目次
鏡餅を下げる時期はいつ?

松の内を過ぎるとお正月の雰囲気が徐々に薄れますが、鏡餅を下げるタイミングは他のお飾りとは少し異なります。
しめ飾りは「7日」、鏡餅は「11日」が一般的
一般的に、松の内が終わる1月7日にしめ飾りや門松を下げますが、鏡餅はその後「鏡開き」の日まで飾っておくのが習わしです。
多くの地域では1月11日が鏡開きですが、京都や関西の一部などでは1月15日、あるいは20日に行うこともあります。
「しめ飾りを片付けても、鏡餅だけはまだ下げない」と覚えておくと安心です。
2026年の鏡開きは「1月11日の日曜日」
今年の1月11日は日曜日にあたります。鏡開きが週末に重なるため、家族で一緒にお餅を準備し、新年の無病息災を願う絶好の機会になります。
朝食にお雑煮を作ったり、おやつにおしるこを楽しんだりと、お正月期間を締めくくる一日にしてみてはいかがでしょうか。
鏡開きの作法と「包丁」を使わない理由

鏡餅は、年神様が宿っていた特別な食べ物です。下げた後のお餅をいただくことで、神様から新しい一年のパワーを分けてもらえると考えられています。
縁起を担ぐ「開く」という言葉
鏡餅を食べる際、刃物を使用することは避けられています。これは武家社会の風習から、刃物で切る行為が「切腹」を連想させてしまい、縁起が良くないとされたためです。
そのため、手や木槌で叩いて細かくするのが正しい作法。また「割る」という言葉も不吉とされ、末広がりを意味する「開く」という言葉が使われるようになりました。
神様の力を取り入れる行事だからこそ、言葉選びや作法にも配慮したいものです。
固いお餅を安全に割る裏ワザ

鏡餅を数日間飾っていると乾燥が進み、石のようにカチカチに固まってしまうことがあります。無理に割ろうとすると木槌が跳ね返ったり、破片が飛び散ったりして危険です。
電子レンジを活用した柔らかくする方法
少し柔らかくしてから取り掛かると、安全かつスムーズに準備ができます。
- 鏡餅を半日ほど水に浸しておく(芯まで水分を吸わせることで、加熱時の破裂を防げます)
- 耐熱容器に入れ、ラップをして電子レンジで温める
- 500Wで5分〜10分ほど、様子を見ながら加熱する
- 表面が柔らかくなったところで手でちぎる
温めすぎるとお餅がドロドロに溶けてしまい、鏡餅の形がなくなってしまうため、30秒〜1分ごとに様子を見ながら加熱するのがコツです。
リビングやキッチンなど、皆さんが心を込めて供えたその場所で、神様は鏡開きの日まで見守ってくれています。
お餅にカビが生えてしまった時の対処法

長い間鏡餅を置いていると、気づかないうちにカビが生えてしまうこともあります。特に真空パックではない「生餅」の場合、鏡開きが近づくにつれて注意が必要です。
内部まで菌が広がっている可能性に注意
もしカビを見つけても、安易に食べるのはおすすめしません。
「表面を削れば大丈夫」と考えがちですが、目に見えないカビの根(菌糸)が鏡餅の内部深く、あるいは裏側まで広がっている可能性があるからです。
カビは加熱しても取り除けるものではありません。せっかくのお供え物ですが、健康を損なっては元も子もありません。
「どんと焼き」でお焚き上げを
カビたお餅は「今まで見守ってくれてありがとう」と感謝して、1月15日頃に神社やお寺で行われる「どんと焼き(左義長)」でお焚き上げをしてもらいましょう。
お餅だけでなく、お飾りしていた紙などもまとめて持ち込める地域が多いです。神聖なものですので、最後まで敬意を持って扱い、感謝を込めてお見送りするのが一番スマートな方法です。
鏡餅を美味しく食べて、新しい季節を始動させよう

鏡餅を片付けて食べるという行為は、神様をお見送りし、その活力を自分たちの体に取り入れるための大切な儀式です。改めて家にある鏡餅を眺めてみてください。
鏡開きの日にお餅をしっかりいただくことで、お正月という特別な期間に心地よい区切りがつきます。
単なる「片付け」作業としてではなく、新しい一年を健やかに過ごすためのエネルギー補給だと考えると、鏡開きがより楽しみになるはずです。
古くから続く知恵を現代の暮らしに取り入れ、神様からいただいた活力をパワーに変えて、清々しい気持ちで次の一歩を踏み出しませんか。









