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走行中の車を今すぐに止めるべき『危険なサイン』5選

車の走行中、異変が生じたら無理に乗り続けずに一旦、停車して状態を確認すべきです。ここでは、走行中の車を今すぐ止めるべき『危険なサイン』と乗り続けるべきではない理由を解説します。
1.エンジンから異音がする
エンジンを入れた時、走行中、エンジンから「キュルキュル」や「ガタガタ」という異音、さらに不可解な金属音などが聞こえてきた場合は、一度車を止めて状態を確認してください。
ファンベルトや排気系部品に緩みが生じていたり、エンジン内部が摩耗している可能性が疑われます。無理に走行し続けると、エンジンが停止してしまったり、走行中の部品破損により、事故につながる危険が懸念されます。
2.ブレーキを踏むと異音がする
ブレーキを踏んだとき、「キーキー」「ゴリゴリ」などの明らかな異音が聞こえてくる場合、ブレーキオイルが劣化していたり、ブレーキパッドの摩耗、ローターの劣化などが考えられます。
ブレーキが劣化している状態で走行してしまうと、正常にブレーキが作動せず、追突事故などを引き起こす危険が高まるので、緊急事態だと考えて速やかに車を停車させてください。
3.明らかな異臭がする
車を走行させていると、焦げ臭いような臭いやガソリンのような臭いを感じることはありませんか。これは非常に危険な状態に陥っている可能性が疑われます。
電気ショートや燃料漏れなど非常に恐ろしい症状が現れていると考えられるので、そのまま走行すると故障だけでなく、発火などの危険も懸念されるでしょう。速やかに車を安全な場所へと停車させ、ロードサービスを依頼してください。
4.ハンドルや車体が異常に振動する
車を運転していると、ハンドルがやけに振動したり、車体が普段よりも明らかに大きく振動したりすることはありませんか。これは、車のあらゆる部分で原因が考えられます。
異常が生じている部分によっては、突然車が停止したり故障したりと事故の要因になるトラブルを招く恐れもあります。まずは車を停止し、自分で車の点検を行ったり、ロードサービスを依頼して点検してもらったりと安全性を確保しましょう。
5.警告灯が点灯・点滅する
メーターパネルで警告灯が点灯・点滅している場合は、点灯・点滅している箇所に異常が生じているサインです。特に赤色に点灯・点滅している場合は、緊急性の高いトラブルが生じている可能性が懸念されます。
事故につながるようなトラブルも考えられるので、まずは安全な場所に車を停車させることを最優先させてください。
危険なサインで停車させた後の対応方法

車を走行中、危険なサインが現れたら、まずは安全を確保するためにも車を停車させましょう。車を停車させた後の正しい対応方法を下記にまとめました。
- 交通の妨げにならない安全な場所に駐車する
- 三角表示板を立てたり発煙筒を焚いたりして車が停車していることを周囲に知らせる
- JAFや自動車保険会社に連絡してロードサービスを依頼する
- 安全な場所に避難して、レッカー車が来るのを待つ
道路上で駐車した場合は、周囲の車に故障車があることを知らせる義務があります。三角表示板や発煙筒、ウィンカー表示などを活用し、車が故障していることを周囲に伝えましょう。
その後は道路を彷徨くなどの危険行為は避け、安全な場所に退避してレッカー社が到着するのを待ってください。
危険なサインが出たら無理せず速やかに安全を確保して

車を走行中、突然危険なサインが出たら慌ててしまう人も多いでしょう。事前にどのようなサインが出たら、どのように対応すべきかを把握しておくことで、いざという状況でも冷静に対応できます。危険なサインが出たら無理して乗り続けず、速やかに安全を確保しましょう。









