物が捨てられない人の特徴7つ!今日からできる整頓の始め方も紹介

気づくと部屋が物であふれてしまう人には、共通した性格や心理的特徴があります。この記事では物が捨てられない人の特徴を詳しく解説し、誰でも簡単に取り組める整頓術もご紹介します。

物を捨てられない人の7つの特徴

物がなかなか捨てられない人には、性格や心理的特徴にいくつか共通点があります。自分では気づいていなくても、無意識のうちにそれらの特徴が片付けを妨げていることがあるのです。

それぞれの特徴について、詳しくみていきましょう。

1.「また使うかもしれない」と考えてしまう

物が捨てられない人は、捨てようと思った瞬間に「これはまだ使えるかもしれない」と考えます。その理由は、多くの人が一度捨ててしまった物を再び買い直すのを嫌がるためです。

また、捨ててしまったあとに後悔することへの恐れもあります。物を残すことで安心感を得ようとしているのです。しかし、実際にはほとんどの場合、再び使うことはありません。物を置いておくだけでスペースを取り、整理しようという気持ちを遠ざけてしまいます。

2.「もったいない」という気持ちが強い

クローゼットの洋服を取り出す女性

物を捨てられない人に多いのが、「まだ使えるのにもったいない」という感覚です。この感覚が強い人は、物がまだ使える状態なのに処分することを「罪悪感」として感じます。特に高価だった物や新品同様の物ほど、この心理が働きやすくなります。

ただし、使わない物を残すことは、自分自身の生活空間や時間を犠牲にしているともいえます。本当の「もったいない」は、自分の生活環境を物に奪われることかもしれません。

3.もらい物を捨てることに罪悪感がある

古い箱に入った思い出の品

物が捨てられない理由としてよくあるのが、誰かから頂いたものを処分する際の「申し訳ない」という気持ちです。贈ってくれた人に対する感謝や気遣いが強く、捨てることに罪悪感を感じてしまいます。

このような人は、人間関係をとても大切にする性格であることが多く、「物」を「相手への気持ち」と同一視しています。しかし、贈り物は相手の好意を受け取った時点で役割を終えています。処分することで感謝の気持ちが失われるわけではありません。

4.思い出の品に強く執着する

思い出が詰まった品を捨てることに強い抵抗を感じる人がいます。これは、その物を失うと記憶や大切な過去まで消えてしまうと無意識に考えているためです。

人間は物に記憶や感情を紐付けることで、自己のアイデンティティを保とうとします。実際には、思い出の品がなくなっても記憶そのものは失われません。大切な思い出は自分自身の中にあり、物を手放すことでそれが消えることはないのです。

5.優柔不断で決断することが苦手

考えている主婦

物を捨てる行為には決断力が必要です。しかし、優柔不断な人は「捨てるべきか、残すべきか」という判断をすること自体に苦手意識があります。その結果、迷いが生じて結局決められないまま物を溜め込んでしまいます。

決断を先延ばしにしても物は増える一方で、さらに整理整頓が難しくなります。優柔不断を克服するには、決断の期限や基準を明確に設定し、それを守る習慣をつけることが有効です。

6.完璧主義で整理が進まない

片付けを始めるとき、完璧に整頓しなければ意味がないと考える人もいます。このような完璧主義の傾向がある人は、片付けを始めること自体に高いハードルを感じ、最初の一歩が踏み出せません。

また、一度整理を始めても「完璧に片付かない」と感じると途中で諦めてしまいます。しかし、本来片付けとは少しずつでも進めることが重要です。60点でも良いという気持ちで取り組むことが、継続的な整理整頓につながります。

7.衝動買いをして物が増えてしまう

物を捨てられない人の中には、衝動的に物を買ってしまう人もいます。ストレス解消や一時的な満足感を求めて買い物をすることが多く、その結果として部屋に不必要な物が増えていきます。

衝動買いは購入時には気持ちが満たされますが、結局使わずに置いたままになることも多く、処分の決断をさらに難しくします。物を増やさないためには、「買う前に捨てる」など、事前に物を手放すルールを決めると効果があります。

初心者でも簡単にできる整頓術

いる・いらないのメモ

片付けが苦手な人でも、ちょっとしたコツをつかめば簡単に部屋を整えることができます。特に重要なのは、自分に無理なく取り入れられる方法を見つけることです。

ここでは誰でも実践しやすい方法をご紹介します。

物を3つに分ける方法

片付けの基本は、「必要な物」「不要な物」「保留する物」の3つに分類することです。最初は小さなスペースや引き出しから始めて、この分類を徹底します。「保留する物」の中から時間を置いて再び「必要な物」か「不要な物」か判断すると、徐々に決断力が身についてきます。

捨てるためのルールを決める

物を捨てる基準を事前に決めておくことで、迷いを減らすことができます。たとえば、

  • 1年以上使わなかったら捨てる
  • 壊れた物は即処分する

など、簡単で分かりやすいルールを作りましょう。このルールに従って片付けることで、悩まず効率的に物を減らせます。

忘却ボックスを作る

物を捨てることに抵抗がある場合、「忘却ボックス」を活用するのがおすすめです。不要かもしれないと感じる物を箱に入れ、その箱を見えない場所に一定期間(半年〜1年ほど)保管します。

その期間中に思い出せなかった物や使わなかった物は、本当に不要な物として処分する決断が容易になります。この方法なら罪悪感を軽減しながら整理整頓が進められます。

物を増やさない「1つ入れたら1つ出す」ルール

新しい物を買う時には、すでに持っている物を一つ処分するルールを決めましょう。物が増える主な原因は新たな物を迎え入れたときに古い物を処分しないことです。「1つ入れたら1つ出す」という明確なルールを守れば、自然と物の量は一定に保たれます。新しい物を買う際も慎重に判断できるようになります。

収納スペースの余裕をつくる

収納は100%いっぱいまで詰め込まず、7~8割の余裕を持たせるのがポイントです。収納スペースに余裕があることで物の出し入れが楽になり、整理整頓が自然に身に付きます。出し入れが簡単であるほど、片付けのモチベーションも維持できます。

まとめ

片付いているクローゼット

物が捨てられない心理の根本には、自分の生活や心に安心感を求める無意識の欲求があります。片付けが苦手な人ほど、まずは身近な場所から無理なく整理を始めることが重要です。

また、周囲の人に片付けを宣言すると自分自身へのコミットメントが高まり、行動につながります。小さな成功体験を積み重ねることで、片付けの習慣化と自己肯定感の向上が同時に得られるでしょう。

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