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毎回過去の栄光を話す理由

過去の栄光にすがり、口を開くたび自慢する人はいるものです。同じような自慢話ばかり聞き続けると、聞いている人は苦痛だと感じやすいのではないでしょうか。
- 昔どれだけすごいことをしていたかを、他人に知らしめたい
- 今の話題について行けず、自分が中心になれる話題を提供しているつもりになっている
- 今の若者がどれほど楽をしているかを知らしめ、自分がしてきた苦労をねぎらってほしいなど
過去の栄光にすがる人は、さまざまな心理が働いています。どういったものがあるのか、ぜひチェックしてみてください。
『過去の栄光にすがる人』の心理4選

過去の栄光にすがる人の心理は、以下のものが考えられます。
1.承認欲求が強い
承認欲求が強い人は、過去の栄光にすがりやすい傾向があります。
- 昔の自分が成したことを、周囲の人に知らしめたい
- 周囲から羨望のまなざしを向けられたい
- 若い人や周囲の人から、「すごい」「さすが」と認められたいなど
自分の存在を相手が特別視することを目的としているので、一度だけでも人より秀でている部分があったらそれを握りしめて、事あるごとにひけらかしたがるのです。
2.今の自分に自信がない
今の自分に自信がない場合、過去自分が一番輝いていたときのことをすぐに話したがります。
- 自信のなさをカバーしたい
- 昔上手くいっていたことを言えば、他の人の注意を引くことができるかもと思っている
- 自分だってこれくらいできていたという主張
過去の成功を人前で自慢することで、自己肯定感を維持しているケースもあるようです。
3.他人と自分を比較する癖がついている
他人と自分を事あるごとに比較する癖がついている人も、過去の栄光にすがりたがります。
- 負けず嫌いで、昔の自分の方がすごかったと思いたい
- なにかにつけて他人と比較し、劣等感を持ちやすい
比較する癖がある人は、今の人の苦労と昔の自分の苦労を天秤にかけ、自分の方が苦労したと語りやすいです。「自分が新人だったときは~」「今の若い人はいいね」など、今の若者の方が楽という話の持ち運びになることが多く、聞いている人は「またか」とうんざりしていることも。
4.自分を過大評価しがち
過去の自分の成績を過大評価し、他人と比較して優越感に浸っている可能性もあります。過去の業績なので手元に資料なども残っておらず、話を大きくしてしまっている可能性も否めません。現在の実力を考えると疑わしいと思われるような過大評価の仕方の場合、人が離れていく原因にもなります。
過去の栄光を話したがる人への対処方法

過去の栄光にすがる人への対処方法は、以下のものがあります。
- 話を真に受けすぎず、うまく聞き流す
- 話の主導権を、相手に渡さない
- あまりにしつこいときは、注意する
昔話に花が咲くことは、悪いことではありません。しかし、口を開けば自慢話で、しかも話が長いとなると考えもの。あまりにも話が長すぎる場合は、その場で注意するか、立場が上の人に相談して一声かけてもらいましょう。
まとめ
過去の栄光にすがる人には、さまざまな心理が働いていることがあります。相手の性格などを加味し、どう接するべきか考えましょう。









