『車高を低くする』と何が起こる?考えられるメリット・デメリットとは

車高を低くするとスポーツカーのような外見になり、愛車をかっこ良くみせることが可能です。しかし、車高を低くするとメリットとデメリットの両方が考えられます。本記事では、車高を低くすることで考えられるメリット・デメリットをまとめました。

車高は『サスペンションの交換・調整』で低くすることが可能

車高とは、自動車の地面から車の一番高い部分までの高さを指します。一般的な自動車は、3.8m以上の車高の自動車は公道での走行を禁止されていますが、その基準内であれば車高を調整することは可能です。

車高を高くしたり低くしたり調整する方法は、主に3つです。

  • 車高調整式サスペンション・・・サスペンション全体を交換して車高を調整する
  • ダウンサス・・・サスペンションのスプリング部分のみを交換して調整する
  • エアサス・・・空気圧を調整して車高を上下させる方法

上記の方法で車高を調整することが可能ですが、同時に車高を低くすることで考えられるメリットとデメリットを理解しておく必要があります。

『車高を低くする』ことで考えられるメリット

車高を低くすると、どのようなメリットが考えられるのでしょうか。

見た目がスタイリッシュになる

車高を低くしたいと考える人の大きな理由として、見た目がスタイリッシュで魅力的な外見になるという点が挙げられます。

スポーツカーのようにとまではいかなくとも、車高を低くすることで愛車が引き締まった印象の外観になり、スポーティーな印象を与えてくれるでしょう。

走行性能が向上する

車高を低くすることで、重心が下がります。すると、車体の傾きが軽減されたり、コーナーなどで横滑りしにくくなるため、安定性が高まるというメリットが考えられます。

また、スピードを出して走行する際(高速道路など)も重心が安定しやすいので、安定した走行を維持しやすい点もメリットの1つです。

直感的なハンドル操作が楽しめる

走行性能が向上することで、ハンドル操作がより直感的になります。

実際にハンドルを操作するたびに自分の持つハンドルの動きとしっかり連動しているような直接的な感覚を楽しむことができるという声も多いです。

『車高を低くする』ことで考えられるデメリットは?

車高を低くしたいと考える人も多くいますが、車高を低くすることでどのようなデメリットが考えられるのでしょうか。

乗り心地の悪さを感じやすい

車高を低くすると、地面との距離が近くなるため、地面から受ける振動や凹凸の衝撃を感じやすくなります。

また、車高を低くすると乗り降りしにくくなるというデメリットも生じるので、ご家族がいる方は特にこうした点を事前に話し合う必要があるでしょう。

視野が制限されるため周囲の交通状況が見えにくい

車高を低くすると、実際の車高で走行するよりも視野が制限されます。すると、周囲の交通状況が見えにくい箇所が出てきたり、高速道路や雪道などでは支障が出ることも考えられるでしょう。

視野が制限されている状況で走行していると、当然ながら通常の車よりも事故リスクが高くなる傾向があるので、より慎重に運転したり、周囲へのさらなる安全確認が求められます。

段差や路面と接触しやすく車体が傷つくリスクが高まる

車高を低くすると、車体が段差や路面と近くなるため接触しやすいリスクが生じます。

特に段差や凹凸のある道路、駐車場への乗り降りなどで接触するリスクが高まり、車体が傷つきやすくなるので注意が必要です。

車検に通らない可能性も

基本的に車検は車高の上限を見ることが大半ですが、あまりにも車高の低い車は車検に通らなくなる恐れもあります。車高が低すぎると、運転中に底擦れが起きやすく、この現象によって交通事故を招く危険が高まるからです。

したがって、車高の調整はプロに依頼して、安全基準内に収まるように調整してもらいましょう。

車高はメリット・デメリットを理解して調整しよう

車高を低くすることで、よりスタイリッシュな見た目になったり、走行性能を向上させたりすることが可能です。しかし、車高を低くするデメリットもあるので、どちらも理解した上で調整を検討しましょう。

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