部屋に飾ってはいけない花7選…風水的に見る“運を下げる花”とは

花を飾ることは心を癒やし、空間を明るくしてくれます。しかし、花の中には風水的に「避けたほうが良い」とされるものがあります。この記事では、部屋に飾ってはいけない花を7つ取り上げ、その理由と上手な花の扱い方を解説します。

飾る前に知っておきたい花選びのポイント

青い背景とひまわりと花瓶

花を飾ることは、部屋に「陽の気」を取り入れる行為といわれます。

しかし、どんな花でも空間を良くするわけではありません。 花の性質・形・香りによっては、風水の観点で“気の流れ”を乱すとされるものもあります。

飾る花を選ぶ際は、次の点を意識すると良いでしょう。

  • 枯れかけていたり、しおれた花を放置しない
  • 棘が鋭い花や強い毒性を持つ花は避ける
  • 香りや花粉が強すぎる花は寝室に置かない
  • 花瓶の水は毎日替えて清潔に保つ

花は本来「生きた気」を持つ存在です。清らかで穏やかな状態を保つことが、空間全体の雰囲気を整える第一歩になります。

部屋に飾ってはいけない花7つ

ここからは、風水や文化的な観点から「飾らないほうが良い」とされる代表的な花を紹介します。
それぞれの花が持つ性質や象徴的な意味を理解し、飾る場所を見直すきっかけにしてみてください。

1. 彼岸花(ヒガンバナ)|毒性と“死”を連想させる象徴

燃えるように鮮やかな赤が特徴の彼岸花は、見た目こそ美しいですが、球根に「リコリン」という毒を含みます。誤って口にすると中毒症状を起こす危険があり、家庭内で扱うには不向きです。

また、古くから墓地や田畑の境に植えられてきた背景があり、「死人花」「地獄花」と呼ばれるなど不吉なイメージが残ります。

風水的にも、“陰の気”を帯びる花として室内には適さないとされます。屋外で観賞するのが無難です。

2. スズラン|清らかな見た目と裏腹の強い毒性

白く小さな花が可憐なスズランは、「再び幸せが訪れる」という花言葉を持つ一方で、全体に強い毒を含みます。

茎や根には「コンバラトキシン」「コンバロシド」といった成分があり、誤食すると心臓に影響を与える可能性もあります。

風水では、清らかすぎる気が周囲のバランスを崩すとも言われます。特にペットや小さな子どもがいる家庭では、手の届かない場所に置くか、飾らないほうが安全です。

3. ユリ|強い香りと花粉で気の流れを乱す

ユリの花

ユリは高貴で華やかな花として人気ですが、香りが非常に強く、狭い空間では気の流れを圧迫します。

風水では、香りの強すぎる花は“気の滞り”を生むとされ、寝室など安らぎの場には不向きです。さらに、花粉は衣服につくと落ちにくく、猫にとっては猛毒。花瓶の水に触れるだけでも危険とされます。

飾る場合は花粉を除去し、短期間・高い位置に飾るよう注意が必要です。

4. 椿(ツバキ)|花首が落ちる散り方が縁起を損なう

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椿は艶のある花びらが美しく、冬から春にかけて人気があります。

ただし、花が散る際に「花首から落ちる」特徴があり、この様子が「首が落ちる」「命が絶たれる」ことを連想させるとして、昔から縁起が悪いとされてきました。

風水的にも、“途切れる縁”を象徴する花とされ、寝室や病室には避けたほうがよいといわれます。

明るいリビングや玄関など、人の出入りがある場所で短期間楽しむ程度にとどめましょう。

5. バラ|棘が生む「攻撃の気」

華やかで人気のあるバラですが、茎にある棘には注意が必要です。

風水では、鋭い棘は「殺気」を生み出し、良い気の流れを遮るとされます。特に寝室や玄関の内側に飾ると、人間関係の停滞や誤解などを招きやすいとも言われます。

また、実際に触れるとケガをする可能性もあります。飾る場合は棘をしっかり処理し、清潔に保つことが大切です。棘のない種類を選ぶか、外に置いて楽しむのが無難です。

6. アザミ|鋭い棘と強すぎる気を持つ花

アザミは紫色の花が印象的ですが、茎や葉に無数の鋭い棘を持っています。触れるとケガをしやすく、掃除や移動の際にも扱いにくい花です。

風水では、棘が多い植物は攻撃的なエネルギーを発するとされ、感情の衝突や気の乱れを招くといわれます。

飾るなら屋外やベランダなど、人が頻繁に触れない場所に置くのが安心です。リビングや寝室などの生活空間には向いていません。

7. 菊(キク)|仏花のイメージと“静の気”

菊の花

菊は清らかで品のある花として人気がありますが、日本では仏花として長く使われてきた歴史があります。

このため、家庭の中では「弔い」や「別れ」を連想させ、気持ちを沈ませることがあります。風水でも、菊は“静の気”を持つ花とされ、活気が求められる空間には合わないとされます。

明るくしたい部屋では、ガーベラやトルコキキョウなど、陽の気を持つ花に変えるとよいでしょう。

玄関・寝室に花を飾るときの注意点

部屋ごとに、花の選び方や扱い方を変えることで、空間のバランスが保てます。とくに玄関と寝室は「運気の入口」と「休息の場」であり、花の影響を受けやすい場所です。

玄関

玄関はすべての運気が出入りする重要な場所です。

ここに棘のある花や枯れた花を置くと、家全体の気の流れが停滞します。黄色やピンクなどの明るい花を清潔に飾ると、空間がやわらかく明るい印象になります。

寝室

寝室は心身を休める場所のため、香りが強い花は避けた方が良いです。

特にユリやジャスミンなど芳香性の高い花は、リラックスよりも刺激を強く感じてしまうことがあります。一輪挿し程度の小さな花を飾り、淡い色合いを選ぶと落ち着いた雰囲気になります。

運気を上げる花と扱い方のコツ

花は正しく扱えば、部屋に明るいエネルギーをもたらします。風水では、生きた花が「陽の気」を生み出し、空気を清めるとされます。

運気を上げたいときは、次の3つを意識すると良いでしょう。

  • 枯れた花を放置せず、早めに取り替える
  • 花瓶の水を毎日替え、清潔さを保つ
  • 色や形のバランスを意識して飾る

特に黄色の花は金運、ピンクは人間関係、白は浄化、緑は癒やしを象徴します。清潔で明るい花を丁寧に飾ることが、空間の運を自然に整える一番の近道です。

まとめ

チューリップとその他の花

花は本来、部屋を明るくし、心を穏やかにする存在です。

しかし、毒性を持つ花や棘のある花、強い香りを放つ花は、空間の気を乱したり、快適さを損ねる要因になることがあります。また、文化的に“静”や“別れ”を象徴する花は、活気を求める場所には不向きです。

風水の考え方では、花の扱い方一つで運気の流れが変わるとされます。 大切なのは「何を飾るか」よりも、「どう飾り、どう整えるか」

清潔な花と整った空間は、自然と良い気を呼び込み、暮らしを穏やかにしてくれます。

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