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飲みかけのペットボトルが危険な理由
ペットボトル飲料を途中まで飲んで放置すると、知らないうちに細菌が増えてしまうことがあります。細菌が増える理由や保存の仕方による影響を説明します。
口をつけると細菌が入り込む
ペットボトルに直接口をつけて飲むと、口の中の細菌が飲料に入ります。その結果、飲料内で細菌が増え始め、時間がたつと健康に害を及ぼす可能性があります。細菌が大量に増えると食中毒の危険があります。
常温と冷蔵の違い
ペットボトルを常温で保存すると、細菌が急激に増殖します。特に夏場や暖かい場所では、数時間で細菌が大幅に増えてしまいます。一方、冷蔵庫で10℃以下で保存すれば、細菌の増殖を抑えることができます。
車内や暑い場所での放置は危険
暑い季節の車内や直射日光が当たる場所にペットボトルを放置すると、細菌が短時間で急激に増殖し、飲料が傷む危険性が高まります。こうした環境では数時間でも細菌が危険なレベルまで増える可能性があります。
飲みかけのペットボトルはいつまで安全に飲める?
飲みかけのペットボトルを安全に飲むためには、以下の目安を守りましょう。
口をつけた場合は当日中に飲みきる
ペットボトルに口を直接つけて飲んだ場合は、常温でも冷蔵でも8時間以内に飲みきることをおすすめします。時間がたつと細菌が増えるため、翌日まで持ち越さないようにしましょう。
口をつけずにコップに注いだ場合
ペットボトルからコップに移して飲んだ場合でも、一度開封すると細菌は侵入します。冷蔵庫で保存する場合でも、2〜3日以内には飲みきることを推奨します。
飲む前に確認したい3つのポイント
ペットボトル飲料を飲む前に、細菌が増えていないか確認する方法を紹介します。飲料が傷んでいるかどうか、簡単に確認できます。
- 色が変わっていないか:
まず飲料の色をよく見ましょう。濁っていたり色が変わっている場合は、細菌が増えている可能性があります。その場合は飲まずに捨てましょう。 - 変なにおいがしないか:
次に、飲料のにおいを確認します。酸っぱい臭いや発酵した臭いがする場合は、細菌が繁殖しているため飲まないほうが安全です。 - 少しだけ味見をしてみる:
最後に、異常がなくても少しだけ味見をして確認しましょう。変な味や酸味、刺激があれば飲料は傷んでいます。飲まずに処分しましょう。
まとめ
飲み残しのペットボトルは、飲んだ直後から細菌が入り、急激に増えることがあります。安全のために、飲み残したら「なるべく早く冷蔵庫で保存する」ことを心がけてください。
また、保存した後に飲料が安全か不安な場合は、無理せず捨てる勇気も大切です。健康を守るために、ペットボトルの飲料は常に新鮮な状態で飲むように意識しましょう。