お守りに絶対やってはいけないこと8選…知らずにご利益を逃していませんか?

お守りは、神様や仏様の力を授かる大切なものです。しかし、扱い方を間違えると、その力が弱まることも。意外と知られていない「お守りにやってはいけないこと」をしっかり確認しましょう。

お守りってそもそも何?

神社やお寺に行くと、いろいろな種類のお守りが売られています。勉強や交通安全、健康や恋愛など、私たちはさまざまな願いを込めてお守りを手にします。

でも、このお守りにはどんな意味があるか知っていますか?

お守りはもともと、神様や仏様の力が宿った特別なものです。日本では昔から、神様や仏様の力を少し分けてもらって、自分の願いを叶えたり、災難から守ってもらったりするために使われてきました。

そのため、お守りはただのお土産や飾りではなく、大切に扱う必要があります。

しかし、知らずにお守りにやってはいけないことをしてしまい、本来の効果を受けられない人もいます。そこで、これからお守りにやってはいけないことを一つひとつ説明します。

お守りにやってはいけないこと8つ

お守りには、やってはいけないことがいくつかあります。知らないうちにやってしまっていることもあるので、一つずつ確認しましょう。

① お守りを開ける

お守りの中には、神社やお寺で祈祷を受けた紙や小さな木片が入っています。これは神様や仏様の力が込められた、とても神聖なものです。

そのため、好奇心で袋を開けて中を見てしまうと、その大切な力が逃げてしまうと考えられています。開けてしまったお守りは力が弱くなってしまい、本来のご利益を受けられなくなることがあります。

また、お守りの袋には紐がしっかり結ばれています。この紐は神様や仏様の力が逃げないようにするための「封印」の役割があります。

開けることは、この封印を破ってしまうことにもなるので、絶対にしてはいけません。

② 暗い場所にしまい込む

お守りを買ったあと、しまい込んで引き出しや棚の奥に入れっぱなしにしている人もいるかもしれません。実はこれもやってはいけないことです。

お守りは神様や仏様の力が宿ったものです。そのお守りを暗くて人の目が届かないところに入れっぱなしにすると、神様を閉じ込めてしまうことになり、とても失礼な行動になります。せっかくの神様の力も、しまい込んでしまえば効果がなくなってしまうでしょう。

お守りを置くなら、いつも目に見える明るい場所や、きれいで清潔な場所を選びましょう。

③ 雑に扱ったり、汚したりする

お守りを雑に扱ったり、汚れやすい場所に置いておくのもよくありません。

たとえば、カバンの中で他の荷物と一緒に無造作に入れてしまったり、水回りのような汚れやすい場所に置いたりすると、神様に対して失礼になります。

特にトイレやゴミ箱の近くのような場所は不浄とされているので、絶対に置かないようにしましょう。お守りが汚れたり濡れたりすると、神様の力が弱まることになります。

お守りは丁寧に扱い、いつも清潔な状態に保ちましょう。

④ お守りをお尻のポケットや床に置く

お守りをズボンのお尻ポケットに入れて座ったり、床に直接置いたりするのは絶対にやってはいけません。

お守りは神様や仏様の力が宿った大切なものなので、座る時に踏んだり、足で蹴ったりする場所に置くのはとても失礼なことになります。特に、お尻ポケットに入れたまま座ると、知らないうちに神様の力を軽く扱ってしまっています。

お守りは、常に目線よりも高い位置や、バッグの内ポケットのような清潔で安全な場所に入れるように心がけましょう。

⑤ お守りをずっと持ち歩かないこと

お守りを受け取ったあと、家のどこかに置いたままで、全然持ち歩かないというのも避けるべき行動です。

お守りは神様の力で災難から守ってもらったり、願い事を叶えてもらったりするためにあります。そのため、持ち歩かずに置いたままにしてしまうと、せっかく神様からいただいた力を受け取る機会がなくなってしまいます。

