目次
余ったご飯は冷凍して長持ちさせるのが基本!
ご飯を炊いた後、「炊きすぎちゃったな」と思ったら冷凍保存する人が多いでしょう。常温保存で品質を維持できるのは、数時間〜1日と短いですが、冷凍保存することでおいしさを損ねずに、より日持ちさせることができます。
ご飯は冷凍することで、長持ちさせることができますが、保存状態が悪かったり、あまりにも期間が経ってしまうと傷んでしまうこともあるので注意してください。
ご飯の正しい冷凍方法
ここでは基本的なご飯の正しい冷凍保存方法をご紹介します。
- 炊き立ての状態で1食分の量ごとにラップに包む
- バットなどでなるべく素早く冷やして冷凍庫に入れる
手順はとても簡単で、2ステップです。
重要なポイントは、炊き立ての状態や熱々の状態でラップに包むこと。これにより、水分がご飯に閉じ込められ、解凍した際もふんわりと美味しいご飯に戻すことができます。
また、冷凍する際は、必ず1食分ずつ分けてラップに包みましょう。その際、厚さが均一になるように調節して包んでください。その後はなるべく素早く冷まして粗熱をとってから冷凍庫に入れます。
『冷凍ご飯』の主な賞味期限は?
「ご飯は冷凍すればいつまでも美味しく食べられるのでは?」と思っている方、それは大間違いです!一定期間を過ぎると品質は徐々に劣化していくので、冷凍した場合でもなるべく早めに食べ切りましょう。
ご飯本来のおいしさを保てる期間は約1週間
一般的に、ご飯本来のおいしさをそのまま保てる期間は約1週間です。意外と短いと思う方もいるかもしれませんが、冷凍していても品質は徐々に劣化していきます。
1週間を超えると、少しずつ品質が劣化していくため、解凍した際にパサつきが気になったり、味が落ちていたりと、ご飯本来のおいしさを楽しめなくなっていく点に注意してください。
したがって、ご飯をおいしく食べられる賞味期限は、最長でも約1〜2週間を目安に覚えておきましょう。
消費期限は約1ヶ月を目安にして
冷凍ご飯は、冷凍しているので腐ることはないと思われがちです。しかし、先にお話しした通り、実は品質が徐々に劣化しているため、約1ヶ月以内に食べ切るのが安全と言われています。
また、冷凍ご飯は1ヶ月を過ぎると、おいしさが大きく損なわれているものが多いです。そのため、あまりにも長い期間、食べずに放置していた冷凍ご飯は、いざ解凍して食べられる状態であっても、ご飯としてのおいしさを感じにくいでしょう。
『冷凍ご飯』を食べてはいけない時のサイン
下記の特徴が確認された冷凍ご飯は、すでに傷みが激しく、細菌が繁殖していたり腐敗していたりする恐れがあります。食べると食中毒症状を引き起こす恐れがあるので廃棄しましょう。
変色している箇所がある
黄色やピンクなどに変色している箇所がある冷凍ご飯は、すでに傷み始めています。細菌が繁殖していたり、品質が著しく劣化しているサインなので、食べずに捨てた方が安全でしょう。
また、緑や青っぽい色に変色している箇所は、カビが生えている可能性があります。こちらも衛生的に不安が非常に大きいので、一部分であっても食べずに廃棄するのが無難です。
異臭がする
解凍した際、酸っぱい臭いや生ゴミのような腐敗臭を発生させている冷凍ご飯は、すでに傷んでいる状態なので食べずに捨ててください。
また、カビが生えているように見えなくとも、解凍した際にカビ臭さを感じた場合は、カビ菌がご飯の中で繁殖している可能性があります。食べると腹痛や下痢、嘔吐などの症状が重症化する危険もあるのでやめましょう。
糸を引いている
解凍した際にご飯が糸を引いている状態は、ご飯の中で細菌が大量に繁殖しているサインです。食べると食中毒のリスクがありますし、おいしさも著しく損なわれている状態なので、絶対に食べないようにしてください。
稀に「加熱すれば食べられるのでは」と言う人がいますが、糸を引いているご飯は高温で加熱しても菌が死滅しません。無理に食べようとせずに廃棄しましょう。
冷凍ご飯は1〜2週間を目安に食べ切るのがベスト!
冷凍ご飯は、なるべく早めに食べ切ることをお勧めします。目安として、1〜2週間以内に食べると、本来のおいしさを保った冷凍ご飯を味わうことができるでしょう。また、食べてはいけないサインが現れている冷凍ご飯は、食中毒のリスクが恐ろしいので廃棄してください。