『揚げ物で使った油』は使い回せる?回数の目安や危険な場合の見分け方

揚げ物をすると、1回で結構多く油を使用しますよね。1回使っただけで揚げ油を捨てるのはもったいないので、何度か使用するという人が大半ではないでしょうか。そこで気になるのが、揚げ油を何回使い回してよいかという点と、揚げ油の劣化サインです。揚げ油を再度使っても問題ないか、見極めポイントを知っておきましょう。

『揚げ物で使った油』を使回せる目安の回数

美味しい揚げ物に重要な油の温度管理と温度計

一度揚げ物をすると、結構多い量の油を使用しますよね。昨今は油の価格も高騰しているので、1回使っただけで揚げ油を捨てるのはもったいないと感じる人も多いでしょう。

  • 揚げ油を使い回せる目安の回数…正しく処理をして2~3回

処理の方法が適切でないと劣化するので、最悪の場合食中毒を起こす可能性もあります。揚げ物油を使用してはいけないときの、見極め基準を知っておきましょう。

揚げ物油を使い回してはいけないときの見極め基準

使用不可の揚げ物油化を見極める基準は、以下の通りです。

1.どろどろになっている

油は、最初からある程度のとろみがついています。しかし、強いとろみがついているわけではありません。開封して最初に使用したときよりも、明らかに油の粘度が高くなっている場合は、劣化している可能性があるので使用しない方が無難です。

2.透明ではなくなり、色が変わっている

油は、使用する種類で最初についている色が異なります。しかし、どれも透明度が高いのが特徴です。

  • 最初使ったときより、明らかに透明度が下がった
  • 油の色が濁っている
  • 色が変わっている、濃くなっている

油の変色や透明度の低下は、劣化した油に見られやすい特徴の一種です。酸化が進み劣化し始めているときに現れやすく、特に油の色が黒っぽい色になっているときは要注意!

3.加熱後、細かな気泡が継続して出る

揚げ油は、加熱して使用しますよね。その際、劣化している油は、食材を揚げた後いつまでも細かな気泡が出続けます。温めた段階で黒っぽい煙がすぐに上がるのも、劣化しているときに見られやすいサインなので、2回目以降揚げ油を使用するときは加熱中の段階で状態をこまめに確認してください。

4.油臭さが目立つ

揚げ油は、ごま油やオリーブオイルを使用しない限り、基本的には無臭です。開けてすぐの油から油臭さは感じないですよね。加熱中や油を使用するため鍋などに出した際、油臭さがあまりに目立つ場合は、劣化している可能性が高いので、使用せず破棄しましょう。

揚げ物油の破棄方法

牛乳パック

揚げ油を正しく処理する方法は、以下のものがあります。

  • 牛乳パックを使用する…牛乳パックの中に丸めた新聞紙など油をよく吸う可燃性の紙を入れ、油を注ぎこんで牛乳パックの蓋をガムテープなどでしっかりと止めて油が出ないようにする
  • ポリ袋を使う…牛乳パック同様に新聞紙などを丸めて袋の中に入れて油を注ぎこみ、袋の口を閉じる
  • 市販の油凝固剤を使用する

牛乳パックとポリ袋を使った油の処理を行う場合は、自然発火を避けるために水もしみこませておくと安心です。上記の方法で処理すれば、可燃物として燃えるゴミの日に処理できます。

まとめ

揚げ油は、使い回せる回数に限りがあります。とはいっても、保存状態が悪いとすぐに劣化するので、劣化しているかを見極めるサインは知っておいて損はありません。

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