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ドライフラワーにはどんな意味があるの?
ドライフラワーは、生花を乾燥させることで長く楽しめるようにした花です。インテリアや贈り物として人気がありますが、実はその背後には特別な意味が込められています。
ドライフラワーが象徴すること
ドライフラワーには、生花が枯れずに長期間その美しさを保つことから、以下のような意味合いがあります。
- 永遠(変わらない気持ち)
- 感謝(ずっと大切にしたいという気持ち)
- 友情(変わらぬ関係)
これらの意味があるため、特別な日のプレゼントや記念品としてもよく使われています。
昔から使われてきたドライフラワー
実はドライフラワーの歴史は古く、古代エジプトでは王様のお墓にドライフラワーで作られた花冠を捧げた記録があります。また日本では江戸時代から、千日紅などの花が乾燥させて飾られていました。このようにドライフラワーは世界中で古くから大切にされてきたのです。
ドライフラワーを部屋に飾らない方がいいといわれる理由
ドライフラワーには魅力も多い一方で、部屋に飾ることを避けたほうがいいと言われる理由もあります。その理由を詳しく見ていきましょう。
①風水で運気が下がるとされるから
ドライフラワーは、風水では「陰の気」を持つとされます。これは、生きている花が枯れて死んだ状態になっているためです。「陰の気」は悪いエネルギーを溜めやすく、特に次の場所に飾ると運気を下げる可能性があると言われています。
- 玄関(運気の入り口なので陰の気が良い気を妨げる)
- 寝室(リラックスして眠る場所に陰の気が溜まりやすい)
- 暗い場所やクローゼットの奥(陰の気がさらに増幅される)
しかし、赤色のリボンを巻いたり、透明な瓶に入れて飾ることで陰の気を和らげることができます。
②虫が湧きやすいから
ドライフラワーは乾燥した植物なので、シバンムシやコナチャタテムシといった虫がつきやすい環境です。特に注意すべき虫は以下の2種類です。
シバンムシ
- 乾燥した植物を好む
- 大量発生の可能性あり
- 関連してアリガタバチ(人を刺す)が発生する可能性
コナチャタテムシ
- 湿気のある場所で発生するカビを食べる
- 湿気管理が重要
虫がついてしまった場合、人体に深刻な害はないものの、不快感や二次被害を防ぐため早めの対策が必要になります。
③劣化して汚れやすいから
ドライフラワーは特殊な加工をしているとはいえ、時間と共に劣化します。特に直射日光や湿気のある環境では劣化が進み、以下の問題が起こりやすくなります。
- 花びらや葉がポロポロと落ちる
- 部屋が汚れやすく掃除が大変になる
- 劣化した花材がホコリを吸着し、ハウスダストの原因になることもある
このため、定期的な掃除や管理が必要となります。
④アレルギーの原因になる可能性があるから
ドライフラワーは表面にホコリやダニが付着しやすく、アレルギー体質の人には注意が必要です。特に長期間放置していると、ホコリや花粉が静電気で吸着し、アレルギー症状を悪化させる可能性があります。
アレルギーを避けるためには以下のことに気をつけましょう。
- 飾る期間を短めにして、定期的に新しいものと交換する
- ハンディモップなどで定期的にホコリを払う
- アレルギー症状が出やすい寝室などの場所に飾らない
⑤湿気でカビが生えやすいから
ドライフラワーは乾燥しているため、一見カビにくそうですが、実際は湿気に弱く、梅雨時など湿度の高い環境では簡単にカビが発生してしまいます。カビが生えると見た目が悪くなるだけでなく、健康被害の原因にもなります。
カビを防ぐためにできる工夫としては、
- 湿度が高い季節は特に換気を頻繁に行う
- 飾るときは乾燥剤を一緒に置く
- 湿気の多いトイレ、洗面所、キッチンなどには置かない
などがあります。
ドライフラワーを飾るときにやっておきたい工夫
ドライフラワーには様々なデメリットがありますが、飾り方を少し工夫することで問題を軽減することもできます。手軽に実践できる方法を紹介します。
飾る場所を工夫する
風水や虫の問題を避けるためにも、飾る場所を選びましょう。
- 風通しがよく、人がよく通る廊下や階段付近
- 日が差し込む窓際(ただし直射日光は避け、カーテン越しの光程度に)
- 天井から吊るしてホコリが付きにくくする
これらを意識するだけでも、問題の発生を抑えることができます。
赤いリボンや花を添える
風水では、ドライフラワーの陰の気を打ち消すために、陽の気を持つ赤い色を添えることが推奨されています。
- 赤いリボンを巻いて飾る
- 赤い花を一緒に組み合わせる
こうすることで陰陽のバランスが整い、運気が下がる心配も和らぎます。
透明な瓶やガラスケースに入れる
ドライフラワーを透明な瓶やガラスケースに入れることで、虫やホコリから守ることができます。また、風水的にも陰の気を閉じ込める効果があり、運気が下がるのを防ぐとされています。
虫よけ対策を行う
ドライフラワーに虫がつくのを防ぐためには、防虫対策も必要です。
- ドライフラワー用の防虫スプレーを使う
- 虫が嫌う香りを持つラベンダーやユーカリを一緒に飾る
- 定期的にドライフラワーをチェックし、異常があればすぐ処分する
これらを行うことで虫の発生を未然に防ぐことができます。
まとめ
ドライフラワーはインテリアとして魅力的ですが、部屋に飾る際には気をつけなければいけないポイントもあります。特に、日本の気候は湿気が多く虫やカビの問題が深刻になりやすいです。
風水的な要素やアレルギーリスクもありますが、飾る場所や管理方法をしっかりと工夫することで、これらの問題を軽減できます。特に気をつけたいのは湿度の管理。除湿剤やこまめな換気を日常的に取り入れて、ドライフラワーを清潔に長く楽しみましょう。