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嘘をつく人の心理って?
平気で嘘をつく人に振り回されると、「なぜこんなにも簡単に嘘をつけるのだろう」と疑問に感じることがありますよね。実は、頻繁に嘘をつく人は、嘘をつくことが習慣化してしまい、罪悪感を感じにくくなっています。ただし、すべての人がまったく罪悪感を抱かないわけではありません。なかには嘘をついたあとで後悔や罪悪感を感じているケースもあります。
嘘をつく時は、心の中に不安や焦り、緊張が生まれます。そのため、嘘は会話中にさまざまなサインとして表れてしまいます。嘘を見抜くポイントを知って、自分の身を守ることが大切です。
嘘をついている人の7つの特徴
嘘をつく人には、普段とは異なる行動や話し方など、さまざまなサインが現れます。ここでは、特にわかりやすく見抜きやすい特徴を7つ紹介します。
1. 口数がいつもと違う
嘘をついている人は、普段の話し方と比べて口数に大きな変化が見られます。いつもは静かな人が急にたくさん話したり、反対に普段はよく話す人が急に口数が少なくなることがあります。
これは、嘘をつくために言葉を慎重に選んだり、言い訳を考えたりしているためです。また、嘘がばれないかと緊張してしまい、うまく話せなくなることもあります。普段の話し方と比べて、大きく変化があるかどうかをチェックしてみましょう。
2. 声の調子が変わる
嘘をつくと、声の調子にも変化が現れます。例えば、普段よりも声が高くなったり、急に話すスピードが速くなったりします。逆に、話すスピードが遅くなり、言葉をゆっくりと慎重に選んでいる場合もあります。
声の変化が起きるのは、嘘をついていることに対しての不安や緊張が原因です。話し方のスピードや声の高さの急な変化には注意してみましょう。
3. 表情がぎこちなくなる
嘘をついているとき、人は無意識にぎこちない表情を見せることがあります。例えば、笑顔が不自然だったり、一瞬だけ表情が不安げに変わる(微表情)ことがあります。また、緊張からまばたきが急に多くなったりすることも特徴の一つです。
さらに、口元や鼻など顔の一部を頻繁に触るのも、嘘をつくときの緊張感からくる行動の一つです。普段と比べて表情が不自然ではないかよく観察してみましょう。
4. 視線が不自然になる
「視線をそらす=嘘」というイメージを持つ人もいますが、実際には、視線の動きには個人差が大きいため、視線だけで嘘を見抜くことは難しいです。ただし、普段より異様に相手を見つめ続けたり、逆に視線を落ち着きなく動かしたりするのは、不安や焦りを隠そうとしている可能性があります。
視線だけで決めつけることは危険ですが、普段と違う視線の動きがないかという視点で観察してみてください。
5. 言葉を何度も繰り返す
嘘をついている人は、相手の言ったことを「あぁ、〇〇ね」「うんうん、〇〇かぁ」と不自然に繰り返すことがあります。これは、自分が言うべきことを考える時間を稼ぐためです。会話を引き延ばすことで、次の言葉を探しているのです。
相手の言葉を何度も不自然に繰り返す場合は、次の発言にも注意してみましょう。
6. はっきり答えず、質問で返す
嘘をついている人は、自分が嘘をついているとバレないように、質問に対してはっきり答えずに質問で返したり、曖昧な返答をしたりします。これは質問に直接答えると嘘がバレやすくなるため、自分の責任を回避しようとしているのです。
例えば、「昨日どこにいたの?」という質問に対して「え?なんでそんなこと聞くの?」というように、話題をそらすような返答が増えます。質問に対してはっきりと答えず、質問返しや曖昧な返答が多い場合は注意しましょう。
7. 自分のことを詳しく話さない
嘘をつく人は、自分の行動や出来事について、細かく話すことを避けます。これは、詳しく説明するとボロが出やすくなるからです。そのため、話がいつも簡単だったり、大事なポイントが抜けていたりします。
また、普段は自分のことを話す人なのに、急に自分について話さなくなる場合もあります。相手が自分のことについて話すのを避けていると感じたら、嘘をついている可能性が高まります。
嘘をつかれた時の上手な対応方法
相手が嘘をついているとわかった時、どのように対応すればよいでしょうか。以下の方法を参考に、自分が振り回されないようにしましょう。
- 冷静に受け流す:感情的になって責めると関係が悪化します。
- 重要な話は複数人で聞く:後でトラブルにならないようにします。
- 大切なことを任せない:重要なことを頼むのは避けましょう。
- 適度な距離感を保つ:深入りすると自分がストレスを抱えてしまいます。
嘘を指摘すると、相手はさらに嘘を重ねる可能性があります。無理に相手を変えようとするのではなく、自分を守るために冷静に対応しましょう。
まとめ
嘘をつく人を見抜くには、相手の変化に注目することが最も重要です。ですが、嘘つきと距離を置けない場合もあります。そんな時は、相手を完全に信頼するのではなく、「もしかしたら嘘かも」と少し疑いの気持ちを持っておくことが大切です。また、自分が嘘をつかれる原因になっていないか、相手との関係性も振り返ってみることをおすすめします。