仏壇のお線香で火事は起きる?やってはいけない4つのこととは

仏壇は、お線香とろうそくを使用します。小さな火種なので、あまり火災を意識することはないかもしれません。しかし、お線香の小さな火種でも火災を招くことがあります。どういった場面で火災が起きるかもしれないのかを把握し、ボヤや火事を招かないよう注意しましょう。火災を防止するための工夫も、紹介しています。

仏壇のお線香で火事は起きる?

仏壇は、お線香とろうそくに火をつけることが多々あります。故人をしのぶ際に火をつけることが多いですが、火を扱うということは、条件さえ合えば火災が発生する可能性があるということを忘れてはなりません。

ろうそくの火はもちろん、火が燃え盛っているわけではないお線香でも火災が発生する可能性は十分にあります。お線香は静かに燃えるので大丈夫だと、高を括るのは危険なのです。

仏壇にやってはいけない4つのこと

仏壇にやってはいけないことは、以下のものがあります。

1.可燃性のものを近くに置く

可燃性のものを近くに置くと、お線香やろうそくの小さな火種で火災が起きる可能性があります。

  • 衣類
  • 紙類
  • 枯れた花や散った葉っぱなど

お線香の火だけで火災が起きることはほとんどないものの、可燃性のものに接触することで火が発生して、ボヤや火災につながることもあります。洗濯物の部屋干しやお供えのお花の放置、カーテンが届くかどうか等、気にかけるべきことは複数点は実は多く存在しているのです。

2.不安定な場所に台を置く

不安定な場所に燭台や香炉を置くと、倒れることがあります。

  • 台の下に物を置いてガタガタしている
  • 台そのものが欠けているなど、安定感がない

ろうそくやお線香の火は、非常に小さなものです。そのため軽視しやすく、特にお線香は火そのものが出ることが非常に少ないため、油断しやすいです。不安定な場所に燭台や香炉を設置すると、近くを歩いたときの衝撃などわずかな刺激で台が倒れ、その先にあった可燃性のものに引火する恐れがあります。

3.火がついているのに目を離す・その場から離れる

ろうそくやお線香に火がついているにもかかわらず、その場から離れたり目を離すのは危険です。小さくても火であることは確かなので、ちょっとの油断が火災につながります。

  • 家事で席を外す
  • 来客の対応
  • 消し忘れなど

今まで目を離しても火災につながることがなかったとしても、油断して目を離した1回で大きな火災が起きる可能性が否めません。

4.子どもの手が届く場所に火が出るものを置く

仏壇は、もともと低い位置にあるので、幼い子どもであってもろうそくやお線香に手が届きます。そのため子どもが幼いうちは、以下のような工夫を実施するのおすすめです。

  • お参り以外のときには、仏壇に柵をつけて子どもが侵入できないようにする
  • 燭台や香炉は、使用しないとき別の場所で保管しておく
  • マッチやチャッカマンなど、火が出るものを仏壇に置かないなど

仏壇は引き出しが多く、普段大人しか触れないものなので、子どもが触りたいと思えるものが非常に多いといえます。そのためどうしても心配な場合は柵を設置するのがよいでしょう。柵を設置することで、ペットの侵入も防げます。

仏壇からの火災を防ぐ方法

仏壇からの火災を防ぐ方法は、以下のものがあります。

  • LEDライトを使用したろうそくの導入
  • 短いろうそくやお線香の使用
  • 安定した場所に燭台や香炉を設置する
  • 坊火マットを敷く
  • 定期的に香炉を掃除するなど

仏壇で扱う火は小さいものが大半ですが、だからといって侮ってはいけません。どうしても火が気になるのであれば、LEDライトを使用するろうそくを使用するの等の工夫を実施することで、火災を防ぎやすくなりますよ。

まとめ

仏壇で使用するろうそくやお線香は、火災の原因になる可能性があります。普段の使い方を振り返り、火災を招かないよう安全面に考慮して使用しましょう。

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