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1年間で発生する車の交通事故件数は約30万件
道路交通事故は年々減少傾向にあると公表されていますが、依然として日本全国で年間約30万件前後の車にまつわる交通事故が発生しています。
交通事故の発生原因は、歩行者や自転車側の飛び出し、信号無視などもありますが、データによるとこれは非常に少ないケースです。
多くの場合、車を運転している側の不注意などで発生しているため、交通事故を起こさないよう気を付けるためには、ドライバーが運転に集中し、視野を広く周囲の状況を確認することが求められます。
『交通事故が起こる原因』ランキングワースト5
道路交通事故の発生原因には、どのような行為が該当するのでしょうか。ここでは交通事故が起こる原因をワーストランキング形式でご紹介します。
第5位 歩行者妨害
歩行者妨害とは、歩行者優先の状況で歩行者を優先せず、そのまま車を走らせてしまったがために起こる事故を指します。
特に信号機のない横断歩道での事故が非常に多く、歩行者が横断歩道を渡っているにもかかわらず、一時停止せずに衝突してしまったり、距離感を見誤って歩行者にぶつかってしまったりする事故が後を絶ちません。
第4位 脇見運転
スマホに届いた通知やカーナビに表示されているルートを確認しようと、ほんの少しだけ視線を外した間に交通事故を起こしてしまう……などの脇見運転がワースト4位にランクインしています。
数年前に比べるとながらスマホなどの行為が減少傾向にありますが、いまだにうっかり脇見運転してしまうドライバーは多いので気をつけましょう。
第3位 運転操作不適
運転中、その場の状況に合わせた適切な運転操作ができず、うっかり誤った運転操作を行ってしまったために起こる事故も多発しています。
最近では、高齢ドライバーによる運転操作不適が原因の事故の多発しており、ハンドル操作を誤ったり、ペダルの踏み間違いなどによる事故には特に注意が必要です。
第2位 安全不確認
車を運転する際は、必ず前後左右の安全を確認しながら走行することが大事です。しかし、意外と安全確認を怠ってしまうドライバーは多く、「左側は見ていたけれど右側を確認し忘れていた」という理由で右側からやってきていた車と衝突してしまう事故が全国各地で発生しています。
一時運転や徐行運転時にも安全不確認によって交通事故が起こるケースは多いです。全方位に意識を巡らせつつ、周りの車との車間距離を意識するなど、安全確認を怠らないようにしましょう。
第1位 漫然運転
最近の道路交通事故原因として最も多い理由が漫然運転です。漫然運転とは、視線は前方にしっかり向いているにもかかわらず、頭の中では別のことを考えていたり、ぼーっとしている状態を指します。
近年、ストレスや疲労、睡眠不足などで運転中にも運転に集中できなくなっている人が増加傾向にあります。こうした日々の疲れは漫然運転を招き、交通事故に発展する恐れがあるので気をつけましょう。
交通事故を起こさないために運転中に意識すべきこと
自分が運転する車で交通事故を起こさないためには、運転している最中は常に運転に注意を払い、意識を向けることが大切です。
- スマホの通知はオフにしておく
- こまめに休憩をとる
- ガムを噛むなどして脳を覚醒させる
- 周りとは十分な車間距離をとる
- 常に周囲の状況を確認する
- ほんの短時間でも目を離さない
- 横断歩道では歩行者優先を強く意識する
運転中は、特に事故原因になりうる上記のポイントを意識して、安全に最大限気をつけながら走行しましょう。
運転中はルールを守り”運転”に意識を強く向けて
車を運転している最中は、ルールを守ることはもちろん、運転以外のことに気を取られないよう、しっかり意識を運転に集中させることが大切です。運転の集中力を下げてしまう要素は取り除き、安全に最大限配慮しながら運転しましょう。