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なぜ昔やんちゃだったことをアピールするのか?
あなたの身近にも「昔は悪かった」とわざわざ自慢する男性はいませんか?普通は過去の悪さは隠したがるものなのに、彼らはなぜそれを自慢げに話すのでしょうか。
実は、「昔は悪かったアピール」をする男性には、周囲の人に特別な存在として認められたいという心理が働いています。過去に問題を起こした自分を美化し、あえてそのことをアピールすることで、自分の価値を高めたり、自分を守ったりしようとしているのです。
ここからは、そんな男性が抱える心理を5つに分けて解説します。
昔は悪かったアピールする男性にありがちな5つ心理
昔ヤンキーだったことを自慢する男性には、本人が自覚していない隠れた心理が存在します。その心理を順番に見ていきましょう。
1. 自分を強そうに見せたい
昔やんちゃだった、悪かったという男性は、自分を周囲の人から怖がられる存在として見せることで、誰からも舐められないようにしたいのです。「昔は暴れていた」「喧嘩に強かった」などと言えば、他の人が簡単には歯向かってこないと思っているのでしょう。
また、このタイプの男性は自分の弱さを隠したい心理が強い傾向があります。実は内面では自信がないため、「昔は強かった」という話をして周囲を威嚇し、自分を守っているのです。しかし周囲からは、「また始まった」と呆れられてしまうことも多いでしょう。
2. 自分を褒めてほしい(認めてほしい)
「昔はヤンキーだった」と繰り返す男性には、周囲の人から認めてもらいたいという強い欲求があります。昔は悪かった自慢をすると、当時の自分の活躍を聞いた人が「すごい」「怖かったんですね」と反応してくれることが多いからです。
現在の生活であまり褒められたり、認められたりする機会がないと、こうした「過去の栄光」を繰り返し話してしまいます。ただ、昔の悪い行動を褒めてくれる人は実際には少なく、むしろ話を聞く相手を困惑させたり、不快にさせたりしてしまうこともあります。
こうした心理が強い男性は、周囲が褒めてくれないとますます自慢話を繰り返してしまう傾向があります。
3. 昔のことを美化している
昔は悪かったアピールを繰り返す男性には、自分の過去を必要以上に美化している人もいます。実際には大したことをしていないのに、年月が経つにつれ記憶がどんどん美しく脚色され、「昔はヤンキーでかっこよかった」と思い込んでしまう心理です。
これは「黒歴史」を美化してしまう心理現象でもあります。当時は恥ずかしかった行動でも、記憶の中で都合よく修正され、やがて本人の中で「かっこいい思い出」になってしまうことも。
周囲からすると「そんなにすごいことではないのでは?」と思う話でも、本人は真剣に自慢してしまいます。本人が赤面するような過去でも、自慢話として語り続けてしまうため、周囲から見るとちょっと恥ずかしく映ってしまうのです。
4. 悪い男がモテると信じている
昔ヤンキーだった男性の中には、悪い男や危険な男性がモテると信じ込んでいる人もいます。ドラマや映画などで、不良っぽい男性が女性から人気を集める場面を見て、「やんちゃだった男=魅力的な男」というイメージを持ってしまったのです。
そのため、「昔悪かった」と女性の前で話せば、自分が魅力的に見えると思い込んでいます。実際には女性のほとんどが「昔は悪かった」と言われても、特に魅力を感じることはなく、むしろ子どもっぽく感じてしまうもの。
しかし本人はこの「勘違い」に気付かず、つい過去の悪さをアピールし続けてしまうのです。
5. 自分の居場所が欲しい
昔ヤンキーだった人は、その頃の仲間意識を強く持っています。仲間と一緒にやんちゃをした思い出が強く心に残っており、それを語ることで当時の仲間や場所と繋がっているような安心感を得ているのです。
特に現在、周囲との関係が希薄だったり孤独感を感じている男性は、過去の仲間との結びつきを強調して安心したい気持ちがあります。「昔悪かった」と話すことで、過去の仲間との強い絆や自分が認められていた場所を再確認し、孤独感を和らげているのです。
昔は悪かったアピールする男性への対処方法
昔の悪かった話を繰り返す男性への対処法としては、以下の方法が効果的です。
- 軽く聞き流す
真剣に話を聞いていると疲れてしまいます。適度に相槌を打ちながら、深く聞かず軽く流しましょう。 - すぐに話題を変える
「ところで、最近は何をしているの?」と質問し、過去から現在に話を戻してあげると効果的です。 - 褒め言葉を与えつつ方向転換する
「すごいですね。でも今は〇〇の方がもっとかっこいいですよね」など、現在の話題に誘導すると話題が切り替わります。
このように、相手が気分を害さないよう気遣いつつ、話題をさりげなく変える工夫をしましょう。無理に否定すると逆にこじれてしまうため、自然に話を逸らすのがベストです。
まとめ
男性が昔悪かった話をする背景には、承認欲求や自分の弱さを隠したい気持ち、過去への美化など、複雑な心理が絡み合っています。こうした発言は迷惑に感じることもありますが、実は本人も無意識に自分の居場所を求めているのかもしれません。
聞き流す優しさも時には必要ですが、あまりに自慢がひどい場合は「今のあなたの方が魅力的」という現在の価値を伝えることで、本人の意識を少しずつ未来に向けてあげるのもよい方法です。