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ホテルや旅館でやるべきではない『バッドマナー』10個

旅行先や出張先でホテルや旅館に宿泊する際は、客側も最低限のモラルやマナーに配慮すべきです。ここでは、「これをされると迷惑……」と宿泊施設側が迷惑に感じている客のバッドマナー事例を10個みていきましょう。
1.チェックイン・アウト時に連絡せず遅刻
時間を厳守することは人として最低限のマナーです。大幅に遅刻されてしまうと、ホテル側もその後も対応に困ってしまいます。
チェックイン時刻やチェックアウト時刻には、間に合うように時間を逆算して行動し、どうしても間に合わない、大幅に遅刻してしまうという場合には、事前に連絡を入れましょう。
2.無断で宿泊人数を変更する
無断で宿泊人数を変更し、勝手に予定にない人を自分の宿泊部屋に上げる行為もタブーです。この行為は、セキュリティ面において禁止されている行為で、もしも無断で予定にない人を宿泊させた場合、利用規約違反になる可能性があります。
「部屋の広さや数は変更なしでいいから」と強引に押し進めようとする人もいますが、そもそも予定にない人を宿泊させることは規定上できません。宿泊人数を変更したい場合は、あらかじめ宿泊施設側に問い合わせてください。
3.禁煙室や禁煙場所での喫煙

ホテルや旅館では、基本的に屋内での喫煙を禁止しているところが多くみられます。喫煙が禁止されている場所でタバコを吸う行為は、モラルに反しており、ルール違反です。
中には、喫煙室が設けられているところもあるので、タバコを吸いたい場合は喫煙室に行くか、屋外に出て喫煙できる場所を探してください。
4.規定にあるのに外出時に申告しない
ホテルや旅館によっては、外出時にフロントに一言声をかけることが義務付けられていたり、外出時は防犯上、ルームキーを預けるように伝えられるところもあるでしょう。
しかし、規定にあるのに外出時に申告しない、あるいはルームキーを預けない人がいます。これはホテル側としてもセキュリティ上、非常に迷惑で不安が募る行為です。チェクイン時に外出時には声をかけるようにと言われている場合は、必ず声をかけてから外出してください。
5.ホテル内や室内で騒ぐ
旅行先で楽しい気分になり、普段よりもテンションが上がって騒いでしまう人を見かけますが、ホテルや旅館には他にも多くの客が宿泊しています。ホテル内はもちろん、室内でも騒音を出すと、隣室や同じ階の宿泊者に迷惑をかけてしまうことも。
大きい声を出したり走り回ったり、大音量で音楽をかけたり、ドアを必要以上に大きな音を立てて開け閉めするような行為は控えてください。
6.部屋着やスリッパで館内を彷徨く
部屋着やスリッパで館内を歩き回る行為は、多くのホテルで禁止されています。部屋で使うスリッパで部屋の外を歩いてしまうと、スリッパ裏が汚れてしまい、部屋の中も汚してしまうからです。
旅館では、備え付けのスリッパで館内を移動することが許可されているところもありますが、禁止されているところもあるので、部屋に用意されている注意事項をよく読んだり、フロントで尋ねたりしましょう。
7.備品を壊したり勝手に持ち帰る
近年、ホテルや旅館で用意されている備品を壊したり勝手に持ち帰ってしまう宿泊客が増えていることに、宿泊施設側は非常に困っています。
備品を壊す行為は器物損壊罪にあたりますし、勝手に持ち帰る行為は窃盗です。タオルやルームウェア、スリッパ、シャンプー、リンス、ドライヤーなど、宿泊施設の部屋に備え付けられているものは「持ち帰り自由」などの記載がない限りは持ち帰ってはいけません。
8.使った備品をいろんな場所に放置する

使ったものは元あった場所に戻す——これは基本的なマナーです。特に、宿泊施設では、使用済みのタオルをソファやベッドに置きっぱなしにされていることが多く、家具が汚れてしまうケースも……。
使ったものは元あった場所に戻し、使用済みタオルはまとめて浴槽に置いておくなど、清掃スタッフの手間に配慮して片付けておきましょう。
9.飲みかけ・食べかけのものをゴミ箱に捨てない
飲み掛けのペットボトルや食べかけのものを、そのまま客室のテーブルの上に置きっぱなしにして帰っていませんか。実は、この行為も宿泊施設側にとって非常に迷惑です。
なぜならば、飲みかけのものや食べかけのものは、「まだ残されている」と判断し、当日中、あるいは数日間保管しておかなければならないからです。
宿泊した人本人に連絡を取り、「捨ててもよろしいですか」と確認を取る手間もかかるので、飲みかけのものや食べかけのものは、蓋をしてゴミ箱に捨てるなど、わかりやすいように処分しましょう。
10.過剰な撮影で他の客に迷惑をかける
ホテルや旅館に入ると、非日常的なきれいな空間に目を奪われることもあるでしょう。そんなときは、スマホのカメラ機能で思い出として残したいと思う人も多いはず。
しかし、過剰に撮影をしていると、他の宿泊客の迷惑になってしまいますし、プライバシーの観点からも問題視されてしまいます。ホテルや旅館のロビー、館内で撮影する場合は、1〜2枚撮るにとどめて、モラルのある行動を心がけましょう。
ホテルや旅館では客側も最低限のマナーや気配りを忘れずに

ホテルや旅館に宿泊する際は、客側も施設側への配慮や思いやりの心を持つことが大切です。お互いが気持ちよく最後までサービスを享受できるよう、最低限のマナーやルール、モラルを守りましょう。









