ベランダで避けるべき迷惑行為5選…『外だしOKでしょ?』は通じない!

ベランダは共用部分であり、ちょっとした音や臭いでも近所迷惑になることがあります。実際にトラブルに発展しやすい行為を5つ厳選して紹介します。快適な暮らしのためにも、自分の使い方を確認してみましょう。

ベランダでやってはいけない5つの迷惑行為

ベランダは家の一部でありながら、マンションやアパートでは「みんなの場所(共用部分)」でもあります。そのため、自分では普通のことと思っていても、周囲には迷惑をかけていることがあります。実際にトラブルになることが多い行為を紹介しますので、自分が当てはまらないかチェックしましょう。

1. タバコを吸う

家族が嫌がるからと室内を避けてベランダで喫煙する人は多いですが、煙や臭いが近隣の洗濯物につき、窓から室内へ入り込むケースもあります。実際に、ベランダ喫煙による迷惑で裁判が起こり、5万円の賠償が命じられた判決もあります。特にマンションやアパートでは、風の影響で数階離れたところにも被害が及ぶことがあるため、ベランダでの喫煙はやめましょう。

2. 火を使うこと(バーベキューや花火など)

ベランダでバーベキューや花火、カセットコンロなど火を使う行為は、ほぼすべてのマンションやアパートの管理規約で禁止されています。火災の原因になるだけでなく、煙や臭いで迷惑をかけたり、避難経路を塞ぐ危険性があります。もし火気を使って事故が起きた場合、賠償責任が発生する可能性もあります。

3. 大きな音が出る作業や音楽

DIYで電動工具を使ったり、大音量で音楽を流したりすると、大きな騒音となって近所迷惑になります。特に休日や夜間はトラブルに発展しやすく、実際に騒音が原因でトラブルになったり、損害賠償が認められた事例もあります。音が出る作業は室内で、周囲への配慮を心がけて行うようにしましょう。

4. 大量の水を流すこと

ベランダで子ども用プールを使ったり、高圧洗浄機やホースで掃除したりすると、水が排水管から溢れたり、階下に漏れたりすることがあります。マンションの排水設備は多量の水を一気に処理できるよう設計されていないことが多く、実際に水漏れトラブルになるケースが多数報告されています。ベランダで大量に水を使うのはやめましょう。

5. 生ゴミを置くこと

ベランダに生ゴミを置くと、蓋が閉まっていてもすぐに腐敗臭が発生し、コバエやゴキブリなどの害虫が大量発生します。特に夏場は数時間で臭いや害虫が発生するため、生ゴミは密閉容器に入れて室内や冷凍庫に保管し、決められたゴミの日に出すようにしましょう。

やり方次第では迷惑になる注意行為

ベランダの鉢植え

ここで紹介する2つの行為は、全面的に禁止されているわけではありませんが、やり方を間違えると迷惑行為となる可能性があります。トラブルを避けるため、普段から気をつけましょう。

ガーデニング

ベランダでのガーデニング自体は多くの家庭で楽しまれていますが、落ち葉や土が排水溝に詰まって水が流れなくなったり、植物につく虫が隣の家に移動したりするとトラブルの原因になります。ガーデニングをする場合は、鉢の下に受け皿を置き、こまめに掃除して清潔に保ちましょう。

ペットの毛や鳴き声

ペットのブラッシングをベランダですると毛が飛び散って隣の家の迷惑になり、鳴き声も騒音トラブルになることがあります。特にマンションなどの集合住宅では、吠える声が響きやすく、苦情の原因になりやすいです。ブラッシングは室内で行い、吠えやすいペットの場合は静かになるよう日常的な訓練や対策を行うと安心です。

まとめ

ベランダの迷惑行為を避ける基本は、「自分だけの空間ではない」という意識を持つことです。実はベランダは、火災や地震などの緊急時に大切な避難経路にもなっています。普段から整理整頓を心がけ、物を置きすぎないようにしましょう。また、迷惑行為に気づいたときは、感情的に対応せず、管理会社や自治体の相談窓口を活用すると円滑に解決できます。

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