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飛行機事故は「恐ろしい」印象の強い重大事故

皆さんは飛行機事故と聞くとどのような印象を受けますか。普段私たちが利用している電車やバスなどの公共交通機関や、自分や家族が運転する車と比較すると、「非常に恐ろしい」「死亡率が高そう」という印象を受ける方が多いと思います。
実際、飛行機は空を飛んで移動する乗り物なので、地上を移動する乗り物に比べると、空中で事故が起こってしまった場合、死亡するリスクも高いことが予想されます。
飛行機の事故発生率はものすごく低い確率
しかし、実は飛行機の事故発生率は、ものすごく低い確率だとご存じですか。実際、日常生活の中で、飛行機事故が起きたというニュースは数えるほどしか遭遇したことがないという方も多いでしょう。
また、飛行機事故で乗客が死亡する確率は、さらに低くなります。では、飛行機の事故発生率がどのくらい低くて稀なのかをみていきましょう。
『飛行機事故が起こる確率』ってどのくらい?

飛行機事故が起こる確率はどのくらいなのでしょうか。天文学的な数字だけでは、なかなか想像しづらいと思いますので、ここでは飛行機事故の起きる確率と自動車事故の死亡率、宝くじの当選確率などを比較していきます。
飛行機事故の事故発生率は88万便に1件
2024年に国際航空運送協会(IATA)が公表したデータによると、世界の飛行機事故の発生率は、搭乗100万回につき1.13件だと発表されました。
これは、1,307万分の1の確率とも言い換えられ、便数で換算すると88万便に1件という数値になると言われています。2019年〜2024年の直近5年間だけ見ると、81万便に1件と公表されており、非常に稀な事故であることがうかがえます。
飛行機の死亡事故は580万便に1件
さらに、飛行機事故の中でも死亡者が出る事故の発生確率を見てみると、580万便に1件とさらに稀なケースであることが公表されています。
飛行機は事故が起こると死亡リスクが非常に高いと印象を持たれがちですが、実際は近くの空港に緊急着陸したり、折り返したりすることで死亡事故につながる重大事故を回避しているそうです。
ちなみに日本では、昭和60年に群馬県の山中に飛行機が墜落した御巣鷹事故以来、商用の飛行機で乗客が死亡した事故は発生していません。
自動車事故で死亡する確率は飛行機事故の約2000倍
飛行機事故の発生確率は1,307万分の1、死亡事故は580万便に1件と言われても、あまりにも大きな数でピンとこないという人も多いでしょう。
自動車事故を比較した場合、自動車事故で死亡する確率は飛行機事故の約2000倍にも上るのだそうです。飛行機の方が死亡リスクが高いと思いきや、日常的に乗車する車の方が死亡率がはるかに高いという驚愕の結果でした。
つまり、飛行機は乗り物の中でも最も安全で事故率の低い交通機関であることがわかります。
ジャンボ宝くじ1等当選の確率の方がはるかに高い
続いて、宝くじに当選する確率と比較してみましょう。
ジャンボ宝くじ1等に当選する確率は、約1000万分の1〜約2000万分の1とされています。この確率は、パーセンテージで表すと約0.00001%〜0.000005%となり、非常に低いことがわかるでしょう。
しかし、飛行機事故はご紹介した通り、1,307万分の1の確率です。つまり、ジャンボ宝くじの1等に当選するよりも稀なケースとも言えるのです。
なぜ飛行機事故に対して過剰に「怖い」印象があるのか

これほどまでに事故発生率が低く、死亡率となればより確率が下がる飛行機事故。しかし、実際は多くの人が飛行機に対して恐怖心を持っています。
その主な理由として、以下の要因が考えられます。
- 一度の事故のインパクトが大きいから
- 飛行機事故自体が珍しいため、発生すると大々的に取り上げられるため
- 空を飛んでいるという非日常的な空間での事故だから
以上の理由が大きいと考えられます。しかし、確認してわかる通り、飛行機事故自体が稀なケースなので、それゆえにインパクトが大きくなっていることが主な要因です。
飛行機に対する恐怖心を持ってしまうのは仕方がないことですが、人生で遭遇する確率の非常に低い飛行機事故を気にして、さまざまな場所へと旅行できないのは、損した気分になりそうです。
飛行機は乗り物の中でも『最も安全な乗り物』である
いかがでしたか。飛行機事故は怖いイメージを持たれがちですが、実際はほとんどの人が遭遇することのないケースです。乗り物の中でも最も安全な乗り物とされる飛行機だからこそ、安心して空の旅を満喫しましょう。









