お守りにおける『5つのタブー』 絶対にすべきではない捨て方も

神社やお寺で授与されたお守りは、正しく丁寧に扱わなくてはなりません。本記事では、お守りにおけるタブー行為や絶対にやってはいけない捨て方、さらに正しい手放し方をまとめました。改めて、私たちの身近にあるお守りの正しい扱い方を確認しましょう。

神社やお寺で授与される『お守り』

神社やお寺で授与されるお守りは、身につけることで持ち主にご加護やご利益を授ける効果があると言い伝えられています。中には神様の力が宿る神聖物が入っているとされており、肌身離さず身につけることで願いが叶うと言われることも。

現代では、神社によってさまざまなデザイン、効果のお守りが授与されます。旅行先でお参りした神社で授与されたお守りを、身近な人へお土産として贈る人もいるでしょう。

お守りにおける『5つのタブー』

日本人にとって、神社仏閣で授与されるお守りは身近な存在です。しかし、意外にお守りの正しい扱い方を理解している人は少ないもの。ここでは、お守りにおけるタブー行為を改めて確認しましょう。

1.お守りを開けて中身を見る

「お守りの中には何が入っているのだろう」と一度は興味を持ったことがある人も多いでしょう。しかし、お守りは神様の力が込められた神聖なものです。中には神聖物が入っているとされているため、お守りを開けて中身を見ることは禁じられています。

お守りを無理やりこじ開けて中を見る行為は、無理やり神様のいる部屋をこじ開けて会いにいくようなものです。非常に失礼で罰当たりな行為なので、絶対にやめましょう。

2.乱雑に扱う

お守りを授与された後、そのまま存在を忘れてカバンに入れっぱなしだった……という経験はありませんか。これでは神様のご利益を得たのに意味がありませんし、何より神様の存在を乱雑に扱いすぎです。

お守りを乱雑に扱うということは、そのお守りに力を授けてくださった神様をも乱雑に扱うことと同じ意味になります。こちらも失礼な行為に当たるので、必ずお守りはカバンから取り出し、丁寧に扱いましょう。

3.不適切な場所に放置する

トイレや水回りなど、不適切な場所にお守りを放置する行為も避けてください。特に汚れがひどい場所や濡れやすい場所は、悪い気が充満しやすいので、お守りなどの神聖なものを置く場所として不適切です。

お守りは肌身離さず持ち歩き、普段は明るく清潔な場所や神棚に置いておくのが適切でしょう。お出かけするときには、なるべく心臓に近い場所に身につけるように心がけてください。

4.生ゴミや可燃ゴミに混ぜて捨てる

お守りを手放す際、他の家庭ゴミと一緒にゴミ袋に捨ててゴミ出しする人がいますが、これは神様に対する冒涜です。

もしも自分が生ゴミや可燃ゴミの中に入れられたら、どのような気分でしょうか。おそらく最悪な気分になり、自分をその中に入れた人に怒りを覚えることでしょう。

つまり、生ゴミや可燃ゴミと一緒に捨てる行為は、神様の怒りを買ってしまう非常に失礼な行為です。お守りを手放す際は、必ず正しい方法で手放してください。

5.他宗教の相手にお守りを手渡す

神社で授与されたお守りを宗教観の強い知人に渡してしまうと、他宗教に勧誘していると受け取られてしまい、相手を不快にさせてしまうことも。

日本では無宗教な人が大多数なので問題になりにくいですが、きちんと宗教や宗派に所属している人に「神社の神様」という別の宗教観のあるお守りを手渡すことは控えるべきでしょう。

お守りを手放す正しい方法・手段とは

お守りは、一般的に効力が1年ほどで切れると言われています。そのため、授与されてから1年後には手放すことが推奨されています。

基本的には、授与された神社や同じ神様を祀っている近くの神社に返納します。しかし、授与された神社が遠方の場合は、郵送返納に対応しているか調べたり、以下の正しい方法で処分しましょう。

  1. 感謝を込めて清潔な白い紙や半紙にお守りを置く
  2. 少量の清め塩を振る
  3. そのまま紙でお守りを包み、焼却する
  4. 燃えた後、灰は土に埋める

ただし、上記の方法は火を使うため、場所によっては近所迷惑になったり、行政とトラブルになる恐れもあります。その場合は、やはり近くの神社に持ち寄り、返納できるかどうか尋ねる方法が安心でしょう。

お守りは正しい方法で丁寧に扱って

いかがでしたか。お守りは私たち日本人にとって身近な縁起物です。しかし、意外に正しい扱い方を知らないという人も多いので、この機会に改めてお守りの正しい扱い方を理解し、丁寧に扱いながら身につけましょう。

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