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家に鳥が巣を作る理由
人間が住む家は、取りが巣を作るのに好都合な条件がそろっています。
- 雨風がしのぎやすい
- 人間の残飯などを漁りやすい
- 天敵となる動物から襲われる可能性が低い…蛇・猫・たぬきなどの野生の生き物
一度巣を作って安全だと確信すると、鳥は何度でも同じ場所に巣を作ることが大半です。
家に鳥が巣を作ると起きるかもしれないトラブル
家に鳥が巣を作ると、以下のことが起きやすくなります。
1.フンで汚れる
鳥が家に巣を作ると、大量のフンが落ちてきます。前触れがわからないため、ちょうど巣の下を通りがかったときにフンが落ちてくるということもあるでしょう。また、玄関先に巣を作れば玄関が、車に近い場所だと車がフンで汚れることも想定されます。
衛生面でも不快な状態になるだけでなく、乾燥したフンは頑固汚れになることもしばしばあるので注意しましょう。また、フンの嫌なニオイも不快感を招く原因につながります。
2.鳴き声がうるさい
家に鳥が巣を作ると、鳥の鳴き声が気になりやすいのも特徴です。
- 早朝の鳴き声
- ひな鳥が親から餌をもらうときの声など
鳥の声は声量がそれなりに大きく、家に近い場所だと音が逃げにくいためさらに大きな声に聞こえやすい傾向があります。
3.健康被害が起きることも
家に巣を作る鳥は、野鳥です。そのため、健康被害を被ることがあります。
- フンによってアレルギーのような症状が出ることがある
- ダニやノミを持っており、健康被害をもたらす
野鳥は、一般人ではわからないウイルスを持っている可能性もあります。体が弱い人や抵抗力が低い人は、フンなどの被害を受けやすいので、注意しなければなりません。
4.場合によっては鳥から襲われるかも
鳥が巣を作るのは、繁殖のためです。巣を作り、つがいになって卵を産み、ヒナを育てるために巣を作ります。育児をしているときの鳥は、攻撃的になる面を持っています。うかつに巣に近づくと、ヒナ鳥を守るため親鳥が攻撃してくるかもしれません。
特に鳥の巣の近くに意図的に近づいたわけではなくても、近くを通りかかっただけで鳥から襲われることもあるので要注意!
鳥の巣を撤去する方法
家にできた鳥の巣を撤去する方法は、以下の通りです。
- 卵やヒナが居なければ、自力で撤去可能…フンなどには十分注意し、感染症対策を行う
- 卵やヒナがいる場合は、行政に許可を得なければならない…許可を得ていないと鳥獣保護管理法違反になり、1年以下の懲役または100万円以下の罰金
- 業者に依頼して撤去してもらう…費用相場は2~3万円
まだ卵やヒナがいない段階だったり、既に巣立っているものであれば、許可を得ずとも撤去できます。しかし、ヒナや卵が巣にある場合は、行政に申請して撤去しなければなりません。
行政に撤去依頼をしても撤去してくれないことが多く、その場合は自力で除去するか専門業者に依頼して撤去することになります。
まとめ
家に鳥の巣ができたのを放置してしまうと、思わぬ事態を招く恐れがあります。被害に遭わないためにも、巣の状況を把握して適切に対処して巣の撤去を行いましょう。