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りんごを握り潰すのに必要な力はどれくらい?
りんごを素手で握り潰す行為は、一時期テレビやSNSでも話題になりました。ただ、実際に試してみると、りんごは思ったよりずっと固くて、なかなか簡単には潰せません。
りんごを握り潰すのに必要な握力は約80kgと言われています。成人男性の平均握力が約45kg、女性は約27kgなので、男性でも約1.8倍、女性なら約3倍の握力が必要になる計算です。
80kgの握力がどれほど強力なのか、少しイメージしてみましょう。これは、固く閉まったジャム瓶のフタを開けるのに必要な握力(約30kg)の2倍以上。つまり、普段の生活ではまず体験できないほどの強い力です。ちなみに、世界記録では1分間に25個のりんごを潰した人もいます。
他の果物はどれくらいの握力で潰せる?
りんごは約80kgの握力で潰せますが、他の果物はどうでしょうか?それぞれの果物の握り潰す難しさを比べてみました。
《りんごより固い果物》
- 梨(約95kg):皮が薄く、中身が密で潰しにくい
- キウイ(約92kg):柔らかそうでも意外と固い
- バナナ・硬め(約115kg):完熟前の青いバナナは非常に固い
《りんごより柔らかい果物》
- 柿(約35kg):熟れてくるとどんどん柔らかくなる
- 桃(約27kg):握力が弱くても潰しやすい
- バナナ・完熟(約35kg):よく熟したバナナは簡単に潰れる
同じ果物でも熟度によって潰すのに必要な力が大きく変わります。バナナなどは熟す前と後で3倍以上も違うことがあります。
握力が弱くてもりんごを潰せるコツ
りんごを潰すためには握力が約80kg必要とされていますが、実際にはそれより少ない握力でもコツを使えば潰せます。握力が60kg台でも成功している人もいます。握力が少し足りない人は次の方法を試してみてください。
- 指の関節を使う:指の腹ではなく、指の関節を立てて押し込むように力を加える
- りんごのくぼみを使う:りんごの上下のくぼみに指をしっかりかけ、縦に割るイメージで潰す
- 熟したりんごを選ぶ:硬すぎず、表面がやや柔らかくなったりんごを選ぶ
ただ力任せに握るのではなく、こうしたコツを組み合わせると少ない力でも潰しやすくなります。
握力を鍛える方法と安全に行うポイント
りんごを潰すために握力を鍛えたい場合、安全に続けられる方法で行いましょう。間違ったやり方は手首や指を痛める原因になるので注意が必要です。
《道具を使う方法》
- ハンドグリップ:手軽に握力を鍛えられ、握り回数を決めて継続するのがポイント
- ダンベル運び(ファーマーズウォーク):両手に重めのダンベルを持ち、短い距離を歩く
《道具を使わない方法》
- タオル絞り:濡らしたタオルをギュッと強く絞る動作を繰り返す
- 懸垂バーにぶら下がる:バーにぶら下がって握力を強化(無理せず短時間から)
どちらの方法でも週に2~3回、痛みや違和感を感じたらすぐ休みましょう。指や手首を痛めないためにも、必ず準備運動やストレッチをしてから行うのが大切です。
まとめ
りんごを握り潰すには約80kgという驚きの握力が必要ですが、工夫次第で握力が少し足りなくてもチャレンジできます。友達と競ったり、自分の握力を試して楽しむのも面白そうですね。
ただ、無理してケガをしないように注意しましょう。握力アップのトレーニングを続けていけば、いつか本当に潰せる日が来るかもしれません。ぜひ楽しみながら挑戦してみてください!