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貴重品を置く場所を間違えると危険!
貴重品を自宅で保管するとき、どこに置いていますか?
大事なものを隠したつもりでも、空き巣に簡単に見つかってしまうことがあります。空き巣は家の中に入り込むと、約5分以内で貴重品を探し出し、持ち去ってしまうと言われています。
ですから、貴重品を置く場所を間違えると、非常に危険なのです。この記事では、特に注意すべき危険な場所を詳しく紹介します。
貴重品を絶対に置いてはいけない7つの場所
家の中で多くの人が「安全だ」と思っている場所が、実は空き巣に狙われやすいことがあります。なぜ危険なのか、その理由を詳しく見ていきましょう。
①タンスやクローゼットの引き出し
自宅で貴重品を置いてはいけない場所として、最もよく知られているのがタンスやクローゼットの引き出しです。多くの人が「タンス預金」と言ってお金を入れているため、空き巣も真っ先にチェックします。
また、衣類の中に現金や貴金属を隠すケースが多いため、引き出しの中を乱暴に荒らして探し出します。すぐに見つかる場所であるため、絶対に避けましょう。
②ベッドのマットレスの下
映画やドラマなどでよく見る隠し場所ですが、これは空き巣にとっても非常に有名です。マットレスを持ち上げて貴重品を探すのは簡単で、短時間で終わるため、空き巣は必ずチェックします。
さらに、ベッド周辺は人がよく過ごす場所なので、空き巣は「ここに貴重品があるかも」と狙いを定めやすくなります。見つけやすいだけでなく、マットレスが破損する可能性もあるため避けるべきです。
③冷蔵庫や食品庫の中
「食料品と一緒に貴重品を隠せば見つからない」と思っている人もいますが、それは間違いです。空き巣は人の心理をよく理解しており、一見関係なさそうな場所ほどチェックします。
冷蔵庫や食品庫の中は物が多いので隠しやすいように感じますが、実際は物色が簡単で、短時間で見つかります。湿気や食品の汚れによって貴重品が傷む可能性もあるため、避ける必要があります。
④玄関近くの靴箱や棚
玄関の近くにある靴箱や棚に貴重品を保管している方も少なくありません。しかし、空き巣が侵入すると真っ先にチェックするのが玄関周りです。
なぜなら、逃走時に手早く持ち去れる場所を優先して探すためです。特に、靴箱は小さな箱や袋に入れた現金や印鑑などを隠しやすいため狙われやすく、玄関付近の棚は鍵や財布を無意識に置いてしまう場所でもあります。
⑤リビングの見える場所や棚の上
貴重品をリビングの棚の上やテレビ台、机の上など、目に付く場所に置いてしまっている家庭は意外と多いものです。
家族の集まるリビングは普段から物が多く置かれていますが、空き巣から見れば貴重品が置かれている可能性が高い場所と映ります。見える場所にあると、貴重品が瞬時に見つけられてしまうため、絶対に避けるべきです。
⑥仏壇や神棚の中
仏壇や神棚に貴重品を保管する方もいますが、これも非常に危険な場所です。昔から仏壇の引き出しにお金や貴金属をしまう習慣があるため、空き巣にとっては特別な知識がなくても予想できる隠し場所になっています。
空き巣は宗教的な理由で遠慮することはなく、むしろ真っ先に探すポイントになります。
⑦バッグやスーツケースの中
バッグやスーツケースに貴重品を保管するのは、一見安全に感じるかもしれません。しかし、空き巣が盗品を持ち去るためにバッグやスーツケースを探すことが多く、これらの中に貴重品を保管するとそのまま持ち去られる可能性が高まります。
特に、貴重品を常にバッグに入れていると、そのバッグ自体がターゲットになり、被害が拡大する恐れがあります。
安全な貴重品の保管方法は?おすすめの場所とアイデア
これまで紹介したような危険な場所ではなく、本当に安全な保管場所や工夫をすることが重要です。空き巣の心理を逆手にとり、貴重品を効果的に守るためのアイデアをいくつか紹介します。
鍵がついた金庫を壁や床に固定する
自宅で最も安全に貴重品を保管できる方法は、金庫を使用することです。しかし、軽くて小さな金庫は空き巣にそのまま持ち去られるリスクがあります。
金庫を使う場合は、重量があり、壁や床にボルトで固定できるタイプを選ぶことで、安全性が大幅に高まります。空き巣は犯行に時間がかかることを嫌うため、固定された金庫を無理に持ち去ろうとはしません。
通帳と印鑑、カードと暗証番号は分けて保管
銀行通帳やキャッシュカードと印鑑、または暗証番号を書いたメモを一緒に保管することは絶対に避けましょう。
通帳と印鑑がセットで盗まれると、口座からお金を引き出されるリスクが非常に高まります。通帳と印鑑、カードと暗証番号のメモはそれぞれ別々の場所に保管することで、盗まれた際の被害を最小限にできます。
工具箱や日用品の中に隠す
空き巣は工具や掃除用品などの日用品にはあまり注意を払いません。そのため、工具箱の中や日常的に使う洗剤の空き容器、トイレットペーパーの予備の間など、一見関係なさそうな場所に隠すのも一つの方法です。
特に小さくて目立たない貴重品を隠す際に効果的で、空き巣の目を欺くことができます。
子どものおもちゃ箱やぬいぐるみの中
意外性をつく方法として、子ども部屋のぬいぐるみやおもちゃの中に隠すのもおすすめです。子ども用のアイテムは貴重品とは無関係だと思われやすく、空き巣も見落としがちな場所です。
ただし、子ども自身が間違って貴重品を見つけたり、遊んだりして紛失しないよう、家族間での共有が必要です。
貸金庫を活用する
絶対に失いたくない重要書類や高価な貴重品については、自宅ではなく銀行などの貸金庫を利用するのが最も安全です。
銀行の貸金庫は厳重なセキュリティ管理がなされているため、空き巣はもちろん、火災や水害などの災害からも貴重品を守ることができます。ただし、利用には年単位の費用や営業時間内の出し入れ制限があるため、重要性や使用頻度を考えて活用しましょう。
まとめ
貴重品を守るためには、空き巣の心理や行動パターンを理解し、その裏をかく保管方法が欠かせません。特に、意外性を活かした隠し場所は、盗難リスクを効果的に低減できます。
一方で、家の中の隠し場所には限界があるため、本当に失いたくないものは貸金庫などの外部サービスを活用するのが理想的です。日頃から防犯意識を家族で共有し、貴重品管理のルール作りや定期的な見直しを心がけることが、安心した生活につながります。