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眠いのについ夜更かししてしまう…

眠気が襲ってきているのに、なぜかベッドに入らず夜更かししてしまう……という経験はありませんか。あるいは、ベッドの中に入ってからも、ついスマホを触ってしまい、なかなか寝付けないという人もいるかもしれません。
一度、夜更かし習慣が身に付いてしまうと、なかなかその習慣から抜け出せず、日中の活動に支障をきたすケースもあります。
夜更かしが引き起こす弊害とは
夜更かしが習慣化してしまうと、以下のような弊害が懸念されます。
- 日中の集中力が低下してしまう
- 情緒が乱れやすくなり、負の感情が沸き起こりやすくなる
- 不安障害を引き起こしたり悪化させたりする
日中の集中力が低下することで、仕事でミスが増えたり、他人とのコミュニケーションがうまう運べなかったりといった弊害が生まれます。
また、眠気に襲われることで情緒が乱れやすくなり、イライラしやすくなったり落ち込みやすくなったりと負の感情に飲み込まれやすくなるのも特徴です。
『眠たいのに夜更かしをする人』の心理4選

眠いのに夜更かししてしまう人は、どのような心理が働いているのでしょうか。眠たいのに夜更かしをする人の心理を知り、自分の夜更かし習慣の改善に役立てましょう。
1.その日に満足できていない
夜更かしをしてしまう人の多くは、その日に満足できていません。日中に仕事や育児をしていたために自分の自由時間が取れず、満足度が低いと無意識に感じているのかもしれません。
その日に愛する満足度が低いと、足りない分の満足度を夜中に補おうとします。そのため、頭では寝なければいけないとわかっているのに、その眠気に抗って夜更かししてしまうのです。
2.不安が頭をよぎってしまう
夜更かし習慣は負の感情や過度な不安を引き起こしやすいと言われています。
元々不安を感じやすい繊細な心の持ち主は、明日の仕事や自分の人生に対する漠然とした不安など、自分を取り巻くあらゆる不安に目を向けてしまいがちです。
夜は不安が増幅しやすい時間帯なので、この不安が解消されずにモヤモヤと頭をよぎってしまい、なかなか寝付けず夜更かししてしまうこともあります。
3.ついいろんな思考を巡らせてしまう
1つのことを深く思考する癖を持つ人は、夜間にふと頭をよぎった出来事や思考から、つい深く考え耽ってしまうことがあります。
その内容は多岐に渡り、自分の人生設計から仕事関連のこと、我が子のこと、家族のこと、楽しみにしているイベントのこと……。あるいはふとテレビで目にしたニュースから、さまざまな視点で考察してしまう人もいるかもしれません。
このタイプの人は、色々と脳内で考えを巡らせているうちに、うっかり時間が経っていて眠りに就くのが遅くなってしまった……となりがちです。
4.自分のやりたいことを優先してしまう
夜更かししてしまう人の中には、自分の感情を抑制することが難しい傾向を持つ人も多くいます。優先順位を正確につけることができず、自分のやりたいことを「今やるべきこと」よりも優先してしまうのです。
「明日は仕事だから早く寝ないと」と頭では理解しているのに、「あともう少しだけスマホを触っていたい」「テレビを見ていたい」と自分の欲求に抗えず、うっかり夜更かししてしまうことはありませんか。
このようなタイプの人は、日頃からやるべきことの優先順位をつけて、しっかり気持ちを切り替える習慣を身につけるように努力しましょう。
夜更かし習慣を改善する方法は?

夜更かし習慣を改善することは、決して簡単ではありません。しかし、日中の活動に支障をきたさないためにも、以下のような改善方法を取り入れてみてください。
- 早寝早起きを心がけて日中に仮眠を取らないようにする
- 夜23時以降はスマホを手放す
- ベッドにスマホを持ち込まない
- やるべきことの優先順位をつけて日中に終わらせる努力をする
- 早めに起きて「今日やりたいこと」をリストアップする
- 夜のリラックス習慣を取り入れる(入浴、軽いストレッチ、瞑想など)
早寝早起きを心がけることは大前提ですが、そのためには夜更かしの原因となっているものと物理的に距離を取ることをお勧めします。例えば、スマホを触ってしまうならば、スマホを23時以降は別の部屋に置いておく、などです。
他にも朝、今日のやるべきことや「これをしたら1日を充実させられる」「満足できる」と思えるような行動をリストアップしてみてはいかがでしょう。それらをなるべく日中にこなせるように動くことで、夜には「やり切った」と満足感に浸り、穏やかな気持ちで就寝しやすくなります。
夜、寝る前に心身をリラックスさせる習慣を取り入れることも、スムーズに入眠するための手助けになりますよ。
無理にでも23時にはベッドに入る習慣をつけよう
いかがでしたか。つい夜更かししてしまう人は、まずスマホを手放して、23時には無理にでもベッドに入る習慣をつけましょう。そのためには、自分を律する必要があるので、「もう少し今日を楽しみたい」という気持ちを抑え込むためにも、日中の充実度を上げましょう。









