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子どもが偏食になる原因
子どもが偏食だと、栄養面などで不安を感じる親は多いです。どうして子どもは偏食になりやすいのか、原因をまとめました。
- 味覚が大人よりも敏感で、酸味や苦味があるものは本能的に避けやすい
- 外見的に受け付けない
- においが好きではない
- 食材やその場の雰囲気に警戒している
- 食事することを強要された思い出があり、トラウマになっているなど
偏食になる原因は、さまざまあります。前述通り、子どもは大人よりも味覚が鋭く食への経験が浅いため、どんな子でも偏食になる可能性があります。
偏食の子どもにすべきではない『NG行動』4選
偏食の子どもへすべきではない行動は、以下のものがあります。
1.無理強いして食べさせる
大人がついやってしまいやすい行動の中に、「食べなさい」と子どもに食事を強要することが挙げられます。幼児期などの幼い時期に食事を無理強いしてしまうと、食事に対する印象が悪くなるのでNG。
無理やり子どもの口に食べ残している食材を入れて咀嚼させたり、お茶で嫌いなものを流し込むように食べさせると、子どもの体が拒否反応を起こして嘔吐する恐れもあります。言わずもがなトラウマになる原因です。
2.食べないことに対して腹を立て、怒鳴る
なかなか子どもが食事をしてくれず、わがままばかり言っていると、ついイライラしてしまいますよね。食べるのが遅かったり、嫌いなものが見えた瞬間ごちそうさまをしてしまうと、心が折れてしまうものです。
だからといって、苦手なものを残したことを執拗に責めるのはNG。食べないことに対して、感情に任せて「食べなさい!」と怒鳴るのもよくありません。
3.プレッシャーをかけて食べさせる
食事自体が遅い子に対し、早く食べろと言う雰囲気を醸すのはNG。食事を急かしたり、残すことへのプレッシャーを与えてしまうと、食事そのものに対しての印象が悪くなります。楽しく食べられるおやつばかり食べ、食事からは逃げようとすることもあるので、プレッシャーはかけないようにしましょう。
4.嘘をついて食べさせようとする
嫌いなものは、大人でも極力食べたくないですよね。子どもも同じ気持ちであり、子どもの方が自分の気持ちに素直なので、嫌いなものは食べたがりません。だからといって、「入ってないよ」など嘘をついて子どもが嫌いなものを食べさせようとするのはNG。
大人を信じて食べたものの中に嫌いなものが入っていることがわかったら、子どもは食事をするときに嫌いなものが入っていないか警戒してしまいます。
偏食の子どもへの対処方法
偏食の子どもへの対処方法は、以下のものがあります。
- 量を減らして、子どもが食べられる分だけ用意する
- おやつの量を減らし、食事のときにおなかが減っておくように調整する
- なんで嫌いなのか聞いてみる
- 見た目や味付けを変える
- 食べられないことを否定せず、気持ちに寄り添い共感する
食べられないことは悪い事だと刷り込んでしまうと、嫌いな食材の克服に時間がかかり、食事そのものが苦痛なものになるかもしれません。子どもの心身の健やかな発達のためにも、偏食であることは否定せず、子どものタイミングで苦手な食材にチャレンジできる環境を整えましょう。
まとめ
子どもは味覚が敏感なので、どんな子でも偏食になる可能性はあります。偏食であることそのものを全否定せず、子どもが無理なく食事できるような環境を整えてあげてくださいね。