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車の寿命は一般的に13〜15年、走行距離は15万キロが目安
車の寿命は一般的に走行距離が15万キロを超える13〜15年が平均とされています。この頃になると、部品が劣化し始め、部品交換や修理にも費用がかかるため、新車に買い替える人が増えるのです。
しかし、中には13年を経たずに車の不調が激しくなったり、ある日突然故障してしまう人もいます。反対に、15年を過ぎても大きな不具合は起きず、20年以上同じ愛車を乗り続けている人もいるでしょう。
一体、なぜこんなにも所有者によって車の寿命が大きく違うのでしょうか。
こんな行動は車の寿命を縮める原因に…
まずは車の寿命を縮める行動をチェックしてみましょう。以下の運転操作や習慣は、車を劣化させたり不具合を見逃してしまう原因となるので意識的に避けてください。
- 「急」がつく運転操作
- 停車中にハンドルを回す
- 点検やメンテナンスを行わない
- 1年で1万キロ以上走行する
- 車を長期間動かさない
- 過剰な暑さや寒さの環境下で保管する
急ブレーキや急ハンドルなどの「急」がつく運転操作は、車のあらゆる部分に大きな負荷をかけてしまいます。また、1年で1万キロ以上走行すると、どうしても車に搭載されている部品が消耗され、劣化してしまうので寿命が早く訪れてしまいがちです。
反対に、車を長期間動かさずに放置していると、バッテリーが弱ってしまったり、上がって空っぽになってしまい寿命を縮める原因となります。
車の寿命を延ばす『5つの秘訣』
現在愛用している車を長く乗り続けるためには、どのようなポイントを意識すべきなのでしょうか。ここでは車の寿命を延ばす秘訣をご紹介します。
1.推奨時期に点検してメンテナンスを行う
車は年に一度、12ヶ月点検を行うことが推奨されています。また、車種によってはメーカーごとに点検の推奨時期が異なるので、基本的にはこの2点の点検を必ず行うようにしてくだい。
その上で、必要に応じてメンテナンスをその都度行いましょう。
- エンジンオイルの交換
- タイミングベルトの交換
- タイヤ交換
以上の3つのメンテナンスは、車の寿命に大きく影響します。エンジンオイルは3ヶ月〜半年に一度、タイミングベルトは10年に一度、車のタイヤは損傷箇所があればそのタイミングで交換、あるいは3年ごとに交換が推奨されています。
2.定期的に車を動かす
車は定期的に動かすことで、部品の劣化やスムーズな運転操作を維持しましょう。運転することで、ガソリンを適切に消費し、バッテリーを充電することが可能です。
車を定期的に運転する目安は、1週間に一度、30分程度です。1週間以上乗らない場合も、2週間に一度は30分〜1時間程度、車を走らせることを心がけてください。
3.安全運転を心がけて負荷を回避する
急ハンドルや急ブレーキなどの乱暴な運転は、車の部品を劣化させたり、タイヤを摩耗したりと様々な部分に負担をかけてしまいます。
したがって、車に負荷をかけないよう安全運転を心がけ、発進するときもゆっくり少しずつ加速させていったり、停車する際も少し前から少しずつ減速することを心がけましょう。
4.日常的に状態を点検する
定期的にプロに点検してもらうことも非常に重要ですが、日常的に異常がないか自分の目でチェックすることも大切です。
- ウィンドウウォッシャー液の量
- ブレーキ液やバッテリー液の量
- 冷却水の量
- エンジンオイルの量
- タイヤの空気圧や損傷、摩耗箇所がないか
- 電装品の動作
基本的には以上の点検を乗るたびに行いましょう。毎日乗らない人でも、1〜2週間に一度は状態を点検する習慣をつけてください。
5.小さな異常も見逃さずに点検に出す
車を運転しているとき、エンジンをかけたときなど、小さなことでも「あれ?」と思うような違和感や異変を見つけたら、早めにカー用品点やメーカー、車の整備工場に点検をお願いしましょう。
不具合を見て見ぬ振りして乗り続けていると、ある日突然動かなくなったり、操作がうまくできずに事故を起こしてしまう危険があります。また、大きな事故に発展しなくとも、部品などが劣化しているサインなので、さらに寿命を縮める原因になってしまうでしょう。
車は安全な運転操作や日常点検を忘れずに大切に扱って
車は正しく安全な運転を心がけ、日頃から異常が見当たらないか点検する心がけを保つことで、長く乗り続けることができます。あらためて愛車を長く乗り続けるためにも、安全な運転操作や日常点検を怠らないようにしましょう。