巻かずに、お皿の表面をガイドにする
  • 巻き終わった後に一度静止して形を整える

パスタの「山の端」から少しずつ崩す

高く盛り付けられたパスタの山を中央から崩すのではなく、端から順に一口分ずつ取って食べます。こうすることで、中央にこもった熱い蒸気が逃げにくくなり、最後まで熱々の状態で味わえます。

また、お皿全体の見た目も最後まで清潔に保つことができ、上品な印象を周囲に与えることが可能です。

ショートパスタは「刺す」のではなく「すくう」

ペンネなどのショートパスタは、フォークで突き刺すよりも、フォークの腹に乗せて「すくって」食べる方が上品に見えます。

無理に刺すとパスタが割れて中のソースが飛び出したり、お皿と当たって音を立てたりする原因になります。形状に合わせて優しく扱うのが、スマートな大人の余裕ですね。

撮影よりも「温度」を優先して食べ始める

現代では写真を撮ることも楽しみの一つですが、パスタの命は「アルデンテ」という時間です。

写真を撮ることに夢中になって麺を伸ばしてしまうのは、料理を最も良い状態で食べようとする姿勢に欠けてしまいます。

撮影はサッと数秒で済ませて、湯気が立っているうちに一口目を運びましょう。熱いうちに食べ始めることこそ、最高のテーブルマナーです。

覚えておくと一目置かれる!食後のマナー

食事が終わる瞬間までスマートに。後片付けをするスタッフへの配慮や、料理への賛辞を伝える立ち振る舞いを紹介します。

残ったソースは「パン」で拭って楽しむ

お皿に残ったソースをパンで拭って食べることは「スカルペッタ」と呼ばれ、イタリアでは「お皿を洗う必要がないほど美味しかった」というシェフへの最高の賛辞になります。

フォーマルな場ではパンを直接手で持つのではなく、小さくちぎったパンをフォークの先に刺してソースを絡め取れば、よりエレガントに感謝を伝えられますよ。

カトラリーを揃えて「終了」の合図を送る

食べ終わったら、フォークとナイフを揃えてお皿の上に置きます。時計の針でいう「4時」または「6時」の方向に斜めに並べるのが、世界共通の終了の合図です。

バラバラに置くと、スタッフが片付けて良いか迷ってしまいます。また、お皿を自分で重ねるのは、裏側を汚してしまうためサービス担当に任せるのが正解です。

ナプキンは「あえて崩して」右側に置く

食後、使い終わったナプキンを几帳面に畳みすぎるのは、実は「料理が不満だった」というサインになる場合があります。

軽く形を崩した状態で置くのが、「満足しました、あとはお任せします」というスマートな意思表示。完璧に畳もうとせず、無造作に置くことで、食事を心から楽しんだという余裕が伝わります。

マナーを身につけて「外食」を心から楽しむために

今回ご紹介したマナーの数々は、決して自分を窮屈にするためのルールではありません。むしろ、「これさえ知っておけば大丈夫」という自信を持つための道具です。

正しい食べ方を一度身につけてしまえば、背伸びをしたレストランでも「マナー違反をしていないかな?」と不安になることなく、目の前の料理や大切な人との会話に100%集中できるようになります。

マナーの本質は自分を縛ることではなく、周囲と心地よい時間を共有すること。ほんの少しのコツを味方につけるだけで、外食の時間は今よりもっと気楽で、充実したひとときに変わるはずですよ。

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