家に置いておく場合でも、いつも目に入る場所や、神棚があるならそこに置くなど、神様の力をしっかり感じられるような場所を選びましょう。また、なるべく毎日持ち歩くことで、よりご利益を感じやすくなります。

⑥ 古いお守りをずっと使い続ける

お守りを何年もずっと同じものを使い続けている人もいますが、これも避けるべきです。

お守りは、約1年間で神様からの力が弱まってしまうといわれています。これは、「常若(とこわか)」という、いつも新しく若々しい状態であることを理想とする考え方が元になっています。

長く持ち続けていると、お守りの力が弱まり、十分なご利益を得られないかもしれません。毎年新しいお守りを授かり、古くなったものは神社やお寺に返納するようにしましょう。

そうすることで、いつも新鮮な気持ちで神様の力を受け取ることができます。

⑦ お守りを他の人にゆずったり売ったりする

お守りは、神様や仏様が「あなた自身のために」力を授けてくださったものです。そのため、もらったお守りを他の人にゆずったり、売ったりするのはやってはいけません。

特に売ることは、神様や仏様の力をお金に換えることになり、非常に失礼な行為です。また、自分の願いや状況に合わせていただいたお守りを他人に渡してしまうと、本来の効果がなくなってしまいます。

家族のために代わりに授かった場合を除き、お守りは自分だけが持つものとして大切にしましょう。

⑧ お守りを落としたままにする

お守りを落としてしまった場合、「縁起が悪い」と思ってそのまま放置してしまう人もいますが、これは正しくありません。

実は、お守りが落ちたりなくなったりするのは、悪いことばかりではありません。昔からの考えでは、お守りがあなたの身代わりになって災難を受け止めてくれたため、その役目を終えて離れていったと考えられています。

落としてしまった場合は、できるだけ探して拾い、神社やお寺に感謝の気持ちを込めて返納しましょう。もし見つからなくても、「守ってくれてありがとう」と心の中で感謝を伝えれば、問題ありません。

不安に思う必要はありませんが、落としたまま放置することだけは避けましょう。

お守りを正しく扱うためのポイント

お守りの扱い方には、いくつかのポイントがあります。難しいことではないので、ぜひ参考にしてください。

  • お守りはいつもきれいで清潔な場所に置く
  • バッグや財布など、自分がいつも持ち歩ける場所に入れる
  • 持ち歩けない時は、神棚や目線より高い明るい場所に置く
  • お守りを寝る時には、枕元の棚やテーブルなどに置いて安全に保つ
  • 1年たったり、願いが叶ったら必ず神社やお寺に返納する

こうすることで、いつも神様や仏様の力を感じることができます。

お守りを返納する方法と感謝の伝え方

吊るされたお守り

お守りの役目が終わったら、きちんと返納して感謝を伝えましょう。

お守りを返納するタイミングは、1年経った時、願いが叶った時、またはお守りが汚れたり破損した時です。授かった神社やお寺の「古札納所(こさつおさめしょ)」という場所に返納することが一般的ですが、遠くて行けない場合は近くの神社やお寺に返納しても構いません。

返納するときは、これまで守っていただいた感謝の気持ちを心の中で伝え、一礼して返しましょう。これが、神様や仏様への感謝を示す正しい方法です。

お守りを大切にする心を忘れないで

お守りを持つ

お守りを持つことは、ただ願いを叶えるためだけではありません。神様や仏様と自分とのつながりを感じ、毎日の生活に感謝する心を持つきっかけにもなります。

お守りを大切に扱うことは、自分自身の心を豊かにする行動です。ぜひ、お守りを手に取るたびに神様や仏様に感謝し、自分自身も丁寧に生きることを意識してみてください。

まとめ

お守りは、神様や仏様の大切な力を分けてもらう特別なものです。丁寧に扱い、感謝を忘れずにいることで、日々の生活に安らぎと力を与えてくれるでしょう。お守りにやってはいけないことを理解し、正しい扱い方を実践することで、あなたの毎日がより良い方向に向かいますように。

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