車中泊で絶対やっちゃダメなNG行為7選!最低限知っておくべき基本マナー

宿泊費の節約や自由な旅のスタイルとして近年人気の車中泊。ただし、安全上のリスクや守るべきマナーがあります。この記事では、車中泊で絶対に避けたい危険なNG行為や安全対策を詳しく解説します。

人気が急増する車中泊、守るべきルールとマナーの現状は?

車のキャンプ

近年、車中泊を楽しむ人が急激に増えています。特に新型コロナウイルス感染症の流行以降、宿泊施設を避ける傾向が強まり、2024年の車中泊利用者数は2019年比で約12倍に増加しました。全国にRVパークや有料の車中泊施設が500か所以上整備されるなど、専用施設の利用が推奨されています。

しかし、その一方で、一部の車中泊ユーザーによるマナー違反が問題視されています。特に道の駅や高速道路のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)は「休憩施設」であり、長時間の滞在や宿泊目的での利用は禁止されています。利用時には施設ごとのルールやマナーを守ることが重要です。

絶対避けたい!車中泊でやってはいけないNG行為7選

車中泊を安全に楽しむために、次にあげる行為は絶対に避けましょう。マナー違反だけでなく、自分自身や周囲の安全を脅かすリスクがあります。

①一晩中エンジンをかけっぱなしにする

一晩中エンジンをかけっぱなしにすると、一酸化炭素中毒の危険性があります。特に冬季は排気口が雪に埋もれると排気ガスが車内に逆流し、命に関わる重大事故に繋がる恐れがあります。

夏場の暑さ対策としても、エンジンをつけっぱなしにするのは避け、ポータブル扇風機や保冷剤など、別の安全な対策をとりましょう。また、エンジン音は周囲への迷惑にもなります。

②同じ施設に長時間・何日も居座る

道の駅やSA、PAなどは宿泊施設ではなく、あくまで短時間の仮眠や休憩用の施設です。同じ場所に何時間も居座ったり、複数日連続で利用すると店舗や施設管理者に大きな迷惑をかけます。休憩は2~3時間を目安にし、長期間滞在したい場合は専用のRVパークやキャンプ場などを利用しましょう。

③人気がなく暗い場所で一人車中泊する

人気がなく暗い場所での単独車中泊は、犯罪や事故に巻き込まれるリスクを高めます。特に女性や子ども連れの場合、暴行事件や強盗など重大犯罪の危険があります。安全のため、必ず明るく人の気配がある場所を選びましょう。

④車の鍵を閉め忘れる・貴重品を外から見える場所に置く

車内で眠る際は必ずドアロックをかけましょう。鍵を閉め忘れると、窃盗だけでなく暴行や命に関わる危険にも繋がります。また、財布やスマートフォン、カメラなどの貴重品は外から見えない場所に保管し、窃盗犯に狙われないよう注意が必要です。

⑤車中泊禁止エリアや許可されていない場所で宿泊する

道の駅や公共施設の中には、すでに車中泊を明確に禁止している場所もあります。禁止エリアで宿泊すると、迷惑行為として通報される恐れもあり、地域住民とのトラブルにもつながります。禁止区域での宿泊は絶対に避け、許可された施設やRVパークを利用しましょう。

⑥ゴミや汚水を放置したまま立ち去る

最近問題になっているのが、車中泊利用者が残していくゴミや汚水です。ゴミを施設のゴミ箱以外の場所に捨てたり、汚水を排水溝や道路脇に捨てたりすることは重大なマナー違反です。車中泊ユーザー全体の評判を落とす原因にもなります。自宅に持ち帰るか、指定された場所に正しく処分しましょう。

⑦施設のコンセントを無断で使用する・車外で調理や食事をする

道の駅やSAなどの施設に設置されているコンセントを許可なく使用するのは窃盗行為に該当します。電源が必要な場合は、ポータブル電源を持参しましょう。また、施設の駐車場でテーブルを広げたり、バーベキューなどの調理を行ったりすることも、明確なマナー違反となります。食事や調理は車内または許可されたスペースのみで行いましょう。

車中泊は危険でリスキー…安全に眠るには?

車と寝袋

車中泊を安全で快適に楽しむために、以下の対策を実施しましょう。

  • CO(一酸化炭素)警報機を必ず車内に設置する
  • 排気口が塞がれないよう、停車時に必ず周囲を確認する(特に積雪時)
  • ポータブル電源を活用し、エンジンに頼らない暑さ・寒さ対策を行う(電気毛布や扇風機など)
  • 窓に専用カーテンやサンシェードを取り付け、プライバシー保護や防犯性を高める
  • 寝る前や起床後はこまめにストレッチを行い、エコノミークラス症候群を予防する
  • RVパークなど専用施設を利用し、安全と利便性を確保する

季節ごとの気温対策も重要です。冬季には厚手の寝袋や防寒具、夏季には扇風機や保冷剤を必ず用意しましょう。

まとめ

車中泊のマナー違反や安全管理を怠ると、利用できる場所が減り、快適に楽しむための環境が損なわれてしまいます。マナーを守ることはもちろん、車中泊が快適になるようなアイテムを積極的に取り入れることで、より安心して楽しむことができます。また、車内での過ごし方に工夫を凝らすこともポイントです。音楽や映画、読書などのリラックスできる環境を整えると、より充実した車中泊になるでしょう。

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